トルコリラ円スワップ生活-エルドアン大統領

トルコリラまた最安値更新!そしてエルドアン大統領と言う男

トルコリラ円スワップ生活-エルドアン大統領

昔(首相時代)は立派な漢だったのに…

 
サトウカズオはゴールデンウィーク前までは、まだエルドアン大統領を応援していました。

なにせトルコ国民が選んだ大統領ですし、テロの恐怖がある混乱のトルコでは、強力なリーダーシップは必要です。

それが今では…。

いったいどうしてこうなった…
 

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またまた史上最安値を更新


 
会社から帰ってきてびっくり!

1ドル=4.6645トルコリラ1トルコリラ=23.81円と、またまたまた史上最安値を更新してますよ。

もうね…なんていうか、言葉もありません。

昨日もトルコリラはまたまた史上最安値を更新!
 

 
て書いたのに、今日もトルコリラはまたまたまた史上最安値を更新ですよ…。

もうトルコリラ円スワップFXブログと言うブログ名をトルコリラ/メキシコペソFXブログに改名しようかと思うレベルですね。

がっくり…。

トルコ出身であり東大出身である、為替ストラテジスト兼エコノミストであるエミン・ユルマズさんによると原因は…、
 


 

トルコリラのメルトダウンが止まらまいですね。

シムシェキ大臣が与党の議員候補者リストに入っておらず、エルドアンが勝利したら経済は娘婿に任せるという噂が出ています。

ますます金利の引き上げが難しくなるという見方からリラの下落が加速しています。

94年の時も当時の政権が金利の5%下げようと思ったことがきっかけでリラの大暴落が起きました。

その後資金調達に困った政府が400%の金利で3ヶ月国債を売らざる得なくなるという異例の事態が発生しました。

不思議なことにイスタンブール株式市場はほとんど下落しておらず、直近で外国人投資家の買い物も増えていることです。

通貨安でトルコ企業の株が魅力的な価格になっていると考えられているでしょう。

このことからも今のリラ安の背景は経済的な理由よりも政治リスクであるということが分かります。

トルコは大きな軌道修正をし、再び欧米よりの近代国家路線に戻る必要があります。

 

引用元: エミン ユルマズ (JACK)

 
>今のリラ安の背景は経済的な理由よりも政治リスクである

でしょうね!

サトウカズオは大統領選挙時がトルコリラの底で、そこからは材料出尽くしでトルコリラ高に向かう…と読んでいるのですが…。

(1トルコリラFXブログの1管理人の感想です)

大統領選挙では、6割-7割エルドアン大統領が勝利すると言われています。

しかし最新の世論調査では、支持率は50%割り込み40%前半の模様…。

他国の選挙ですが、こうなったら欧米に不人気のエルドアン大統領より…
 
ピーンポーーン…、電気会社の方から来ました。

少しドアを開けて貰えませんかね?

(ザワザワザワ…)

うん?こんな夜中にご苦労様です、ちょっと待っててくださいね♪

…。

………。
 

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トルコリラ安に歯止めがかからず

トルコリラ安に歯止めがかからず
 
トルコ中央銀行発表(5月14日)の暫定値によると、2018年3月の経常赤字は市場予測の41億ドル超を上回る48億1,200万ドルとなり、第1四半期では前年同期比95.5%増の163億9,200万ドルに拡大した。

トルコリラは弱含みで推移しており、5月17日には対ドルで4.46リラを超え、史上最安値を更新した。

年初からでは18.2%の減価となっている。

経常赤字拡大の主因は、エネルギー輸入価格の上昇金の輸入増内需の過熱による輸入増などによる貿易赤字の増大が挙げられる

また、資本流入も2017年第4四半期から鈍化している。

トルコ中央銀行は、1~3月の観光収支が前年同期比31.7%増と改善していることを指摘しているが、経常赤字拡大によるリラ安には歯止めがかからなかった。
 
大統領発言に投資家や金融界は失望
 
エルドアン大統領は5月14日、ブルームバーグのインタビューに答え、6月24日の大統領選挙で勝利を収めることで「責任をもって、より効果的な金融政策を打ち出せる」と述べた。

さらに、トルコ中央銀行は独立した機構だが、大統領からも独立しているわけではないとし、「新しい憲法が発効すれば、行政の長である大統領の意向を無視することはできない」と強調した。

経済への統制強化ともいえる発言で、選挙後に政府のトルコ中央銀に対する利下げ圧力が和らぎ、より合理的な経済政策が実施されることを期待している投資家や金融界からは失望感が広がっているようだ。

エルドアン大統領は、金融アクセスを簡易化させて経済成長の誘因とすることで、国民経済の発展を望んでおり、高金利を「諸悪の根源」としている。

しかし、高金利を誘因とした「外国からの資本流入」への依存が高いこともトルコ経済の特徴だ。

格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は5月1日に、経済の過熱により、経常赤字およびインフレ高への懸念が膨らみ、トルコ経済の不安定さが増していると指摘し、投資適格から2段階低い「BB-」に引き下げている。

