ドルトルコリラ5.9突破!
やめてトルコリラは弱っているのよ
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先週10月7日の週はおよそ1トルコリラ=18円36銭でこの週の取引を終了。
先々週(9月30日の週)終値の1トルコリラ=18円75銭より、39銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=108円39銭と先々週の終値である106円90銭から1円49銭程度のドル高円安で推移しています。
先週のトルコリラは、トルコ8月の経常収支…ではなく、平和の泉作戦(トルコのシリア侵攻)に各国の批判が殺到!
欧州各国を中心に制裁も行われたことが嫌気され、トルコリラは売られて(トルコリラ安となって)いきました。
エルドアン大統領も、アメリカ軍が撤退するなど、トランプ大統領が見逃す(黙認する)ことで話がついたのでシリア侵攻を始めた…と思っていたのに、アメリカ議会・世論の反応が高すぎて、トランプ大統領も見逃せず、梯子外された格好ですね…。
頑張れトルコリラ!
サトウカズオもトルコリラ再デビューを果たしました!
全盛期の130万通貨保有…とまではいきませんが、25万通貨を保有しており、またコツコツと買い増ししていきます♪
忙しい人へまとめ
- 経常収支は大幅プラスも市場予想は下回る(涙
- トルコ軍、平和の泉作戦開始!シリアへ大規模侵攻
- ⇒欧州連合(EU)に続き、アメリカも制裁を検討(涙
- ⇒トルコリラ安が進む(も思ったよりは進まず)
- 米中貿易協議は一部合意!世界的なリスクオン展開に♪
2019年10月7日週のまとめ
トルコの経済
●トルコ8月経常収支
7月実績+11.4億ドル、市場予想+28.5億ドルに対し、7月実績+26.0億ドル!
ますはトルコの経済指標。
数は少ないですが、消費者物価指数(≒インフレ率)と並ぶ重要経済指標である8月経常収支が発表されました。
結果は…、前月7月実績を大きく上回るも、惜しくも市場予想は届かず(涙
▶️トルコ:8月経常収支
07月実績:+11.4億ドル
市場予想:+28.5億ドル
08月実績:+26.0億ドル前月実績を大きく上回るも惜しくも市場予想は届かず😭
トルコの夏は欧州中東からのバカンス客でにぎわいます
この時期の観光収入が通年の経常収支の赤字か黒字かを占います
正直もっと稼いでおきたい pic.twitter.com/176QjzBWHK— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) October 13, 2019
トルコは慢性的な貿易赤字を、この夏場の観光収入で穴埋めして、経常収支を黒字に持っていっています。
そのため、夏、この夏こそがトルコの稼ぎ時なのです!
個人的には、正直、もっと黒字額を伸ばせただろうと思うだけに、残念な結果と言えます。
トルコのシリア侵攻に各国が非難その割にトルコリラは大して下がらず シリア問題を大きくする、平和の泉作戦(トルコのシリア侵攻)。一応トルコの大義名分としてシリア国内に安全地帯を作り、その地域にシリア難民を[…]
一般的に、経常収支の黒字は通貨(トルコリラ)高材料に。
経常収支の赤字は通貨(トルコリラ)安材料となります。
トルコ経済は輸入>輸出(←これは構造上仕方がない)となる、そして冬場の観光客は期待できないだけに、残りの9月-10月で通年の経常黒字分を稼いでおきたいところです。
正直、現在のトルコ経済はまだまだ苦しいです。
しかし、一時期の最悪期を脱し、底を打ち、上昇傾向を強めています。
特にインフレ率と経常収支の改善は目を見張るものがります。
まあ、今までが酷かったと言えばそれまでですが(笑
あとは…、政治・外交がトルコの…そしてトルコリラの足を引っ張らなければ良いのですが…(溜息
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の感想ですよ♪)
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
●トルコのシリアへの難民帰還作戦
⇒シリアへの大規模軍事侵攻
⇒ロシア、難民の帰還は支持・侵攻は黙認
