トルコリラ

トルコリラの価値守る

トルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁は記者会見し、通貨リラの急速な下落について「あらゆる手段を用いてリラの価値を守る」と述べた。

今後の相場変動によっては追加の政策金利引き上げも辞さない考えをにじませた。

クーデター未遂事件後の大規模弾圧とトランプ次期米大統領の勝利で、トルコリラの対ドル相場が過去最安値を連日更新、物価上昇などが懸念されている。

トルコ中央銀中央銀行は11月、低金利を望むエルドアン大統領の意向に反し、約3年ぶりの利上げに踏み切ったがリラ安を食い止めるには至っていない。

チェティンカヤ氏は現在年12回開催している金融政策決定会合について、2017年からは年8回程度に減らす考えも表明した。

エルドアン大統領からの利下げ圧力続く中、中央銀行の独自性、中立性を示したトルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁に拍手を送りたいです。

上にもあるようにトルコでは通貨リラの急速な下落によるインフレ圧力によって、物価上昇、経済に悪影響を与えています。

インフレーションとは

そもそもインフレ(インフレーション、inflation)とは、物の値段が上がりお金の価値が下がる状態のことです。

日本もこのインフレを目指していますが、トルコの状況とは大きく違います。

日本はインフレを緩やかに進めようとしています。

インフレ率に直すと年数%程度、2.0%が目標です。

(日本は2016年現在-0.16%)

この数%のインフレは、好景気、順調に経済が成長している状態と見なされます。

一方トルコの場合は、現在8.40%。

インフレ率が2桁、年10%を超えるような状況は明らかに経済に悪影響を及ぼしますし、異常です。

竹中平蔵(元大臣、経済学者)も「5%を上回る物価上昇はよくない」と言っていますし、世界の経済学の中でも一般的とされています。

実質所得は低下し(マイナス)、自国通貨の資産価値も低下(マイナス)。

マイナスとマイナスが掛け合わさり、大マイナスとなってしまうのです。

そりゃー国民がドルやユーロを持ちたがるわけです。

(関連記事:トルコリラに両替しようキャンペーン)


トルコ10月鉱工業生産

本日08日、トルコ10月の鉱工業生産が発表されました。

前年比+2.0%と市場予想の同+1.5%を上回る強い数値となっています。

09月実績-3.1%の時は心配しましたが、これで少しは安心出来るというものです。

ちなみに前月比でも+3.7%と、09月実績の同-3.8%から大きく回復しています。

これを受けトルコリラ買いが進み、対ドル、対円でも値を上げています。

18時過ぎに、一時1トルコリラ=33円89銭まで上昇!

自然と笑みがこぼれるというものです♪

しかしその後1円以上も値を下げる事態に。

これは欧州中央銀行(ECB)理事会による資産買い入れプログラムを来年末まで延長するという発表によるものです。

結果、ユーロ安ドル高の煽りを食らってしまいました。

まあ、世界経済的には良いことなのですけどね…複雑な気分です。


トルコ、株価・債券・外国為替情報

07日のイスタンブール証券取引所のイスタンブール100種指数は、597ポイント高で終了。

平均株価は0.79%上昇しました。

債券市場の指標債券の複利利回りは10.66%です。

外国為替レートは、

1ドル=3.40トルコリラ

100円=2.97トルコリラ
(1トルコリラ=33.670円)

1ユーロ=3.65トルコリラ

という結果になっています。

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