トルコリラとメキシコペソのFXブログ-工業・製造業

トルコ2017年7月鉱工業生産と北朝鮮による地政学リスク問題

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-工業・製造業

トルコ経済は成長している、トルコは力強く成長している

 
トルコの7月鉱工業生産、また物凄い数値となりましたね。

これによってトルコリラは…って、北朝鮮が悪い!
 

松井証券FX【スポンサードリンク】

トルコ07月鉱工業生産

トルコ07月鉱工業生産

06月実績前月比-0.4%、市場予想同+0.8%に対し、実績同+2.3%!

前年比に至っては06月実績+3.4%、市場予想+9.7%に対し、実績+14.5%!
 

凄い数値となりました♪

その市場予想高過ぎるけど大丈夫?と思っていましたが、それをはるかに上回る良い結果に。

2016年07月15日トルコ軍の一部によりトルコクーデター未遂事件が起った時と比べる前年比はあまり参考にならないかもしれませんが、それでも市場予想を大きく上回っているということは十分評価できます。
 

もともとトルコは日本同様、資源が少ない国(人的資源は除く)なので、この鉱工業生産指数を上げて、原材料を輸入し、加工し、輸出して国を発展、豊かにしていかなくてはいけません。

ひと昔のトルコ産業と言えば、農業、観光業でしたが、今ではまさしく日本と同じように自動車などの付加価値の高い工業製品を主力にして頑張っています。

ただトルコ07月鉱工業生産は良かったのにトルコ07月貿易収支は目を覆いたくなるほどの悪い結果と言うことは、トルコ国内の消費が増えて輸入が増えた⇒トルコが多少豊かになったと良い方に解釈するかなぁ…。

(自動車とかの組み立て前部品の輸入も増えてはいるだろうけど、加工品の輸出も増えているだろうから、やはり消費が増えたのだろう)

やれば出来る子トルコ経済!

と思いたい(笑
 

トルコのシムシェキ副首相は、トルコは成長し始めており、その結果としてドルが下落し始めたと述べた。

「トルコの経済は成長している。

昨年の困難は完全に過去のものとなった。

このスピードが改革により加速され、継続するよう努力している。

次に、アメリカ中央銀行が2018年9月まで利息を増加しないことへの予想が広まったことで、経済に好影響が及んだ。

世界的な割合でのトルコの成長は良好で、トルコは力強く成長している。

トルコには政治的安定がある。

トルコの経済が成長すればするほど、トルコとトルコリラへの信頼が高まる。」と語った。

 

引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)

 
確かにアメリカ経済(特に賃金上昇率とインフレ率)が思ったよりも伸びていないことから、年内追加利上げ観測は後退しており、ドルは下落しています。

逆にトルコ経済は、ここにきて好調な指標が目立つようになり、特に自動車などの重工業の発展に目覚ましいものがあります。

副首相が言われるように、政治と治安が安定してくれたら、トルコとトルコ経済はもっと発展します

お願いしますよ、エルドアン政権♪
 

北朝鮮リスクによるトルコリラ売り

明日09日の北朝鮮の建国記念日にて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するのではないかとの警戒感から、リスク回避として円が買われています(円高)。

さらに安全資産とされる米国国債買いも進み、長期金利が昨年の米国大統領選挙時の水準まで低下。

ドル売り(ドル安)も進みました。

引用元:明日9月9日は北朝鮮建国記念日

 
北朝鮮の核実験でどうなるトルコリラ?為替見通し予想でも書いた通り、リスク回避で円買い(円高)新興国通貨売り(トルコリラ安)基調が続いています
 

米国
世界一安全な米国債券買い⇒金利が下がる
⇒ドルが売られる⇒ドル安

日本
世界最大の債権国
⇒何かあった場合債券を売って円に換え復興資金とする
⇒円が買われる⇒円高

トルコ
新興国で信用が薄い⇒経済も不安定
⇒有事にはより不安定になる可能性が高い
⇒トルコリラ売り
 

と、リスク回避時にはドル売り円買い(ドル安円高)が起りました。

そして新興国通貨売り(トルコリラ安)も起こりました。

ドル円は長らく抵抗線とし頑張ってきた、1ドル=108円10銭ラインを超え、心理的節目である108円をも超え、107円台に突入しています。

トルコリラもドルに比べたら…、やはり売られトルコリラ安に…。

結果トルコリラ円は、1トルコリラ=31円60銭くらいまで下落してしまいました。
 

北朝鮮は戦争がしたいのか?

さすがに瀬戸際外交過ぎるだろう?

イラクが攻められたのは、大量破壊兵器ではなく、石油と、その石油をユーロで決済しようとしたドル体制への危機です。

北朝鮮は核とミサイルという兵器を(ドルが使えないので)、ドル以外の通貨で決済しようしています。

石油、兵器、ドル体制。

これをイギリス、フランス、ロシアなどの大国ならまだしも、北朝鮮が行うとなれば、アメリカ中心の体制が崩れてくるので、かなりヤバイ領域に踏み込んでいる気がするのですが…。

今のところ何も起こってはいませんが、このまま何も起こらないことを祈るばかりです。
 

トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪

 

併せて読みたい関連記事

2024年9月23日-9月29日週前週比4.9銭のトルコリラ安円高 先週9月23日週のトルコリラ/円は、トルコ、およびトルコリラが…と言うよりかは日米中の要因から乱高下の展開となりました。  […]

トルコリラとメキシコペソのFXブログ_トルコ・カッパドキア

 

トルコの政策金利は現在8.50%(2023年6月15日)。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?

気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪

 

セントラル短資FX
トレイダーズ証券【LIGHT FX】
トルコリラとメキシコペソのFXブログ-工業・製造業
最新情報をチェックしてあげる(^^♪