トルコリラとメキシコペソのFXブログ-為替相場は乱高下

トルコ政治不安でトルコリラの上値が重い?為替見通し2019年9月2日週

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トルコリラはジェットコースター

フラッシュクラッシュは無事切り抜けるも上値が重い展開に

 
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先週8月26日の週はおよそ1トルコリラ=18円20銭でこの週の取引を終了。

先々週(8月19日の週)終値の1トルコリラ=18円23銭より、3銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。

ドル円は1ドル=106円36銭と先々週の終値である106円27銭から9銭程度のドル安円高で推移しています。
 

先週のトルコリラは、貿易収支こそほぼ市場予想通りでしたが、景況感や設備稼働率は市場予想を上回るなど、トルコ経済は回復傾向が見て取れます。

しかし先週の話題は何と言っても今年2回目、8月26日のフラッシュクラッシュでしょう。

お昼には前週終値まで戻しましたが、それ以降は底堅くも米中貿易戦争の激化・長期化懸念エルドアン大統領の独裁政治・民主主義への懸念から上値が重い展開が続いています。
 

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トルコリラ/メキシコペソ円FXブログ-疑問

 

サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!

全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、25万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
 

忙しい人へまとめ

 

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2019年8月26日週のまとめ

トルコの経済

トルコ8月景況感

7月実績98.3、市場予想97.0に対し、8月実績102.5!

トルコ8月景気動向指数[季調済]

7月実績96.6に対し、8月実績102.1!

トルコ8月設備稼働率

7月実績76.2%、市場予想76.0%に対し、8月実績76.6%!

トルコ8月経済信頼感

7月実績80.7、市場予想79.9に対し、8月実績87.1!

トルコ7月貿易収支

前回6月実績-31.9億ドル、市場予想-32.0億ドルに対し、実績-31.9億ドル!

 

ますはトルコの経済指標。

数多く発表されていますが、重要な経済指標は2つ。

設備稼働率と貿易収支です。
 

設備稼働率は国内総生産(GDP)にも関わってくる重要経済指標です。

結果は…、前月実績・市場予想を上回る結果に♪

トルコ経済は底を打ち最悪期を脱し、回復中と言えるでしょう♪
 

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トルコリラとメキシコペソのFXブログ-悩み・苦悩

 

次に大注目の貿易収支。

貿易収支は経常収支に大きく影響し、この経常収支が赤字だと通貨安圧力に。

黒字だと通貨高圧力となります。

その重要な貿易収支の結果は…、ほぼほぼ前月実績・市場予想通りで為替相場も動かず…(苦笑
 

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トルコリラ円スワップ生活-気付き驚き

 

ただトルコ経済は良い方向に進んでいることは間違いありません。

底を打ち、最悪期を脱し、上昇基調にあると言えるでしょう。

(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の感想ですよ♪)
 

今週9月3日には、これまた大注目の消費者物価指数(≒インフレ率)の発表もあります。

是非トルコリラ投資家に自信を与える数値になって欲しいものですね♪

今後の経済指標にも期待が持てます(笑

あとは…、政治・外交がトルコの…そしてトルコリラの足を引っ張らなければ良いのですが…(溜息

 

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トルコの政治外交

先週のトルコの政治・外交面では、

【ポジティブ材料】
●アメリカのトルコ制裁は未だ無し
⇒実際に運用を開始するまでは制裁は無いでしょう
(何のために買ったかはさておき…)
 

【ネガティブ材料】
●エルドアン大統領による中銀への介入懸念
⇒トルコ中銀の独立性懸念
⇒中銀の大幅利下げ観測
(次回政策決定会合は9月12日)

