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トルコ政策金利3会合連続で据え置き14.00%【2022年3月会合】

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-悩み・苦悩

政策金利は据え置き14.00%

トルコリラはほぼ値動きなし

 
トルコ中央銀行(TCMB)は17日、政策金利を14.00%に据え置きました。

これで3会合連続の据え置きです。

政策金利の据え置きは予想通りも、もしかしたらウクライナ情勢悪化による悪影響に配慮し、まさかの利下げ…。

…といったことはなかったのは評価できますが、インフレ率が前年比で50%を超えるなど、おかしな状況となっていることを考えると、むしろ大幅利上げしないことが、おかしな状況なんですけどね(;^_^A
 

トルコ中央銀行政策金利

現在:14.00%
予想:14.00%
結果:14.00%
 
トルコ中央銀行は2022年3月会合で、政策金利を据え置き、14.00%にすることを決定!

市場予想通りのためかトルコリラの値動きも限定的でした(;^_^A

 

次回トルコ大統領選挙は2023年。

2023年6月18日までに国政選挙(議会と大統領の同日選挙)が行われ、エルドアン大統領が再選されれば、もう1期5年となります。

一部報道によると、総選挙を今年夏ごろに前倒しで実施する可能性があったようですが、それも今回のロシアによるウクライナへの侵攻で立ち消えに…。

支持率も低迷中なので、任期いっぱいまで務めるのではないかと。

その総選挙で政権交代が行われ、政教分離・親米親欧政権が樹立されれば、トルコリラはさらに暴騰するはず!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。

最新のトルコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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トルコリラとメキシコペソのFXブログ-疑問・質問

 

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トルコリラ政策金利は14.00%

トルコ中央銀行は17日、金融政策決定会合を開き、主要政策金利の1週間物レポ金利を年14.00%で据え置くと決めた

据え置きは3会合連続。

ウクライナ情勢を受けてインフレがさらに加速する可能性があり、市場では利上げに踏み切るとの観測もあった。

通貨リラの対ドル相場は金利据え置きの発表後、一時は前日比1%を超えて下がった。
 

トルコはインフレが収まらない。

2月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比で54%だった。

2月下旬にロシアがウクライナ侵攻を始めたことで、大半を輸入に頼る石油・天然ガスの価格が上昇した。

インフレ圧力はさらに高まっている。
 

インフレ率を考慮した実質金利は大幅なマイナスになっており、経済学の定石では利上げでインフレを抑制する局面だ。

だが、金利そのものを嫌うエルドアン大統領は中銀に圧力をかけ、利上げに同意していないもようだ。

低金利の環境で輸出を振興し、経常収支を改善することで通貨や物価を安定させる考えのようだ。

 

引用元:日本経済新聞

 
結果、トルコの政策金利は、

トルコ中央銀行1週間物レポ金利(=政策金利)

前回実績14.00%、市場予想14.00%に対し、実績14.00%!
 

政策金利の据え置きは市場予想通りで、トルコリラの反応は薄く、値動きもごく僅かです。

さすがに発表直後は3-4銭程度下落しましたが、3時間も経たずに発表前の値を回復しています。
 

今回のトルコ中央銀行(TCMB)による政策金利発表の市場の関心は薄く、前日発表されたアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げ。

1時間後に発表されたイングランド銀行(BOE)による利上げ。

そして引き続きウクライナ情勢が主要な話題で、今回の下げも地政学リスクやそれに伴う原油高(どちらもトルコリラ安要因)に関心が向いている、と言うのが現状ですけどね(;^_^A
 

ただ、トルコ中央銀行(TCMB)が利上げしなかったことによる他国(特にアメリカ)との金利差縮小から、トルコやトルコリラに投資する妙味が失われつつあるのは事実なので、その点で言えばトルコ中央銀行(TCMB)による据え置きがトルコリラ安を招いたとも言えるでしょう。
 

トルコ中央銀行(TCMB)は声明で、「最近の政策決定の累積効果を監視する」と改めて表明。

また政策金利を据え置いた理由を、「【ベース効果やウクライナでの紛争解決のほか】持続可能な物価と金融の安定のためにとられた措置を背景に、ディスインフレ(インフレ率が低下していく状態化)のプロセスが始まると予想されるため」と説明しています。
 

