トルコリラとメキシコペソのFXブログ-物価・インフレ率

前月を上回るインフレ率もトルコリラ底堅い!2019年7月消費者物価指数

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トルコのインフレ率は順調に低下中♪

 

トルコのイベント&経済指標の中で個人的に一番重要と思っているのが政策金利(トルコ中央銀行の声明含む)。

そして二番手に来るのが経常収支とこの消費者物価指数(≒インフレ率)です。

トルコ経済・トルコリラに直結する重要指標だけに、否が応でも注目が集まります。

そのトルコ2019年7月消費者物価指数は如何に!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ消費者物価指数≒インフレ率の記事)ではありません。

最新のトルコ消費者物価指数≒インフレ率情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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トルコ7月消費者物価指数

トルコ7月消費者物価指数

6月実績前月比+0.03%、市場予想同+1.60%に対し、7月実績同+1.36%!

より重要な前年比は6月実績+15.72%、市場予想同+16.90%に対し、7月実績同+16.65%!
 
トルコ7月消費者物価コア指数

6月実績前年比+14.86%、市場予想同+15.70%に対し、7月実績同+16.20%!
 

トルコの7月消費者物価指数(≒インフレ率)。

おおー健闘しています♪

確かに前月実績よりも上回ってしまいましたが、これはトルコ政府が実施していた白物家電、自家用車に対する税優遇措置が6月で終了。

さらに電気料金が7月から約15%値上げされたためです。

そのため、もっと大幅に上昇するかと思っていたのですが…、思いのほか良好という印象ですね。

その証拠に市場予想は下回っています♪

 

 

上記施策はトルコ国民への急激インフレ高に対する緊急対策。

はっきり言えば与党・国民発展党(AKP)とエルドアン政権によるトルコの統一地方選挙目当ての対策だったのですが、選挙も終わったので終了。

(当然その差額分は国庫負担で負債が増えているので辞めて欲しい対策ではあった)

その反動がくると思っていたのですが…、これはトルコにインフレ率低下傾向も本物かな?(笑

何にせよ良い傾向で喜ばしい限りです♪

 

 

さらにトルコの貿易赤字・経常赤字、そしてインフレ率の高止まりの原因ともなっている原油価格

その原油価格も7月上旬には再び1バレル=60ドル台を回復していましたが、現在は再び下落傾向にあります。
 

トルコは資源のない国なので、原油価格上昇・トルコリラ安貿易赤字・経常赤字拡大、輸入物価上昇・インフレ率上昇につながります。

当然トルコ経済・トルコリラにとってはマイナス要因です。

8月の原油価格は下落傾向となっています。

これ自体はトルコのインフレ率には良いのですが、原因は…トランプ大統領による対中国報復関税第4弾発動発言。

それによる中国経済・世界経済の減速懸念からの原油価格の低下です。

欧州経済も低迷中ですし、トルコの国内総生産(GDP)・経済成長率関連指標はあまり期待できないかもしれません。

しかしトルコは他国と違い、インフレ率が収まってくれば国内消費(内需)が期待できます!
 

世界3大格付け会社であるS&Pも先週末の声明で、

今年2019年のトルコGDPは+0.5%

来年2020年のトルコGDPは+3.0%に拡大すると予想しています。

(トルコの政治と外交が問題を起こさなければ)今後のトルコ経済・トルコリラには期待が持てますな(笑

 

消費者物価指数とは

商品や受けるサービスには価格があり、その時々によって高くなったり安くなったりしています。

これら商品の価格を消費者物価と言い、その平均的な動きを測定したものを「消費者物価指数」と言います。

消費者物価コア指数とは、その中から季候の変動などの影響を受けやすい生鮮食品とエネルギー価格を除いたもの、のことを言います。

 
 

トルコ7月生産者物価指数

トルコ7月生産者物価指数

6月実績前月比+0.09%、市場予想+1.10%に対し、7月実績-0.99%!

より重要な前年比は6月実績+25.04%、市場予想+24.20%に対し、7月実績+21.66%!

 
生産者物価指数は…、素晴らしい!

前月比ではマイナスに突入。

前年比でも大きく下がっています♪

この7月生産者物価指数は、来月や再来月の消費者物価指数に影響を与えます。

(何故なら7月に作られた商品は、8月-9月あたりに消費者に届き、購入されていくため)
 

さらに上記通り、現在原油価格も下落中です。

8月は1バレル=50ドル前半と、かなり値が下がってきています。

このトルコリラFXブログでも何度も言っているように、トルコは資源のない国なので、原油や天然ガスなどのエネルギーのほとんどを輸入に頼っています。

つまりこのまま原油安が続く=消費者物価指数(≒インフレ率)・生産者物価指数も低下していきます。

逆に原油価格が上昇すれば、トルコのインフレ率も上昇していく可能性が高いです。

トルコのインフレ率低下=トルコリラ高となるので、今後も原油高には要注意ですね。

…まとめると、来月再来月の消費者物価指数(≒インフレ率)にも期待ができそうです♪
 

生産者物価指数とは

消費者物価指数との違いは文字の通り、消費者側から見た数値(買う側・受け取る側⇒消費者物価指数)か、生産者側から見た数値(提供する側・販売する側⇒生産者物価指数)かの違いです。

(生産者が出荷した時、サービスを提供する時の値段は生産者物価指数となります)

そして、生産者物価指数もインフレの指標となる経済指標です。

 

トルコリラ用

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トルコリラの行くヘ

前週は、世界的にリスク選好度が後退している中で、トルコリラは対ドルのパフォーマンスは新興国通貨の中で一番良かったです。

背景としては、国営銀行が外貨売りを行っておりトルコリラ相場を支えていたようです。

良くも悪くもきちんとケアしているんだなというのが分かります。
 

エルドアン大統領が昨日「為替レートは一定のレベルを超えることはない」と発言しましたが、どういった意味があるんでしょう?

