トルコリラとメキシコペソのFXブログ-不安・困惑

トルコ2018年3月経常収支は赤字拡大!資金流出相次ぐも…

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-不安・困惑

ドル/トルコリラはトルコリラ高で推移…不思議だ…

 
そうか~…、前回トルコ2018年2月経常収支の時も、当時の史上最安値を更新していたのか…。

 

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もう毎週史上最安値を更新していて、麻痺していますが、普通こんなことは許されない!

トルコ国民の為にも、投資家の為にも、トルコリラ保有者の為にも、(サトウカズオの為にも)頑張れトルコリラ!
 

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トルコ3月経常収支

トルコ3月経常収支

2月実績-45.2億ドル、市場予想-41.5億ドルに対し、実績-48.1億ドル!
 

トルコ2018年3月経常収支。

消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。

肝心の内容はと言うと…酷い…(涙
 

まず前月2月実績が-41.5億ドルから-45.2億ドルへと下降修正されています。

そして3月実績も市場予想を、そして前月実績も上回り48.1億ドルの赤字と…。

過去1年間で見ても4番目の悪さです。

(2017年12月経常収支2018年1月経常収支は70億ドルを超えていたのに比べたら…と言えなくもないが…)

まあ、例年通りと言えば例年通りなのですが、改善が見受けられないのが痛いですね。
 

しかも昨年や一昨年と違い、アメリカの金利が上昇しています。

資金を投資してくれる企業・投資家も、何もなければ危険を冒してまで不安定なトルコに投資しません。

金利も上昇してきたアメリカで利率は下がるかもしれませんが、安全に投資します。
 

現にトルコ中央銀行のレポートを見てみると…、

・観光による純収入は前年同月と比較して239百万米ドル増加し、988百万米ドルに達した。

うんうん、素晴らしい♪

・直接投資からの純流入額は1,029百万米ドルで、前年同月から2億6,900万米ドル減少した。

・その他の投資にも、1,585百万米ドルの純流出があった。
 

な、なんだってーー!

本当にトルコへの投資が減っている!

エルドアン大統領、このまま手をこまねいていたらトルコリラ…もっと下がりますよ。

チェティンカヤ・トルコ中央銀行総裁、トルコ中央銀行のホームページには「中央銀行の主な目的は価格安定を提供することである」と書いてありますよ。

対策(利上げ)必要なのではないですかね?

 

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経常赤字が悪い訳

アメリカのトランプ大統領だったら「貿易不均衡を是正する!」と言って大激怒ですが、そもそも経常赤字の大赤字が何故にヤバイかと言うと…、まあ理論上は経済成長に直接影響はないです。

(アメリカが良い例で経常大赤字でも凄い経済成長真っ只中)
 

しかし赤字は赤字、どこかで穴埋めをしなければいけません。

もともとトルコ人の貯蓄率は低いこともあり、国内ではその赤字分をプラスマイナスゼロには出来ていません。

ではどうやってその赤字分を穴埋めするかというと、海外からの投資で賄ってきました。

(トルコの金利が高いもの、そのひとつの要因)
 

しかし2018年に入り、米中貿易戦争への懸念や、イランを巡る地政学リスクなどへのリスク回避姿勢から、トルコへの投資(資金流入)が滞り、経常赤字を埋めきれなくなってきています。

いろんな意味でトランプリスクが、投資家のリスク回避姿勢を強めています。
 

(ドル安歓迎のトランプ大統領は、自らリスクを作り、むしろドル安へ誘導している策士なんじゃないかと思うくらいドルの上昇を阻んでいますね)

(とばっちりを食らってリスク回避の新興国通貨売り(トルコリラ安)となっています)

(まあトルコ自体、シリアへの越境攻撃やエルドアン大統領の利下げ圧力など問題山積ですが…)
 

しかし経済成長には直接的な影響はないと言っても巨額な経常赤字が続くと金利上昇と為替下落の引き金を引く可能性が高いのは否めません。

経常収支を改善させるためには、単純に考えれば輸出を増やすか輸入を減らすかです。

しかし輸入を減らすのは難しいです。

何故なら日本同様石油やガスなどのエネルギーはほぼ輸入に頼っていのが現状ですし、輸出を増やそうにも製品の原材料も輸入に頼っています。

安く豊富な人件費から自動車産業など、部品を安く輸入し製品を高く輸出するのが一番なのですが…。

あと所得収支を増大させることも効果的ですが、これも急には上がらないですからね。
 

引用元:トルコ2018年2月経常収支

 

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経常収支でトルコリラ

トルコ2017年3月経常収支で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=4.318トルコリラくらいでしょうか。

まあ一時期よりも多少落ち着いていますが、1ドル=4.3トルコリラ台と危険水域には変わりありません。

それにしても市場予想を上回る経常赤字で、てっきりトルコリラは売られる(トルコリラ安になる)と思っていたのですが、まさかのトルコリラ高で推移しています。

不思議だ…。

ドル/円

1ドル=109円50銭-55銭あたりでしょうか。

本日は日米とも重要経済指標の発表は無く、薄商いとなっています。

ただ、好調なアメリカ経済、原油高に伴うインフレ上昇&長期金利先高観から、アメリカ10年国債利回りは2.98%とか2.99%とかと高止まりしています。

上値は重いかもしれませんが、下値も限定的ですね。

サトウカズオはドル/円はそこまで心配しておらず底堅いと思っています。

ほんとアメリカ経済は絶好調で、リスク回避のドル高円安が起こっても、短期間で復調しそうです。

トルコリラ/円

1トルコリラ=25円37銭-38銭くらいでしょうか。

本日昼過ぎには、1トルコリラ=25円10銭を付けていました。

それよりかは上昇してきていますが、依然苦しい水準です。

何とかしてくださいよエルドアン大統領。

1982年、1987年以来の債務不履行(デフォルト)させた国家指導者として不名誉な名を残してしまいますよ。

そんなの嫌ですよね?

お願いしますね♪
 

現状図で表すと、またまだ円>>ドル>>トルコリラですかね。

はっきり言えることは…、トルコリラ一人負け状態ってことでしょうか(涙
 

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トルコの政策金利は現在12.00%(2020年1月10日)。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は現在7.25%(2020年1月10日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
 
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