トルコリラとメキシコペソのFXブログ-経常収支や貿易収支

トルコ政策金利は現状維持2017年10月&ドイツがトルコへの資金供給を制限

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利下げ不安視もトルコ政策金利は据え置き!

え!ドイツがトルコへの資金供給を制限!?

 
あ、昨日の午前2時半ごろ再び1トルコリラ=30円割れ!

30円と29円90銭のポジションが約定している!

何がどうしたトルコリラ!

え!?アメリカに続き、今度は欧州連合(EU)方面、ドイツから新たな火種が出現だって!?

が、その前に…。
 

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トルコ中央銀行金融政策決定会合

トルコ中央銀行 政策金利

前回実績8.0%、市場予想同8.0%に対し、実績8.0%!
 
トルコ中央銀行 翌日物貸出金利

前回実績9.25%、市場予想同9.25%に対し、実績9.25%!
 
トルコ中央銀行 翌日物借入金利

前回実績7.25%、市場予想同7.25%に対し、実績7.25!
 
トルコ中央銀行 後期流動性貸出金利

前回実績12.25%、市場予想同12.25%に対し、実績12.25%!
 

トルコの政策金利。

予想では金融政策の現状維持、政策金利は据え置きだったものの、エルドアン大統領をはじめとするトルコ政府からの利下げ圧力に屈し、まさかの利下げがあるかも…、と思われていましたが、無事政策金利の据え置きが決定されました。

そして心配していた事実上の政策金利である後期流動性貸出金利も12.50%と据え置きが決定されています。
 

トルコ中央銀行の皆様には、エルドアン大統領等の利下げ圧力は今後もあるでしょうが、しっかりとトルコ経済のかじ取りを行って欲しいものです。

そしてトルコ政府には、経済の発展に寄与する経済政策の推進を行って欲しいですね。
 

次のトルコ中央銀行による政策金利発表は12月14日なので、それまでは現在の金利が(目安となり)維持される公算です。

トルコ経済も順調なので、あとは治安の回復と政治的リスクが低下すればなぁー…。

その政治的リスクが本日未明に起こっていたとは…。

 

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ドイツがトルコへの資金供給を制限!

上記に書いた通り、超大国アメリカに続き欧州一の大国ドイツとの火種が起こってきたとは…。

エルドアン大統領、敵つくりすぎ…(涙

気を取り直して、中学高校と英語の評価が5段階評価でほぼ2、たまに3。

評価1も取ったことがある管理人が訳していくよ…(は~溜息
 

ドイツ政府はトルコとの政治的紛争が激化する中、トルコへの資金供給を制限している。

ドイツは国の所有するKfW銀行(ドイツ復興金融公庫)、欧州投資銀行や欧州復興開発銀行などからトルコへの資金供給の制限を行っていたが、今では一部のドイツの商業銀行も含め、リスクのあるトルコへの投資や融資の減少を検討しているという。

いずれの機関や銀行も正式な凍結を実施していないが、既に厳しい規制を課しています。
 

トルコ政府との関係やトルコ政府の影響を受けている企業の資金調達には、特に注目されています。

トルコへの投資や融資の減少は、両首脳の関係が悪化したことから生じたもので、メルケル首相は先週、トルコの欧州連合(EU)加盟準備金の削減を目指すと発表しました。

ドイツはトルコ最大の経済パートナーであり、昨年の二国間貿易で360億ドルを超えています。

トルコリラは、ユーロに対して2.1%も下落し、水曜日の終値は最安値をつけました。

トルコリラはイスタンブール午前10時30分現在、1ユーロ=4.4650トルコリラで取引されています。

対ドルでも、1ドル=3.7753トルコリラで取引されており、安値を付けています。
 

ドイツの要請で、欧州投資銀行はトルコのプロジェクトを保留にしています。

トルコは主要経済国の中で最大の経常赤字を賄うために、外国資金への継続的な投資に頼っています
 

トルコ中央銀行のデータによると、2011年以降、外貨建ての民間セクターの総負債は50%以上増加して2335億ドルもなっています。

ドイツは、このような資金調達の重要な源泉であり、ドイツ銀行は8月現在、トルコの民間セクターへの貸し手の中で第2位となっています。

ドイツのガブリエル外相は「法的確実性がない国に投資するように助言することはできない」と述べました。

また 「政府として、トルコへのドイツ企業の投資をどういう形で保証するか、私は見ていない」とも述べています。
 

欧州一の大国であり、欧州一のお金持ち国家であるドイツから完全に嫌われているトルコ。

政治的ならまだしも、経済的にも、しかもドイツ政府からの圧力で、経済封鎖と言うか兵糧攻めにされています。

で、この報道により、トリコリラが一気に売られて、1ドル=3.78トルコリラまでドル高トルコリラ安が進んでいます。

これは10月09日のトルコリラ暴落で最安値更新時の1ドル=3.725トルコリラを上回っています。
 

ただ時間が日本時間午前2時半ごろで、ニューヨーク市場は真っ只中であり、欧州市場も締まりましたが、まだぜんぜん起きている時間で流動性が多かった為、10月09日の時のように一気に急降下とはならず、ゆっくりと確実に約定しながら下落していきました。

(まあ、その時寝ていましたけどね。またまた起きて約定メールの多さに北朝鮮がミサイル発射したのかと思いましたよ)

そのため、値戻りも弱い…(涙
 

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トルコ政策金利発表でトルコリラ

トルコ中央銀行による政策金利発表でトルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ
多少落ち着いてドル安トルコリラ高に進んだものの、そもそも上記通りドイツからのトルコへの資金供給制限を受けてドル高トルコリラ安が進んでいます。

問題が政治的なことだけに、解決するときは早い解決しないものはしないと言うジレンマ。
 

ドル/円
こちらは引き続きドルの根は底堅く、順調にドル高円安が進んでいます。
 

トルコリラ/円
1トルコリラ=30円20銭弱くらいですかね。

まあ、朝の1トルコリラ=29円85銭からは結構盛り返しているとは言えますが…。

円安状態がトルコリラ安をある程度打ち消していますそれ以上にトルコリラが売られています

やはりトルコリラ高になってもらわないと問題解決しません。

エルドアン大統領の政治的な判断に期待します。
 

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高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
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