 

引用元: ジェトロ(日本貿易振興機構)

 
これを見るとトルコ経済が好調過ぎて輸入増によりインフレ率は高止まり

原油価格の上昇とトルコリラ安で、輸入物価も上昇

さらにインフレ率上昇の材料になっていると。

そして原因はエルドアン大統領のトルコ中央銀行への介入と、とんでも金融政策論と…。
 
トルコ中央銀行もエルドアン大統領からの圧力があるとは言え「中央銀行の主な目的は価格安定を提供することである」という存在目的を果たしていません。

後手後手となっています。

(トルコ中央銀行は利上げしたいのでしょうけど、裏から表から、大なり小なりのエルドアン大統領の圧力が…)

まあ、原油価格の上昇はトルコの責任ではないのですが(どちらかと言うとアメリカの責任?)、あとはトルコの財政政策とトルコ中央銀行の金融政策が一致していないと言うことなのでしょうね、

経済の過熱を抑えるべきところを、エルドアン政権は積極的財政政策で経済活動を加速させようとしています。

(まあ、これはこれで正しいのですが、何事も限度があり、やりすぎは良くない、と言うことでしょう)

つまり諸悪の根源はエルドアン大統領と言うことなのですね。
 

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エルドアン大統領

イスタンブール市長時代

エルドアン大統領の経歴はジェットコースターのように激しく、まずは1994年イスタンブール市長に当選。

市長時代、政治集会にてイスラム教を賛美する詩を朗読したことにより、1999年に宗教およびレイシズムを扇動の罪に問われ実刑判決を受け、その後、被選挙権をはく奪され、刑務所に送られています。

現在、この法律は廃止されていますが、先進国でもさすがに「聖書読んだら実刑判決!」とはならないでしょう(笑

政教分離が叫ばれていますが、これはやりすぎかと…。
 

トルコ首相時代

2001年、先の判決により被選挙権をはく奪されているものの、民間人のまま公正発展党の党首に就任。

2003年、「軍部による政治への介入禁止」「トルコを先進的な民主国家に」と言う選挙公約を掲げて選挙に勝利し、そのまま同年首相に就任します。

しかも実際に政治への軍部による介入を廃して政局を安定

そして真骨頂の2005年1月1日、インフレに悩むトルコ経済に対処すべく100万分の1デノミネーションを実施

2000万トルコリラが20新トルコリラになるなど一大改革を断行しました。
 
その後も積極的に外国資本を取り入れ工場を誘致。

農業と観光の国トルコから、軽工業・重工業経済へシフトさせていきました。

トルコ経済を立て直し、財政の健全化にも成功

この時は高インフレも抑え込み、中東の模範的な国家と言われていました。

さらには同じイスラム教と言えど、宗教対立が激しい中東諸国と次々と関係を改善。

欧米諸国やその他の地域とも外交関係を築き上げ(ただし当然イスラエルは除く)、トルコの国際的地位の向上に尽力しました。
 
トルコを民主国家に…と言う点は”?”で、何とも言えない状況ですが、兎に角エルドアン首相は上記の結果から

「サラディン以来のアラブ人が最も尊敬する指導者」

「新たなオスマン帝国を築ける人物」

と欧米からも目茶目茶高い評価を得ていました。

(この時のイメージがあるからサトウカズオは応援していたんですけどね…)
 

トルコ大統領時代

そんな素晴らしい指導者だったのですが…。

権力に取りつかれたのか、(何か別の)悪魔の誘惑?に魅了されたのか、それが大統領になって徐々に狂ってきましたよね。

長期政権の確保、権力集中、政敵の排除…。

いわゆる独裁化が始まろうとしています(既には始まっているとも…)。
 
ピーンポーーン…、水道局の者ですが、少しドアを開けて貰えませんかね?

(ザワザワザワ…)

うん?こんな夜中にご苦労様です、ちょっと待っててくださいね♪

…。

………。

は!何があったのだろうか?

エルドアン大統領万歳!
 
兎に角、他国の話ですし、トルコ人がエルドアン大統領を支持するというのであれば、他国の人間が口をはさむべきことではありません。

それが民主主義と言うものです。

でもね…やっぱりね…、(5月22日時点で)トルコリラを162.5万通貨保有する身としては、トルコリラ安は許せないのですよ。

トルコ国民だって、原油高・トルコリラ安で、エネルギー価格や生活必需品は高騰で、国民生活は大打撃ですよ。

エルドアン大統領、愛するトルコ国民の為になすべきことがあるのではないですかね?
 
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トルコの政策金利は(2018年05月22日)現在8.0%

事実上の政策金利である後期流動性貸出金利は13.50%となっています。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

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トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は(2018年05月16日)現在7.50%

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力ですね♪

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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

 

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