これらの声明内容は前々回の1月会合や前回2月会合時と声明内容とほぼ同じであり、違いは【ベース効果やウクライナでの紛争解決のほか】が付け加えられたぐらいです。

前回も「本当かいな…」と書きましたが、むしろインフレは加速度的に上昇しているのですけどね。

さらにロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響により、両国から約90%の輸入依存となる小麦の輸入がストップした影響のほか、原油価格も高値圏で推移していることも含め、3月の物価指数も一段と上昇することが予想されています

このままだと市場関係者はトルコ中央銀行(TCMB)の言葉をオオカミ少年の言葉と同義に思い、信じなくなる恐れも…。
 

話を元に戻し、「最近の政策決定の累積効果を監視する」の声明内容により市場では、当面も政策金利の据え置き期間が続き、利下げ再開時期が遠のいたのでは、との見方が多数を占めています。

逆に言えば、利上げ時期も遠のいているとも言えるですけどね(;^_^A

そのためトルコリラは対ドル・対円でも大きな動きはなく、トルコリラ/円も政策金利の発表時とは思えないくらいに、落ち着いた値動きとなっています。
 

それにしても今回のロシアによるウクライナ侵攻は、トルコにもトルコリラにも大迷惑です。

ロシアもウクライナも黒海を挟んで北隣。

地政学リスクもさることながら、上記通り輸入小麦の90%がロシア産・ウクライナ産のため輸入小麦が激減。

原油・天然ガスもさらに上昇しています。
 

さらにトルコを訪れる外国人観光客の国別観光客数はロシアが1位で、ウクライナが3位です。

つまり今後、この両国からの観光客はあまり期待できそうにもありません。

外国人観光客の減少は経常収支の赤字、観光産業への大打撃となります。

現に今年2022年1-3月期GDPは、昨年2021年10-12月期の前期比+1.5%からマイナス成長に転じる可能性も出てきました。
 

そもそもトルコの輸入・輸出割合は、

輸出:1.0
輸入:1.5

です。

同じ無資源国でありながら円安が好影響を与える日本とは真逆で、トルコリラ高の方がトルコに好影響を与えます。
 

トルコは石油や天然ガスをほとんどを輸入しており、原油高・天然ガス高に加え、トルコリラ安で購入代金が高くなっており、国民はさらに多くのお金を払う羽目になっており、苦しんでいます。

現にトルコでは過去1年で電気やガスなどのエネルギー料金は5割以上も上昇しています。

電気やガス、ガソリン・灯油などのエネルギー価格が上昇すれば、ほぼすべての商品・サービスの値段も上昇します。

トルコリラ安が物価上昇を促しているのです。
 

そもそも下の図のように、現在トルコは絶賛インフレ加速中です。

トルコ政府は付加価値税の引き下げや、一部世帯を対象とした電気代軽減などの政策を相次いで打ち出していますが、効果は目に見えていません。

利上げしてでも抑制すべきところですが…。
 


 
上記通りインフレは上昇しており、今回の政策金利の据え置きで実質金利はさらにマイナス幅を広げています。

トルコから資源が産出されれば、昨今の資源高によって違ってくるのでしょうが、残念ながらトルコは日本同様、ほとんど資源を算出しません。

ウクライナ戦争のより、最近のエルドアン大統領が新ロシア・親中国から親EUよりになってきたのが、トルコリラにとって数少ない利点でしょうか(;^_^A
 

トルコ銀行のカブジュオール総裁は、市場と大統領の間で板挟みになっており、苦しいのも理解できます。

利上げしてしまえば解任されることでしょう。

据え置きでも精いっぱいの抵抗なんでしょうね。

もう、いっそエルドアン大統領がトルコ銀行総裁を兼任すればすっきりするのにね(;^_^A
 

高すぎるインフレ率を改善するなら利上げすべきです。

しかしトルコの利上げは、ただでさえ弱い景気を冷やしかねず、雇用の改善も進まないでしょう。

逆に景気回復・失業率の改善を目指すなら利下げすべきです。

すると今後は利下げは通貨暴落によってインフレの加速を招きかねないというジレンマに陥っています(-_-;)

どちらにしろトルコ中央銀行は難しい舵取りを迫られそうです。

 

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高金利通貨国の実質金利

今回の政策金利の据え置きでトルコの実質金利は、政策金利14.00%-インフレ率54.44%=-40.44%!