引き続き介入しますよ、と言うことなのか、トルコリラの下押し圧力の低下を指しているのか分かり兼ねますが、悪い内容のことではないと思います。

このまま国営銀行がトルコリラを買い支えるのであれば、トルコリラ円は18.50円を下抜けずにこの下落局面を乗り切るかもしれません。

ここから次回FOMCにかけてじりじりとドル安になりそうですが、急落という動きは一旦落ち着きそうなため、もう少し下押ししたとことがエマージング通貨に関しては、押し目のチャンスかもしれません。

 

引用元:FXプライムbyGMO

 

先週は、トランプ大統領による対中国報復関税第4弾発動発言。

それによる中国経済・世界経済の減速懸念から、リスク回避の円買い(円高)が大きく進みました。

中国との貿易面で結びつきが強い、豪ドル、NZドル、SGドル、南アフリカランドも大幅安。

絶賛経済低迷中のユーロも下落。

欧州連合(EU)からの合意なき離脱が現実味を帯びているイギリスポンドも大幅安。

中国比率が低いカナダドル・メキシコペソも、円高につられて安値方向でした。
 

そんな中に一服の清涼剤が!

それがトルコリラ!

ドル/トルコリラでは、逆にトルコリラ高で進んでいます!

(ドル円が円高で進んでいるのでトルコリラ円は、ほぼ横横展開ですが(笑)

まさかこんな日がこようとは!

昨年のトルコショック時に1年後、他通貨は総崩れだけどトルコリラは横横展開、むしろトルコリラ高!と言っても信じないでしょう(笑

(だったら-1600万円の損切りしていませんが…)
 

昨年のトルコリラは酷かったですが、ここ1年はむしろ安定しています。

あれだけ政治・外交に問題を抱えているのに、外交力なのか地政学的メリットを活かしているのか、耐えています。

インフレ率は低下中、経常収支も黒字・もしくは若干の赤字です。

トルコ経済は未だに低迷中ではありますが(欧州経済とか他国よりかはまだマシ?)最悪期を脱して、反転上昇中です。

トルコリラ…光が差してきたかな(笑?

サトウカズオも再びトルコリラを”買い”で保有しています!

 
上記はFXプライムbyGMOの会員限定、歴戦の外為ディーラーが独自の視点で相場を解説する、決して余所では読めない裏話から、マーケットよもやま話まで、そんなディーラー達のおしゃべり会コンテンツ「井戸端為替会議」から引用したものです。

上記通り会員限定です(…引用まずいかな?)。

読んだあなた会員になりましょう!

(うん、これで問題なし(笑)

いやー「井戸端為替会議」ためになる良いコンテンツです♪(よいしょっ!)

さあ皆さん、続きが見たいなら↓FXプライムbyGMOへ!↓

 

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消費者物価指数でトルコリラ

トルコ7月の消費者物価指数・消費者物価指数でトルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=5.5680トルコリラくらいでしょうか。

うーん、やはりトルコリラ高で進んでいます。

消費者物価指数・消費者物価指数発表後も若干のトルコリラ高で反応しています。

ただ今の相場は、米中貿易戦争の行くヘの注目が集まっています。

相場的にはリスク回避姿勢が強く、他国通貨は対ドルで軒並み下落しています。

そんな中でのトルコリラ高には、正直違和感がありますが、これが事実・現実です。

むしろありがたい通貨です♪

ドル/円

1ドル=106円20銭くらいでしょうか。

米中貿易戦争の激化・長期化を懸念して、リスク回避の円買い(円高)が進んでいます。

また各国が金融緩和に動く中、日本銀行が取れる緩和策も限りがある…と見透かされているのかもしれません。
 

5日のアメリカ株式市場でNYダウは終値で767ドル安と今年最大の下げ幅を記録。

日本株はNYダウを上回る連日の大幅安となっています。

原因が政治的な事柄だけに、突然の中国側の発表や、もっと言ってしまえばトランプ大統領のTwitterのつぶやき一つで行くヘが変わります。

現状、見守るだけしかできませんね。

トルコリラ/円

1トルコリラ=19円10銭くらいでしょうか。

ドル/トルコリラ高はトルコリラ高なのですが、ドル/円で円高なので、トルコリラ/円では若干のトルコリラ安円高となっています。

上記通り、円強い!トルコリラ強い!状況からか、トルコリラは他通貨に比べて下落していません。

 

 
現状図で表すと、やっぱり円>トルコリラ>ドルですかね。

トルコリラ、頑張っています!

 
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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑

 
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月4日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
 
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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

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