●トルコ東部クルド系3市長を解任
⇒解任理由はテロ容疑も今更感
⇒民主主義に対する懸念拡大
⇒次は最大都市イスタンブール市長と言う噂も…

●アメリカとトルコ、シリアでの安全地帯設置に合意…も安全地帯の面積で揉める
⇒トルコ:もっと広く
⇒アメリカ:そこはシリア国内だ
 

と、一応ポジティブ内容の項にも書きましたが、圧倒的にネガティブ材料が大きい感じです。

先週の記事でアメリカとトルコ、シリアでの安全地帯設置に合意とポジティブ材料の項に書きましたが、実は安全地帯の設置面積の広さを巡って揉めています。

トルコはもっと広い地域を認めろ。

アメリカはトルコの主張に難色を示しています。

(注:シリア国内の土地です)
 

まあ、トルコ国内にいる大勢のシリア難民を帰し生活させるには広い土地が必要なんですが…。

その土地を管理するのはシリアではなくトルコです。

シリアの土地を難民保護の名目でトルコが管理するのです。

これは…、なかなか口が出せない案件ですね…。
 

さてトルコは19日、クルド系住民が多数を占めるトルコ国内南東部の主要都市3市長を解任しました。

この件に対し、トルコ国内では抗議デモが頻発しています。

この3市長は選挙でエルドアン大統領率いる国政与党:公正発展党(AKP)候補を大差で破り、正式に選ばれた市長です。

解任理由はテロ容疑ですが、政治的な思惑があるの確かでしょう。
 

またエルドアン大統領は「イスタンブールをテロ組織に任せることはできない!」と発言し、イスタンブール市長も解任に追い込まれるとの観測が高まりつつあります。

この論法が通るなら気に入らない市長は、片っ端から解任。

エルドアン政権の息のかかった行政官が代理で市政を代行できるようになってしまいます。

このエルドアン大統領の独裁政治・民主主義への懸念から、欧米の投資家は嫌気し、逃げている格好となっています(涙

トルコリラ高がトルコ経済を回復させる特効薬なのですが…エルドアン大統領はトルコをよくする気があるのですかね…疑問です。

 

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トルコリラの推移

週の高値は18円33銭くらい。

週の安値は16円82銭くらいでしょうか。
 

週の最高値は、週初めの8月26日ロンドン・欧州時間。

週の最安値は、週終わり8月26日ウェリントン・オセアニア時間、となっています。

値幅1円51銭、フラッシュクラッシュのせいで値動きの大きい週でした…(涙
 

一応理由としては世界的な懸念事項である米中貿易戦争の激化・長期化懸念

そして上記通りクルド系住民が多数を占めるトルコ国内南東部の主要都市3市長を解任が理由と言われていますが…。

まあ正直、本当の理由は上記を理由にした、短期筋・投機筋の仕掛けでしょうね。

今回は1月3日とは違い、1円50銭程度でしたし、兎に角、値が戻って良かったです♪
 

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2019年9月2日週の予想

トルコの政治経済

トルコリラに関しては、

09月02日:第二四半期 GDP

09月02日:8月 製造業PMI

09月02日:8月 消費者物価指数

などが予定されています。
 

注目は、8月消費者物価指数でしょうか。

07月実績:前年比+16.65%
市場予想:+15.60%

と、前月実績より大きく減少が予想されています。

残念ながら7月実績は6月実績から上昇してしまったのですが、これはトルコ政府が実施していた白物家電、自家用車に対する税優遇措置が6月で終了。

さらに電気料金が7月から約15%値上げされたためです。

8月実績が7月実績から1%も下がるなら大したものなのですが、さて実際は…。
 

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トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

17円00銭から20円00銭程度と予想します。

先週も、17円00銭から20円00銭程度と予想していました。

ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
 

トルコリラ資産推移

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。

と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。

先週末までのトルコリラ保有枚数は、
 


 

再デビューを果たし、25万通貨保有しています♪

一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。

これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
 

1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑

管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
 
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トルコの政策金利は現在19.75%(2019年9月3日)。

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まあトルコリラ取り扱っているFX会社って少ないのですけどね(笑

 
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。

それならばメキシコペソは如何でしょうか?

メキシコの政策金利は現在8.00%(2019年9月3日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
 
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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

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