トルコリラ円スワップ生活-トルコリラ安円高-

トルコリラ円は一時28円台に

トルコリラ安の根本的な原因

高金利通貨として人気のトルコリラの下落が止まりません。

1トルコリラ=33円前後で始まった年初から、およそ10%の下落となっています。

2016年年初は1トルコリラ=41円くらいでしたから、こちらはおよそ25%の下落となります。

トルコリラ円最安値更新で、このタイミングでなんでだろう…と書きましたが、徐々に分かってきましたので書いていくことにします。

まあ、根本的な原因は3点

  1. トルコ経済の不透明感
  2. 治安リスク・地政学リスク
  3. エルドアン大統領の強権姿勢

です。

しかし上記3点は、今に始まったことではありません。

直ぐに解決できる案件ではないでしょう。

市場もある程度は織り込み済みです。

期限が見込めるとしたら憲法改正後、エルドアン大統領の任期は2029年まで延長される見通しですから、大統領が変わる2030年ごろでしょうか。

まあ、2030年よりかは前に、まずはトルコ経済は回復に向かうでしょうし、治安リスク・地政学リスクも沈静化するでしょう。

(ISISも一時期よりかは弱体化しています。ただ逆に支配下地域の拡大よりも市中でのテロに走っているところは気がかりです)


今回のトルコリラ安の原因

では今回のトルコリラ安の原因は何かというと、トルコの経常収支の拡大です。

今回発表されたトルコ11月の経常収支は、市場予想-27.5億ドルに対し実績-22.7億ドル(前回10月実績は-16.8億ドル)

市場予想を上回り良い数値となったものの、あくまで市場予想よりは良かったという程度で前回よりは大幅悪化。

10月より赤字額が拡大していることには変わりありません。

トルコの12月輸出額は9.3%増となったことで、12月の経常収支には期待が持てるかもしれませんが、どこまで赤字額を縮小できるかであり、黒字化までの道のりはほど遠いです。


トルコリラの経常収支

その経常収支の赤字は、2002年以降一度も黒字となっていません。

さすがに2011年の-74.40億ドル2013年の-63.61億ドルよりかは回復してきており、2015年は-32.24億ドル2016年も-32.12億ドルの見込みです。

(2016年の-32.12億ドルの見込みは達成できそうもありませんが…)

IMF(国際通貨基金)も公開している経常収支の推移予測において現状、赤字を改善する見込みはないと言っています。

IMF – World Economic Outlook Databases (2016年10月版)


リスク=リターン

それでも管理人はトルコリラへの投資を続けます。

まあ資金管理は厳密に行っていかなければいけないでしょうけど、それゆえの高金利です。

管理人はあまりお勧めしませんが、異なるFX業者間のスワップ金利差を利用して、買いスワップポイントが高いFX業者(仮にヒロセ通商)でトルコリラを買い、売りスワップポイントが低いFX業者(仮にマネースクウェア・ジャパン)でトルコリラを売り、そのスワップポイントの差額分をサヤ取りする方法なども良いかもしれません。

ある程度のリターンが見込めるからこそのリスクでしょうしね。

短期的にはトルコリラ高に向かう要素はあまりないです。

(隣国シリアの”一応”停戦くらいでしょうか)

逆にドルはドル高要素満載です。

(トランプノミクスや米国株価絶好調など)

ただ同じく日本円も円高に向かう要素が無いため、どこまでトルコリラ安円高が進むか予測が難しいです。

しかしまあ、高金利通貨の南アフリカランドは、早めに撤退したのでプラスで終わりましたが、同じく高金利通貨のニュージ-ランドドルは…あまり儲からない(利益が出ない)のですよねー。

まあその分NZドルは先進国通貨ということもあり、リスクは低いのですけどね。

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