トルコリラ

トルコ金融政策の現状維持を決定

トルコ中央銀行は20日、政策金利の据え置きを発表した。

市場では、リラ安を受けて追加利上げに踏み切るとの見方が多かった。

エルドアン大統領は、繰り返し利下げを求めていた。

1週間物レポレートは8.00%

翌日物貸出金利(上限金利)は8.50%

翌日物借入金利(下限金利)は7.25%

それぞれ据え置いた

1週間物レポレートについては、ロイター調査でエコノミスト18人中8人が25ベーシスポイント(bp)の利上げ、5人が50bpの利上げを予想していた。

トルコ中央銀行は前回11月に、約3年ぶりの利上げに踏み切っていた。

トルコ中央銀行は、3つの政策金利をすべて据え置くことを決定しました。

ああ、予想外…。

2016年12月第4週トルコリラ為替見通しでも書きましたが、1週間物レポレート(銀行に貸し出す金利、いわゆる政策金利)は据え置きも、翌日物貸出金利は現行の8.50%から0.25%アップの8.75%になると予想されていましたが…。

すべて据え置き、金融政策の現状維持ですか…。

(残念なので2回言いました)

これを受けてトルコリラの為替相場は、1トルコリラ=33円60銭あたりから33円20銭くらいまで下落!

あれ?40銭程度しか下落していない…。

しかも今は33円40銭くらいと早くも半値戻しをしている…。

ロイター調査の18人中13人が利上げと予想しているのにも驚きましたが、それだけ予想外の据え置き決定にもかかわらず市場への影響は限定的となっています。


トルコ中央銀行の見解

トルコ中央銀行は政策金利発表後の声明で、原油価格の上昇や、(主にヨーロッパや中東地域などの)世界的な先行き不透明感の拡大に備えるため、慎重な金融政策スタンスを維持する方針を示しました。

と言ってもトルコリラは、07月のクーデター未遂事件や相次ぐテロ、その後のエルドアン大統領の強権的な姿勢。

トランプノミクス(トランプ次期米大統領による大型減税・大規模インフラ投資などの経済政策)への期待からのドル買い(ドル高)により、対ドルで年初に比べ約17%も下落しています。

慎重な金融政策スタンスを維持している場合ではないと思うのですが…。

さらに先月には利上げしたにもかかわらず、最安値を更新してしまいました。

対テロ戦争継続のためにもエルドアン大統領も強権的な姿勢を取らざるを得ないでしょう。

(急に対話姿勢に転ずるとは思えませんし)

となると、国内資金の国外流出を防ぎ、外国資金を呼び込む方法は、政策金利の引き上げ(利上げ)しかないと思うのですがね。


ちなみにトルコ中央銀行は、緩やかな景気の回復が続くとの見通しも示しました。

それは心強い見解なのですが、一番はトルコの安定がトルコ経済の安定につながります

その為には難しいでしょうが、エルドアン大統領には治安の回復に全力で努めて頂きたいものです。

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