世界各地のトルコ国民への憲法改正を問う国民投票始まる
トルコ国民投票の在外投票開始
300万人以上の有権者が、57か国にある120の代表機関(大使館や総領事館)で投票を行う。
在外投票期間は今日(3月27日)から4月9日まで、投票時間は現地時間の9時から21時までとなっている。
世界各国で暮らすトルコ国民の中で最初に投票するのは、デンマーク、ベルギー、フランス、スイス、オーストリア、ドイツで暮らすトルコ国民で、今日(3月27日)投票開始となる。その中でもドイツはトルコ国民の人口が最も多い国である。
ドイツには13か所、オーストリアには3か所、ベルギーには2か所、フランスには6か所、デンマークには1か所、スイスには3か所の代表機関に投票所が設置されている。
アメリカは4月1日、北キプロストルコ共和国とオランダは4月5日、
イギリスは4月6日、
イタリアとサウジアラビアは4月7日、
ギリシャとロシアは4月8日
に投票開始となり、4月9日まで続けられる。
日本と中国と南アフリカは、在外投票期間最終日の4月9日に投票を行うことができる。
投票を行う有権者たちは、トルコ共和国ID番号と写真がある証明書を携帯しなければならない。
引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)
さて、トルコリラ保有者注目の憲法改正を問う国民投票が始まります。
トルコの憲法改正国民投票は4月16日(日)ですが、在外投票が本日27日より開始されました。
やはり欧州はトルコ国民が多く住んでいることもあり、投票開始も早ければ、投票個所も多いですね。
今回はこの在外投票も勝敗の有無を決める重要な要素として注目を集めています。
良く言えば、栄光と苦難な時代を過ごしたこともあり、トルコ国民は愛国心が強く、在外トルコ人は特にその傾向が強いです。
悪く言えば、トルコ国内の自由抑制やエルドアン大統領の強権姿勢を(伝聞は別として)直接感じていない為、良くも悪くも賛成票が多いと予想されています。
管理人の予想に反し、賛否は拮抗しているとの情報もあります。
投票結果の有無が、この在外投票で決まるかもしれません。
トルコは欧州に近く、他の中東諸国に比べ国内が安定しているせいか(最近はテロが頻発していましたが)、中東では珍しい近代的民主国家です。
現在非常事態宣言下ですから、若干の不安はありますが、物事は投票によって決まります。
エルドアン大統領は独裁的な政治はしていますが、独裁者ではありません。
特に中東やアフリカ諸国では強権的な政治が地域を安定させています。
それだけ不安定ですからね、イラクが良い例です。
他の国の人間がトルコ国内の問題に口を挟むのは問題外ですが、トルコリラ保有者としては、地域や治安が安定し、経済も安定し、トルコリラ高になって欲しいものです。
EU加盟交渉の継続問う国民投票を行う可能性
トルコのエルドアン大統領は25日、大統領職の権限強化に関する国民投票を4月16日に控え、実施後に欧州連合(EU)加盟交渉を続けるかどうかについて問う新たな国民投票を行う可能性があると明らかにした。
エルドアン大統領は南部アンタルヤで英国と開催したフォーラムで、「4月16日の国民投票後に加盟交渉について国民投票を行うことが可能で、実施した場合、われわれは国民の決定に従う」と述べた。
大統領は先に、EUとの政治・行政上の関係を全面的に見直す意向を示していた。
これには不法移民の問題も含まれるという。
ただ、経済関係は維持する方針。
エルドアン氏は25日のフォーラムで、「トルコは54年間(EUの)扉が開くのを待っている」と強調。
トルコは1963年に欧州経済共同体(EEC)とアンカラ連合協定を締結していた。
トルコのEU加盟交渉は2005年に開始したが、国内の人権問題などが交渉の進展を阻んできた。
引用元:ロイター
ドイツ、オランダ、スイスなど、反対のデモや集会は許可して、賛成のデモや集会は(トルコ閣僚の参加も含め)、許可しないなどの対応については管理人も思うところがあります。
しかしトルコ側から欧州連合(EU)加盟交渉を打ち切ることはしない方が良いのでは…。
移民・難民問題を突破口として交渉材料にするのは良いと思いますが、何もそこまでは…。
さすがにトルコ贔屓の管理人でも「EUとの政治・行政上の関係を全面的に見直す意向」だけれども「経済関係は維持する方針」というのは虫が良すぎる感じがします。
イギリスのEU離脱に関連触発された話でもあるのでしょうが、イギリスが成功するか失敗するかどうか、まだ分かりませんからね。
時期尚早だと思います。
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