【ネガティブ材料】
●トルコのシリアへの難民帰還作戦
⇒シリアへの大規模軍事侵攻
⇒欧州連合(EU)各国は非難・制裁へ
⇒アメリカ、不支持・制裁へ
⇒イラン・イラクも非難
イラクは隣国で、ただでさえ余裕がないのに、クルド人が難民として着ても対応しきれないので分かりますが、仲の良いイランも非難しているのですね。
そのため、この平和の泉作戦、賛成する・理解を示す国が無い状況です。
(じゃあトルコ国内のシリア難民なんとかしてくれよ、特にEUさん、とは思いますが…)
アメリカ、対トルコ経済制裁を用意、週内にも発動か
トランプ政権は、シリア北部に進攻したトルコに対し、早ければ今週中にも制裁を科す用意を進めている。
経済制裁はアメリカが北大西洋条約機構(NATO)同盟国のトルコに対して持つ数少ない措置の1つだ。
国防当局者は、クルド人勢力へのトルコの攻撃に対抗するためアメリカ軍を投入することは選択肢ではないとしており、トランプ大統領はシリア北部からの米軍の計画的な撤収開始を国防総省に指示した。
ムニューシン財務長官は11日、トランプ大統領がトルコに「非常に強力な」制裁を新たに科す権限をアメリカ当局に与えたことを明らかにしており、政権関係者は実施に向けた準備を整えているもようだ。
制裁の内容は明らかになっていない。
トランプ大統領は13日、ツイッターで「トルコへの強力な制裁発動について、(共和党の)グラム上院議員や、民主党を含む多くの議員と取り組んでいる」と明らかにした。
ある当局者はロイターに対し、制裁の「導入に向けて政府のあらゆるレベルで作業が行われている」と明らかにした。
引用元:ロイター
冒頭にも書きましたがトルコは、アメリカ軍が撤退するなど、トルコのシリア難民帰還作戦(シリア侵攻)に対し、トランプ大統領は見逃す(黙認する)ことで話がついたのでシリア侵攻を始めたと思っていましたが、アメリカ議会・世論の反応が高すぎて、トランプ大統領も見逃せず、梯子外された格好ですね。
トランプ政権も早ければ今週中にも、トルコに対し制裁を科す方向だそうです。
しかし、エルドアン大統領もシリア侵攻を止める気は無いようです。
一部報道ではこの制裁「トルコへの武器売却の禁止」「トルコ政府に関わる全ての個人に制裁」な内容だそうです。
現段階ではトルコ軍、及びトルコ政府関係者に限定されています。
トルコのシリア侵攻に各国が非難その割にトルコリラは大して下がらず シリア問題を大きくする、平和の泉作戦(トルコのシリア侵攻)。一応トルコの大義名分としてシリア国内に安全地帯を作り、その地域にシリア難民を[…]
このくらいなら、大丈夫です。
いや大丈夫ではないですが、致命傷にはなりません。
問題はトルコ経済が絡む制裁です。
制裁関税、各国協調しての輸出入の制限、エネルギー市場からの締め出し、などなど。
こうなると…トルコ経済、及びトルコリラもお終いの始まりです。
とにかく制裁回避が一番ですが、軽微な制裁で済ませて欲しいものです。
まあ一番の一番はトルコ軍のシリアからの撤退ですが、(重要なので2回目ですが)エルドアン大統領にシリア侵攻を止める気は無いようです(涙
また、トルコが直接かかわっていないものの、トルコ、及びトルコリラに重要な影響を及ぼすものについては、
【ポジティブ材料】
●米中貿易協議は一部合意
●アメリカ、15日からの対中輸入関税率の引き上げは中止
●イギリス、欧州連合(EU)からの秩序ある離脱期待高まる
【ネガティブ材料】
●日本、中国、欧州、アメリカ経済、引き続き弱い
などがあります。
先週はトルコ関係では上記通り、トルコのシリア侵攻などネガティブな話題が中心でしたが、世界的に見れば米中貿易協議は一部合意などを背景にリスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)展開となってます。
そのため、円やスイスフランなどは売られ、リスク度が高い新興国通貨(南アフリカランドやメキシコペソ)が買われる展開となりました。
そうトルコリラ以外!
…悲しい…(涙
話を戻し、毎回毎回トルコの政治・外交がトルコリラ高の足を引っ張っています。
たまにはトルコの政治・外交がトルコリラ高に役立って欲しいですね(祈り
[FXGMO]
高スワップ&約定力99%以上は伊達じゃない!
