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【トルコリラ史上最安値更新】トルコ政策金利は15.00%

トルコリラとメキシコペソのFXブログ-不安・困惑

トルコ政策金利は3会合連続利下げで15.00%

トルコリラ/円は史上最安値を更新しました…

 
サトウは全トルコリラを損切しました。

もう0.1枚も持っていません。

トルコリラの損益合計は-1,870万円です。

マンション買えるな…(遠い目

(一応、FX総合計はプラスです(^^♪)
 

トルコ中央銀行政策金利

現在:16.00%
予想:15.00%
結果:15.00%
 
2021年11月会合で政策金利を1.00%利下げし、15.00%にすることを決定。

市場予想通りも中銀は利下げを続けそうだとの思惑からトルコリラは、対円・対ドルとも史上最安値を更新しました(-_-;)

 
トルコ中央銀行は11月18日、政策金利を1.00%利下げし、15.00%としました。

3会合連続の利下げ。

まあ前日の17日に、トルコのエルドアン大統領が与党の会合で「金利と闘う」などと演説していたことから、もっと下がるかも…と言う声もありましたが、予想通りで安堵…。

とは言えず、投資家の中でもトルコリラのの評判は悪くなる一方ですね(-_-;)

今までと同じ過ち…、なぜ学ばないのか。
 

次回トルコ大統領選挙は2023年。

エルドアン大統領の任期は2024年まで。

正当な大統領選挙が行われますように。

政権が代わればトルコリラは爆上げでしょう!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ政策金利記事)ではありません。

最新のトルコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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トルコリラとメキシコペソのFXブログ-疑問・質問

 

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3会合連続利下げでトルコリラ最安値更新

トルコ中央銀行は18日、金融政策決定会合を開き、主要政策金利の1週間物レポ金利を16%から15%に下げると決めた

世界の中銀が引き締めに動くなかでの金融緩和により、通貨リラは下落が止まらない。
 

利下げは9月から3カ月連続で、合計の下げ幅は4.00%になった。

中銀は声明で12月の次回決定会合まで現在の緩和姿勢が続く可能性も示唆した。

18日のリラ相場は一時、対ドルで前日比3%下落し、年初からの下落幅は3割を超える。

 

引用元:日本経済新聞

 
結果、トルコの政策金利は、

トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)

前回実績16.00%、市場予想15.00%に対し、実績15.00%!
 

そのためトルコリラは対ドルで、1ドル=11.00トルコリラを突破でまたまた史上最安値を更新!

節目の1ドル10.00トルコリラが…と言っていたら、11トルコリラも超えてしまいました。

年初来では35%を超える安値となっています。

まあ、前々回利下げ時の9月から3会合連続利下げの今回11月までが、そのほとんどの下げ分なんですけどね(-_-;)
 

トルコリラは対円でも史上最安値を更新!

政策金利発表後からじわじわと下げはじめ、一時10.01円を記録!

2021年の1月・2月は15円台だったんですけどね…(遠い目
 

トルコ中央銀行は声明で、

「国内の経済活動が引き続き堅調であることを示している」

「金融政策がコントロールできない供給側の要因などによる物価上昇への一過性の影響が、2022年前半まで続くと予想」

「強力な指標がインフレの恒久的な低下を示し、物価安定の主要な目的を追求して中期的な5%の目標が達成されるまで利用可能なあらゆる手段を講じる」

「利下げ終了を12月に見極め」

と発表。
 

いやいや特に一番最後、本当か!?

市場も信じていなくて「利下げを続けそうだ」と見ています。
 

まあ、エルドアン大統領の立場からすれば分からないではないのですよ。

エルドアン大統領の支持基盤の建設業。

お金を借りて造成、建築・建設、そして売却。

どの工程も低金利の恩恵を受けやすいです。
 

またトルコリラ安は、エルドアン大統領が首相時代や、まともだった初期大統領時代に進めた工業化で、家電や自動車などの輸出企業にも追い風となります。

現に10月の輸出額は単月として過去最高の208億ドル(約2兆3700億円)を記録しています。

さらにコロナ禍の中でもトルコリラ安により、トルコを訪れる外国人観光客も増加傾向です。
 

ただトルコの輸入・輸出割合は、

輸出:1.0
輸入:1.5

です。

同じ無資源国でありながら円安が好影響を与える日本とは真逆で、トルコリラ高の方がトルコに好影響を与えます。
 

トルコは石油や天然ガスをほとんどを輸入しており、原油高・天然ガス高に加え、買う代金のトルコリラ安に苦しんでいます。

現にトルコでは過去1年で電気やガスの料金は約2割も上昇しています。

電気やガス、ガソリン・灯油などのエネルギー価格が上昇すれば、ほぼすべての商品・サービスの値段も上昇します。

トルコリラ安が物価上昇を促しているのです。
 

そもそも下の図のように、現在トルコは絶賛インフレ加速中です。

利上げしてでも抑制すべきところ利下げするとは…。

チェティンカヤ総裁の時も、アーバル総裁のときも、上手くコントロールできていたのに、エルドアン大統領の中銀介入・解任⇒利下げで失敗しただろ、上手くいかなかったでしょうに…。

は~…サトウのトルコリラが…。

 


 
冒頭にも書いた通り、エルドアン大統領は政策金利発表の前日の17日にトルコのが与党の会合で「金利と闘う」などと演説しています。

演説では「金利が原因でインフレがその結果だ」とする自説を繰り返し、さらに「金利を引き下げることでインフレを抑制する」という良く分からない、経済学に反する自説を振りかざし、利下げを要求するようにとの圧力発言をしています。

金利を否定するイスラム教の教えにも言及しており、そこは理解できますが、政教分離をして欲しい!
 