2021年12月の-4.89%、2022年1月の-24.08%、2月の-34.69%から、さらにマイナス幅を拡大しています。

まあ、インフレが目も当てられないくらい上昇しているのに、政策金利が据え置きならそうなりますよね(-_-;)
 

さて気を取り直して、他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、

同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+5.70%

政策金利4.00%-インフレ率5.70%=-1.70%!

(1月27日:南アフリカは政策金利を0.25%利上げし4.00%に)

次回政策金利発表は2022年3月24日。
 

メキシコのインフレ率は+7.07%です。

政策金利6.00%-インフレ率7.28%=-1.28%!

(2月10日:メキシコは政策金利を6.00%に利上げしました)

次回政策金利発表は2022年3月24日。
 

メキシコペソも南アフリカランドも、一時期の高金利通貨っぷりは影を潜めていますが、それでも0.25%から0.75%の政策金利が多い先進国に比べれば十分に高金利通貨です!

しかもメキシコや南アフリカは、度重なる利上げで実質金利のマイナス幅を縮めてきました。

また最近は資源高の影響で、両国通貨は急上昇中です(^^♪
 

一方トルコは、資源も無く、実質金利のマイナス幅もドカンと拡大中。

市場もそういうものだと認識しているのは救いですが、投資の旨味が減ってきているのも確かです。
 

まあトルコのインフレ率が下がってきてくれたり、バカンスシーズンを迎える夏に向けてコロナが収束し、ウクライナ戦争が停戦合意すれば(お金を大きく落としてくれる、ドイツ・フランス・イタリア・スペイン人などからの)観光収入が増加して経常収支が黒字化してくれたら、トルコリラ投資への旨味も増えてくるのですが、問題はエルドアン大統領が…。

大統領が一番の問題ってどんな国?(;^_^A

 

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政策金利発表でトルコリラ

トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=14.8000トルコリラくらいでしょうか。
 

2018年以来の利上げに踏み切り、金融引き締めサイクルを開始した連邦準備制度理事会(FRB)。

3会合連続利上げとなったイングランド銀行(BOE)と比べると、トルコ中央銀行(TCMB)は利上げを匂わす訳でもなく、むしろ利下げを匂わせている段階で、他国との金利差縮小の観点からトルコやトルコリラへの投資妙味が減ってきているのは確かです。
 

少し前はウクライナ情勢へのリスク回避で売られていましたが、今では純粋にインフレ込みのトルコ経済とトルコ中央銀行(TCMB)による金融政策の結果から冷静に売られているように感じられます(-_-;)

ドル/円

1ドル=118円90銭くらいでしょうか。
 

ドル円は一時119円台を回復するなど、2016年2月以来のドル高・円安が進んでいます。

各国がインフレ高懸念から金融引き締めに走る一方、我らが日本銀行は本日18日に政策金利の据え置き、金融政策の現状維持を決めました

つまり引き続き異次元金融緩和を続けると言うことです。

そりゃー円安にもなりますよ(-_-;)

トルコリラ/円

1トルコリラ=8円02銭くらいでしょうか。
 

アメリカ利上げ、日本&トルコ現状維持で、

日米:金利差拡大
米土:金利差縮小

の観点から、ドル高・円安・トルコリラ安が進んでいます。

トルコリラ安が進みすぎなのは明らかなのですが…円安が助けている格好ですね。

もっとトルコリラ自身に頑張ってもらわないと…。
 

まあ今会合は、利下げサプライズが行われなくて良かったこと。

声明を見る限り、しばらくは利下げはなさそう、の2点が確認されただけでも良かったかもしれません(^^♪
 

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