インフレ上昇中なのに利下げ
トルコの新政策金利は10.75%
トルコ中央銀行政策金利
現在:11.25%
予想:10.75%
結果:10.75%
これで6会合連続の利下げ。
でもインフレ率は上昇中。
トルコのインフレ率さらに上昇素直に利上げした方が良いレベル トルコのイベント&経済指標の中で個人的に一番重要と思っているのが政策金利(トルコ中央銀行の声明含む)発表。そして二番手に来るのが経常収支とこの消費[…]
そしてシリアでは戦争中なのに利下げですよ…(涙
トルコ「2月末まで待ってやる」シリア「衝突も辞さない、進軍する」 何年経っても進軍できないどころか、ISIS(イスラム国)にさえ防戦一方だったシリア軍。しかしアメリカ軍撤退後、イラン軍(民兵としてシリア陸軍[…]
トルコリラ円が下げていないのは円安が進んでいるからで、ドルトルコリラでは当然トルコリラ安に。
今後のトルコリラのスワップポイントが気になるところです。
※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。
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インフレ+61%なのに金利は据え置き14.00%トルコリラ/円は堅調推移でむしろ上昇(;^_^A トルコ中央銀行(TCMB)は14日、政策金利を14.00%に据え置きました。これで4会合連続の据え置きです。[…]
トルコ政策金利は10.75%
トルコ中央銀行は19日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利である1週間物レポ金利を年11.25%から0.5%引き下げ、10.75%にすると決定した。
金利を1桁にするというエルドアン大統領の主張に沿った形だが、新型肺炎の流行による新興国通貨売りや、シリア情勢を巡る警戒感から通貨リラの下落圧力は高まっている。
エルドアン大統領は同日、シリアへの本格的な軍事介入を強く示唆した。
利下げは6会合連続となった。
中銀は声明で、物価上昇の鈍化などを理由として挙げた。
ただ、金利は既に足元のインフレ率(12%)を下回っており、拙速な利下げは、軟調のリラ相場をさらに押し下げる可能性がある。
トルコリラは発表後、対ドルで一時、前日比0.3%超下落した。
トルコリラは2月に入り、下落を続けている。
上旬まで1ドル=5.9リラ台で膠着していたが、足元では1ドル=6.0リラ台で売買されている。
月初からの下落率は1%を超えた。
2018年の通貨危機「トルコショック」以降、通貨安に端を発するインフレや景気低迷に苦しんできたトルコでは、通貨安定のため国営銀行がリラを買い支えてきたが「買い支えきれずにじわじわと水準を切り下げている」。
18年の通貨危機を引き起こした対米関係の悪化もトルコリラ相場の重荷となっている。
トルコがロシアから地対空ミサイル「S400」を導入したことに米国は強く反発。
トルコとの関係を重視するトランプ大統領は制裁の発動を猶予しているものの、米国はいつでも発動できる立場だ。
それでも中銀が利下げを続ける背景には、エルドアン大統領の強い圧力がある。
景気回復を急ぐエルドアン大統領は年内に政策金利を1桁まで下げるべきだと主張。
19年には利下げ要求に従わなかったとして前中銀総裁を更迭するなど中銀の金融政策に公然と介入している。
トルコ大手証券会社のエコノミストは「通貨の安定を考えれば金利は据え置くべきだが、難しいだろう」と話す。
市場では、1桁台の政策金利が実現するまで、据え置きを挟むことがあっても利下げが続くとの見方が支配的だ。
引用元:日本経済新聞
結果、トルコの政策金利は、
トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績11.25%、市場予想10.75%に対し、実績10.75%!
インフレ率上昇中、シリアでトルコは戦争中、との情勢下で、トルコ中央銀行には是非理性と独立性を発揮して欲しいと願っていましたが…。
その願いは届かず、政策金利である1週間物レポ金利は市場予想通り0.50%の利下げとなりました。
上記日本経済新聞にある通り、2019年7月に当時のチェティンカヤ総裁が解任され、新たにウイサル氏がトルコ中央銀行総裁に就任。
その後、
2019年07月:4.25%利下げ
2019年09月:3.25%利下げ
2019年10月:2.50%利下げ
2019年12月:2.00%利下げ
2020年01月:0.75%利下げ
2020年02月:0.50%利下げ←NEW
と1月に続き6会合連続、合計の利下げ幅は13.25%にもなっています。
2019年06月までの政策金利は24.00%だったのにね。
トルコ🇹🇷中央銀行政策金利
前回:11.25%
予想:10.75%
実績:10.75%予想通り0.5%利下げし政策金利は10.75%に
金利据え置き、利下げしても11.00%に…と祈っていた時期もありましたが…しかし予想通りなのか #トルコリラ は思ったほど下げず
これは円安のお陰でドルトルコリラは6.08リラに😭 pic.twitter.com/0J5wIZJzXS— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) February 19, 2020
以前、実質金利のマイナスはやはりまずいと書いた訳ですが、これにより実質金利のマイナス幅は拡大。
インフレ率が予想以上に加速中やはり実質金利のマイナスはまずいのでは? トルコ1月の消費者物価指数(≒インフレ率)は+12.15%と予想以上に上昇してしまいました。エルドアン大統領が圧力をかけているとは言え「[…]
今回の利下げで実質金利は、政策金利10.75%-インフレ率12.15%=-1.40%
ユーロ圏が-1.9%、日本だって-0.90%なのに、いったいどこのインフレを上げたくて上げたくて仕方がない国なんでしょうか?