上記通りインフレは上昇しており、今回の利下げで実質金利はさらにマイナス幅を広げています。

トルコから資源が産出されれば、昨今の資源高によって違ってくるのでしょうが、残念ながらトルコは日本同様、ほとんど資源を算出しません。

せめてアメリカやEUと仲良くしてくれれば、通貨も堅調に推移してくれるでしょうが、昨今のエルドアン大統領は新ロシア・親中国です。

ポジティブ材料さん、どこにいますか?
 

トルコ銀行のカブジュオール総裁は、市場と大統領の間で板挟みになっており、苦しいのも理解できます。

利下げしなければ解任されることでしょう。

でも本当にこの状況下で利下げするとは…。

もう、いっそエルドアン大統領がトルコ銀行総裁を兼任すればすっきりするのにね(;^_^A
 

高すぎるインフレ率を改善するなら利上げすべきです。

しかしトルコの利上げは、ただでさえ弱い景気を冷やしかねず、雇用の改善も進まないでしょう。

逆に景気回復・失業率の改善を目指すなら利下げすべきです。

すると今後は利下げは通貨暴落によってインフレの加速を招きかねないというジレンマに陥っています(-_-;)

どちらにしろトルコ中央銀行は難しい舵取りを迫られそうです。

 

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高金利通貨国の実質金利

今回の政策金利の据え置きでトルコの実質金利は、政策金利15.00%-インフレ率19.89%=-4.89%!

先月の-3.58%からマイナス幅を拡大しています。

まあ、政策金利が下がってインフレが上がっているので当然ですが…。

トルコ中央銀行は「最近のインフレ高進は、食品価格やエネルギーなどの輸入価格の上昇、金融政策がコントロールできない供給側の要因などによるもの」としています。

また続けて「このインフレ率上昇への一過性の影響は、2022年前半まで続くと予想」ともしています。

だったら利上げしろよ、2022年後半から利下げしろよと…。
 

さて気を取り直して、他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、

同じく高金利通貨と言われる南アフリカのインフレ率は+5.00%

政策金利3.75%-インフレ率5.00%=-1.25%!

(11月18日:南アフリカは政策金利を0.25%利上げし3.75%に)

次回政策金利発表は来年1月。
 

メキシコのインフレ率は+6.24%です。

政策金利5.00%-インフレ率6.24%=--1.24%!

(11月11日:メキシコは政策金利を5.00%に利上げ

次回政策金利発表は12月17日。
 

メキシコペソも南アフリカランドも、一時期の高金利通貨っぷりは影を潜めていますが、それでもゼロ金利政策が一般的な先進国に比べれば十分に高金利通貨です!

しかしメキシコや南アフリカは、実質金利がマイナス状態。

ただ、最近の資源高で両国通貨は急上昇中です(^^♪

一方トルコは、資源も無く、実質金利のもマイナス幅も拡大中。

投資の旨味が減ってきています…。
 

まあトルコのインフレ率が下がってきてくれたり、コロナが収束し観光収入が増加して経常収支が黒字化してくれたら、トルコリラ投資への旨味も増えてくるのですが、問題はエルドアン大統領が…。

大統領が一番の問題ってどんな国?(;^_^A

 

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政策金利発表でトルコリラ

トルコの政策金利発表で、トルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=11.0278トルコリラくらいでしょうか。
 

今は少し持ち直していますが、一時は11.2925トルコリラまでドル高トルコリラ安が進んでいました。

とは言え、最安値近辺で推移しており、引き続き注意は必要です。
 

北大西洋条約機構(NATO)陣営なのにトルコのロシア製地対空ミサイル防衛システムS-400導入、及び追加導入問題など外交的問題も山積みで、トルコリラ上昇のポジティブ材料って何?って言う状況ですね…。

ドル/円

1ドル=114円30銭くらいでしょうか。
 

アメリカのインフレ懸念から長期金利が急上昇!

ドル/円も一時114円96銭まで上昇していましたが、長期金利の低下とともにドル円/も落ち着いてきました。

しかしドル/円は引き続き115円~118円を目指す勢いであり、ドル高円安がドル高トルコリラ安をどれだけ吸収できるか、と言われると厳しい状況で、やはりトルコリラに頑張ってもらうしかないです。

トルコリラ/円

1トルコリラ=10円35銭くらいでしょうか。
 

史上最安値の10.01円よりかは戻してきていますが…。

トルコリラがこのまま下げていくようなら、市場でリスク回避姿勢が強まり、メキシコペソ・南アフリカランドなどの源新興国通貨にとってもマイナス材料になってくるかもしれません。

エルドアン大統領も「トルコリラ安が外国の陰謀!」という前に、できることを行ってほしいものです。
 

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トルコの政策金利は現在15.00%(2021年11月19日)。

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