トルコリラの推移
週の高値は18円71銭くらい。
週の安値は18円17銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週終わり10月07日東京・日本時間。
週の最安値は、週初めの10月10日ロンドン・欧州時間、となっています。
値幅54銭、見事な右肩下がりです(涙
ただ正直に言うと、思ったよりも下がっていない、と言う印象です。
確かにシリア侵攻で「ドル高トルコリラ安」が進んでいますが、米中貿易協議の一部合意で「ドル高円安」も同時に進みましたので、先週比40銭程度のトルコリラ安で済んでいます。
ただ、やはり気になるのはドルトルコリラ。
現在1ドル=5.9355トルコリラくらいでしょうか。
心理的節目の1ドル=6.0トルコリラの攻防、注目です!
ドルトルコリラ、現在は5.9355
ドル円が108円として、ドルトルコリラが6となると
108÷6=18円
トルコリラ円18円割れが視野に入ってきます
個人的には17.5円、もしくは17.0円くらいは買いかと思いますが、これも制裁の内容次第でしょうか pic.twitter.com/m4dmfLRzGh
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) October 14, 2019
2019年10月14日週の予想
トルコの政治経済
トルコリラに関しては、
10月14日:8月 鉱工業生産
10月15日:7月 失業率
などが予定されています。
今週の注目は何と言ってもトルコ7月失業率でしょうか。
06月実績:13.0%
あまり良い予感がしません。
シリア・イラクからの難民が手に職を付けトルコ国内で働いている、と言うことは確かに良い事です。
財政支援が減るのですから…。
しかしシリア・イラク難民が開業起業した場合、従業員のほとんどが同じくシリア人・イラク人だそうです。
トルコ人の職が、シリア難民・イラク難民に取られている、と言う認識はトルコ人の中にも確かにあります。
このままだと社会不安につながります。
何とも言えない、難しい問題です。
頑張れトルコリラ!
トルコの政治外交
引き続きシリア問題。
そしてイラン問題などの中東の地政学リスクが意識されるでしょう。
上記失業率にも関係しますが、トルコ人の職が、シリア難民・イラク難民に取られている、と言う認識はトルコ人の中にも確かにあります。
そのため、名目上はトルコとシリアの国境沿いに安全地帯を設け、そこにシリアからの難民を帰すと言う今回の「平和の泉作戦」。
世論調査では、トルコ国民の支持率は9割近くもあるそうです。
現在エルドアン大統領自体の支持率は5割あるか無いかくらいですから、エルドアン大統領不支持の人でも、この作戦は指示していることになります。
やはりトルコ軍のシリアからの撤退は無さそうです。
(まあこの問題、トルコもアメリカもロシアも、シリア・アサド政権を通さずに話しているのが疑問に思いますが)
トルコリラ円の為替相場見通し
トルコリラ円の為替相場見通しは、
17円50銭から19円50銭程度と予想します。
先週も、17円50銭から19円50銭程度と予想していました。
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
トルコリラ資産推移
管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っていました。
と言うことで最近恒例のトルコリラ保有枚数チェック。
先週末までのトルコリラ保有枚数は、
☑️週末の #トルコリラ チェック
18円36銭で週の取引を終了、先週比39円安、25万通貨保有
❌シリア大規模侵攻
❌アメリカも制裁検討
⭕️米中貿易協議進展隣国への軍事侵攻と言う出来事の割に個人的感想としては底堅く動いている
アメリカの制裁が大したこと無かったら、下がらないでしょう pic.twitter.com/WAcbsbDFWg
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) October 12, 2019
再デビューを果たし、25万通貨保有しています♪
一時期の130万通貨保有には遠く及びませんが、徐々に買い増ししていければと思っています。
これがトルコリラ円スワップ生活への大きな一歩となるのだ!
1年耐えれば4円くらいは実質平均取得値は減るのでレバレッジ低めで頑張ります(笑
管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのです(笑
トルコリラ円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のトルコリラ円スワップポイント比較ランキングを作成していますのでを見てくださいね♪
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トルコの政策金利は現在14.00%(2019年10月31日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
トルコリラは値動きが激しくてリスクがあって怖い…と言う方。
それならばメキシコペソは如何でしょうか?
メキシコの政策金利は現在7.75%(2019年10月31日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
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