本来なら利上げ。
少なくとも据え置きが原則のはずです。
が!しかし、政策金利の利下げ発表後、一時トルコリラは下落するも盛り返して…どころか全戻しですね(汗
実に不思議だ…。
トルコリラ、政策金利発表後下落するも全戻し❗️
さすがトルコリラ、何ともないぜ👍
…とは言えず、やはりドルトルコリラはトルコリラ安
円全面安の相場展開のお陰
ドルトルコリラでも落ち着いて欲しいが… pic.twitter.com/v2qvO3qpXl
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) February 19, 2020
実は不思議でも何でもなくて、ドルトルコリラはトルコリラ安。
円全面安の相場展開のお陰でトルコリラ円は横横展開となっています。
まあ、確かに市場予想通りの0.5%利下げだったこと。
6会合連続の利下げとなったものの、利下げ幅は6会合中最小であり、今後の利下げ幅も緩やかになることが予想されることだそうです。
トルコリラがろうばい売り・クラッシュされなかったことを喜ぶべきなのでしょうか?
しかしこんな状況下でもトルコ・イスタンブール株式市場の主要指数BIST100は過去最高値を更新!
現在も崩れず高値圏で推移中!(戦争中なのに)
そしてアメリカ・NYダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P 500も高値圏で推移中!
新型コロナウイルス、そしてそれによる世界経済の減速懸念はどこにいったのでしょう?
うーん、やっぱり不思議だ。
話を戻し、トルコの実質金利はマイナス幅を大きくしています。
プラスに戻すには、政策金利を利上げするか、もしくはインフレ率を下げなければなりません。
繰り返しますが、トルコのインフレ率は+12.15%。
同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+4.50%。
メキシコのインフレ率は+3.24%です。
トルコのインフレ率+12.15%が如何にまだヤバイ状態かお分かりでしょう(涙
あまり下げ過ぎて経済が過熱⇒インフレ率上昇!となるとまた元通りとなってしまいます。
トルコ中央銀行、そしてウイサル新総裁には、なんとか独立性・独自性を発揮して欲しいものです。
政策金利発表でトルコリラ
トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
現在、1ドル=6.0780トルコリラくらいでしょうか。
政策金利発表直前は一時は1ドル=6.053トルコリラまでドル安トルコリラ高が進んでいたのですが、トルコの利下げ発表後一気にトルコリラ安が進んでしまいました。
トルコリラ安の大きな原因のひとつでもある政治・外交面でも、エルドアン大統領は相変わらずシリア・イドリブ県への本格的に軍事介入をする用意があると宣言しています。
また同問題に対してシリアの後ろ盾となっているロシアと事態沈静化に向け協議を続けていましたが、本日協議は物別れに終わったとトルコ・ロシア双方から発表がありました。
これではトルコリラ、買われる(上昇する)要素が無いですね(涙
あるとすればひとつだけ…。
トルコ、もうロシアと完全に敵対して、アメリカ・欧州連合(EU)側に帰っておいでよ!
これならトルコリラ上昇!逆転大勝利ですよ(笑
…は~~…(でっかいため息
ドル/円
1ドル=110円75銭くらいでしょうか。
堅調推移です♪
注目のアメリカ1月卸売物価指数(PPI)は、
【前月比】
12月実績+0.2%、市場予想+0.1%に対し、1月実績+0.5%!
12月実績は+0.1%から上方修正!
【前年比】
12月実績+1.3%、市場予想+1.6%に対し、1月実績+2.1%!
住宅着工件数も建設許可件数も市場予想を大きく上回り、アメリカ10年債利回りも株価も上昇!
欧州株価も上昇中で、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢から円やユーロが売られドルが大きく買われています♪
ドルはできる子頑張る子!
111円台回復も間近!?
トルコリラ/円
1トルコリラ=18円20銭くらいでしょうか。
上記通り、トルコの国内事情は良くないものの、世界的なリスクオン状態により助けられている感じですね。
特に円全面安の相場展開がトルコリラ円を救っています。
しかし、トルコリラが高くないと問題は解決しません。
やはり平和が一番!それが平和がトルコリラ高につながります♪
頑張れ、トルコリラ!
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在10.75%(2020年2月19日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪
トルコリラでのスワップポイント複利積立投資はおすすめですよ♪
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