エルドアン大統領、中央銀行に利下げ圧力
エルドアン大統領は、02日演説にて
枕の下で外貨が眠っている人たちはトルコリラに換えよう。
トルコリラの価値を上げよう。
金利を下げる以外に方法はない。
高金利は金融部門を蘇らせることになる。
このことは同時に国営銀行のためにも言う。
と述べ、改めてトルコ中央銀行への利下げを公然と要求しました。
こういうことはせめて水面下でやって欲しいですね。
政治的(支持率)の関係から民衆に向かってそう言いたいのでしょうけど、それを言うと中央銀行の独立性、中立性が保たれません。
専門家に任せるのが妥当ですし、そういう考え方が国際的にも主流です。
そもそもトルコ政府とトルコ中央銀行の政策の不一致が原因です。
トルコリラ最安値更新でも書きましたが、
トルコリラ安、資金流失を食い止めるために政策金利の引き上げ(利上げ)したい、トルコ中央銀行。
憲法改正の国民投票実施もあり、政策金利の引き下げ(利下げ)したい、エルドアン大統領政権側。
その結果か、トルコリラは一時31円60銭程度まで値を下げています。
まあ、その後急反発し、32円26銭あたりまで値を戻しましたが…。
ちなみにトルコリラ円の最安値は11月09日の米国大統領選挙にてトランプ候補勝利時の1トルコリラ=30.65円です。
iサイクル注文トライオートFXも選択肢に
そもそもトルコリラはこんなにボラティリティ(為替変動幅)が大きい通貨ではないと思うのですが、こんなに値幅が大きければ、iサイクル注文やトライオートFXも十分選択肢に入ります。
このブログに来られる方はトルコリラ円(TRY/JPY)買いポジションで設定すると思いますので、相場が上下に動けば新規と決済を自動で行いコツコツと稼ぎ、(トルコリラ安円高など)逆方向に進んだ場合は、スワップポイントを楽しみながら運用するのも面白いかもしれません。
結局ヒロセ通商でのスワップポイント狙いを選びましたが、悩みどころですね。
トルコ、株価・債券・外国為替情報
02日のイスタンブール証券取引所のイスタンブール100種指数は、871ポイント高の7万3390ポイントで終了。
平均株価は1.2%上昇したことになります。
債券市場の指標債券の複利利回りは10.93%。
外国為替レートは、
1ドル=3.51トルコリラ
100円=3.1トルコリラ
(1トルコリラ=32.258円)
1ユーロ=3.74トルコリラ
という結果になっています。