エルドアン大統領落ち着いてください、それ以上は駄目です
あら?なにやら不穏な空気が…。
またまたアメリカとトルコの間に火種が出現しました。
が、その前に…。
トルコ10月消費者信頼感指数
トルコ10月消費者信頼感指数
09月実績68.7、市場予想67.7に対し、実績67.3!
うーん…良くないですね。
07月の71.3から、71.1、68.7、そして今月の67.3と徐々に下がっています。
前月実績、市場予想を下回り、さらに70を下回るのは、やはり良くはないです。
まあ、トルコ経済においては消費者信頼感は(アメリカと違いトルコ経済はそれほど成熟していないですし、そもそもトルコ経済ではそれ以外の要素が大きすぎるため)それほど重要な経済指標ではないのですが、良いに越したことはないですからね。
しかし70をも下回りましたか…。
毎年、夏は良くて冬は下がってくるので、この冬の70台回復は厳しい状況ですが、なんとか踏ん張って欲しいものです。
トルコ米国ビザ問題、解決遠のく
トルコ米国ビザ問題のその後で、どうやらこれ以上の深刻化・緊迫化は避けられそうですと書き、トルコ米国ビザ問題解決(の方向)へ!で、アメリカの外交代表団とトルコの外交代表団とが首都アンカラで話し合い、無事解決に向かいそうだと書きました。
その後トルコ米国ビザ問題の続きでアメリカがトルコ当局に拘束されている領事スタッフに関する情報と証拠を求めましたが、トルコ側が拒否しました。
しかし交渉は行われているようでトルコ米国ビザ問題は短期間に解決されるみたいです。
週明けにも(良い方向の)続報をお伝えできれば…いいなあ、と書いたですが、来たのは良いニュースではなく、悪いニュースでした(涙
中学高校と英語の評価が5段階評価でほぼ2、たまに3。
評価1も取ったことがある管理人が訳していくよ…(は~溜息
トルコとアメリカ両国は、関係が悪化したため、互いの市民へのビザを発行することを止めました。
アメリカの裁判所は08月、トルコのエルドアン大統領が今年05月にワシントンを訪問した際、エルドアン大統領反対派によるデモ隊とエルドアン大統領の警備隊員との衝突を受けて、15人のトルコ警備隊員を起訴しました。
エルドアン大統領は、この起訴は無効だと強く非難しています。
トルコ当局がアメリカの領事スタッフ2人を逮捕拘束した後、この関係は深まりました。
トルコ当局は昨年失敗した軍事クーデターで主要な容疑者と接触していたと述べています。
しかしアメリカ側は根拠がないと反論しています。
トルコはまた、イスラム国家との戦いにおいて、シリアのクルド人によるクルド人民防衛隊(YPG)に対するアメリカの支援にも憤慨しています。
トルコは、YPGを非合法のクルド人労働者党(PKK)の延長として認識しているからです。
あ、根が深い。
アメリカが対ISIS(イスラム国)に対する手駒として支援しているクルド人組織の話まで持ち出してきたよ。
これを持ちだしてくると、解決するものも解決しないことになってしまいます。
だってこの問題トルコとアメリカの国益・利害が真っ向から対立しているからです。
しかしアメリカの裁判所がエルドアン大統領の警備隊員を起訴したのは記事によると08月。
何故今頃?という疑問も湧いてきますが、それだけエルドアン大統領の鬱憤がたまっているのでしょう。
せっかくトルコのユルドゥルム首相や外務大臣は、なんとか問題を収めようと努力しているのですが、肝心のエルドアン大統領がアメリカへの不信を募らせており、強硬な姿勢を貫いています。
ビザの相互発給停止問題の解決は時間がかかりそうです。
=(イコール)ドル高トルコリラ安が進みやすく、1トルコリラ=32円台復帰どころか、31円台回復も遠のいたかなー。
エルドアン大統領の政治的な判断に期待します。
消費者信頼感指数でトルコリラ
トルコ2017年10月消費者信頼感指数でトルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ
トルコの消費者信頼感指数が良くなかったのを受けてドル高トルコリラ安に進んだものの、そもそも上記通りエルドアン大統領のアメリカ批判を受けて朝方からドル高トルコリラ安が進んでいます。
チャーチ的には、昼頃、落ち着いてきたものの、指標発表でドル高トルコリラ安再びって感じですね。
ただ指標自体はそこまで重要な指標ではないので、別案件で動いた可能性の方が高いかもしれません。
ドル/円
衆議院総選挙の結果、自民・公明の与党両党で300議席を超える大勝となったことから、日本政治の安定性からリスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態のドル高円安が進んでいます。
トルコリラ/円
1トルコリラ=30円70銭くらいでしょうか。
一時、30円80銭台まで上昇していましたが、今では再び下がってきています。
円安状態をトルコリラ安が打ち消していますね。
やはりトルコリラ高になってもらわないと問題解決しません。
エルドアン大統領の政治的な判断に期待します。
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トルコの政策金利は現在8.50%(2023年6月15日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