そろそろ利上げした方が…
現在:8.25%
予想:8.25%
結果:8.25%
トルコ中央銀行はこの9カ月間で合計15.75%と急激に利下げしており、そろそろ利上げを検討・実施する時期では…。
※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。
最新のトルコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
インフレ+61%なのに金利は据え置き14.00%トルコリラ/円は堅調推移でむしろ上昇(;^_^A トルコ中央銀行(TCMB)は14日、政策金利を14.00%に据え置きました。これで4会合連続の据え置きです。[…]
トルコ政策金利は8.25%と据え置き
トルコ中央銀行は23日、主要な政策金利の1週間物レポ金利を年8.25%のまま据え置くと決めた。
据え置きは2会合連続。
足元のインフレ率(12.6%)を大きく下回り、利下げ余地は乏しくなっていた。
市場では次回以降の利上げを予想する声もある。
中央銀行は声明でインフレは年後半に減速するとの認識を示す一方、「年末の予測インフレ率(7.4%)は上振れのリスクがある」と述べた。
「5月に始まった景気回復は加速しつつある」との認識も示した。
主要な外貨獲得源の観光は新型コロナウイルスの影響で不振だが、中央銀行は「輸出の回復と(原油などの)商品価格安が経常収支を支えるだろう」との見通しを述べた。
引用元:日本経済新聞
結果、トルコの政策金利は、
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績8.25%、市場予想8.25%に対し、実績8.25%!
はい、市場予想通り政策金利は据え置きとなりました。
新型コロナウイルスの流行により利下げ理由を得たのか、ウイサル総裁も嬉々として利下げを繰り返していましたが、各国と違いインフレ率は上昇!
トルコのインフレが深刻なのか、いち早く景気回復しているのか判断付きかねますが、インフレが上昇しているのに据え置きでも危ぶまれるのに利下げなんてもってのほかです。
なんとか市場の信頼を失わずに済みました。
しかし上記に書いた通り、2019年7月に当時のチェティンカヤ総裁が解任され、新たにウイサル氏がトルコ中央銀行総裁に就任。
その後、
2019年07月:4.25%利下げ
2019年09月:3.25%利下げ
2019年10月:2.50%利下げ
2019年12月:2.00%利下げ
2020年01月:0.75%利下げ
2020年02月:0.50%利下げ
2020年03月:1.00%利下げ
2020年04月:1.00%利下げ
2020年05月:0.50%利下げ
と、2019年06月までの政策金利は24.00%だったのが、8.25%にまで急激に利下げされています。
エルドアン大統領の公約である金利一桁台はとっくに達成されているのにね。
【トルコ🇹🇷政策金利発表】
前回:8.25%
予想:8.25%
結果:8.25%市場には好感を持って迎えられるも効果はすぐ切れる
まあなんとか据え置きで踏ん張ったかなと
でも本当は1.5%くらいの利上げはして欲しいところ
でないと経済よりも先にトルコリラとインフレが…😭 pic.twitter.com/a5yJTWWcjT— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) July 23, 2020
さて、政策金利は据え置きとなりましたが、心配されるトルコ経済についても中央銀行は発言しています。
アルバイラク財務相も「ロックダウン(都市封鎖)が終わり需要が回復している、景気のV字回復に期待している」と述べていますが、この人はデータや事実に基づいて発言せず「こんなこといいな、できたらいいな」で発言しているので横に置いておいて…。
トルコのサービス収入の約9割をはじき出すトルコの観光セクターは不振だが経常収支は安定すると…。
いやいやいや、本当ですか?
トルコの観光業は新型コロナウイルスにより壊滅的なダメージを受けています。
各国ともロックダウン(都市封鎖)は解除されていますが、例えば最大の観光客数を誇るドイツはトルコへの渡航を制限したままです。
例え制限していなくても、わざわざ外国(トルコ)までバカンスを楽しみに行く人はかなり少なくなっているでしょう。
特にドイツをはじめとした観光収入に大きく寄与する高額所得者が多い欧州側の観光客が激減しているのが痛い!
エルドアン大統領はドイツのメルケル首相に渡航制限を解除するように求めていますが、解除されたからと言って上記理由でドイツ国民がトルコに観光に行くとは思わないのですが…。
まあ新型コロナウイルスの影響とは言え、トルコ経済の受難は続く…。
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
高金利通貨国の実質金利
今回の利下げでトルコの実質金利は、政策金利8.25%-インフレ率12.62%=-4.37%!
実質金利のマイナス幅が拡大しています。
ユーロ圏が-1.9%くらい、日本でも-0.90%なのに、いったいどこのインフレを上げたくて上げたくて仕方がない国なんでしょうか?
本来なら利上げが原則のはず…なんでんすけどね。
それでは他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、
同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+2.10%。
政策金利3.50%-インフレ率2.10%=+1.40%!
メキシコのインフレ率は+3.33%です。
政策金利5.00%-インフレ率3.33%=+1.67%!
南アフリカもメキシコも一時期の高金利通貨っぷりは影を潜めていますが、それでもプラスを維持しています。
(南アフリカのインフレ率は減少傾向ですが、メキシコのインフレ率が上昇傾向なのが気になりますが…)
トルコは早急にインフレを改善させるのは難しいので、やはり政策金利を上げるしかないと思います。
政策金利発表でトルコリラ
トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=6.8420トルコリラくらいでしょうか。
政策金利発表直後は予想通りだったためか変わりなかったですが、徐々にドル安トルコリラ高に進んでいます。
と言ってもこれはトルコ側の影響ではなく、アメリカの労働市場の悪化が景気回復を抑制するとの見方とともに、追加緩和観測を受けたドル売りが進んだ結果なんですけどね(苦笑
ドル/円
1ドル=106円80銭くらいでしょうか。
トルコの政策金利発表時までは107円台を回復していましたが、前週分の新規失業保険申請件数が、
前回:130.7万件(130.0万件より上方修正)
予想:130.0万件
実績:141.6万件
と予想外に増加したことから、アメリカ雇用情勢のさらなる改善は当面期待できないとの思惑や、米中関係の悪化を警戒して円高が進んでいます。
と同時にリスク回避の円買いも進んでいるようです。
トルコリラ/円
1トルコリラ=15円60銭くらいでしょうか。
正直トルコ政策金利では動かず、アメリカの経済指標の悪化で動いています。
市場的にはドル安円高トルコリラほんのちょっと高でしょうか。
頑張れ、トルコリラ!
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トルコの政策金利は現在8.25%(2020年7月24日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
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