トルコリラ円スワップ生活-地政学リスク

米国シリアへ軍事(ミサイル)攻撃

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アメリカ軍シリアへ直接軍事(ミサイル)攻撃開始

 

トランプ大統領、良くも悪くも口にしたことは実行する男です。

ドル高円高トルコリラ安でトルコリラ30円割れで「一時的なトルコリラ安は覚悟し、もう根本的に解決(武力行使)にして欲しいと思う今日この頃です」と書いたら、シリアへの強い非難、警告ののち、本当にミサイル攻撃を実施しました。

(そこまでのつもりではなかったのですが…)
 

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アメリカ軍シリアへ直接軍事(ミサイル)攻撃

トランプ米政権は6日、内戦が続くシリアで、アサド政権軍の支配下にある空軍基地に対し巡航ミサイルによる攻撃を行ったと表明した。

シリアで今週、禁止されている化学兵器を使用したとみられる空爆で多数の死者が出たことを受けた対抗措置
 

米国防総省の報道官は、地中海東部に展開する米海軍の2隻の駆逐艦から、59発の「トマホーク」ミサイルがシリア政府軍の空軍基地の航空機、防空システム、燃料貯蔵庫などに向けて発射されたと述べた。

「アサド政権の行動を変えようとする長年の試みはすべて失敗、それも劇的な失敗に終わった」とトランプ大統領は攻撃後の記者会見で語った。

今回の米軍による攻撃について「化学兵器の拡散・利用を防ぐことが米国の安全保障上の重要な利益だ」と述べた。

中国の習近平国家主席と首脳会談に臨んでいるトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」で会見した。
 

安倍晋三首相は7日「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する」と記者団に語った。

オーストラリアのターンブル首相も、化学兵器使用に対する「相応の対応」と述べ、「米国の迅速な行動に支持」を表明。

ドイツのガブリエル外相も今回の攻撃に理解を示している。

 

引用元:ロイター

 
もともとトランプ大統領と米国政権メンバーは、シリア問題は二の次とし、アサド大統領(政権)の退陣を求めない態度を鮮明にし、イスラム国(ISIS)の掃討を最優先とする方針を示していました。

ティラーソン米国国務長官も「アサド大統領のその後(将来)はシリア国民が決めることだ」と話しています。

うん、一見その通りで、もっともなことです。

トランプ大統領も(費用に合わない)「世界の警察は止める」って言ってましたからね。
 

しかしこの一連の発言は、世界中(ロシア・中国・北朝鮮を除くかな?)はもとより、共和党内からも「米政権の方針転換は(アサド大統領の)戦争犯罪行為を正当化する」(マケイン上院議員)という声が挙がっていたくらいです。

そしてこのアサド大統領政権存続容認とも取れる一連の発言が、アサド大統領に化学兵器使用を後押ししたとも言われています。
 

さすがにこれはいちゃもんつけと思いますが、結構前の一部外国人入国禁止の大統領令や、最近の医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案である共和党ヘルスケア法案の採決断念を断念したことによるトランプ政権の政策実行能力、政治的先行き不透明感などもあり、支持率が低下

ロシアとの仲を重視するトランプ大統領は、対シリア政策で対立するロシアのプーチン大統領との亀裂回避から、シリア問題については当初の消極的反対程度に収めると見られていましたが…。
 

強い大統領を示す必要があったのか、オバマ前大統領も警告のみで実施しなかった、軍事(ミサイル)攻撃を実施しました。

安倍首相もいち早く支持しています。

こういう政治感覚(嗅覚)は流石ですね♪
 

トルコもシリア攻撃を理解

エルドアン大統領は、アメリカがシリアのシャイラト空軍基地に行ったミサイル攻撃に関し「殺人者アサドの取った行動が初めて報いを得ることになった」と述べた。

エルドアン大統領は、アメリカのミサイル攻撃は十分ではなく、この続きが必要であると明かした。

 

引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)

 
トルコのエルドアン大統領も、アメリカ軍のシリア攻撃を支持しています。

まあ、もともとトルコはシリア反政府組織(軍)を支持していましたからね。

アサド政権は難民を送り付けてくる困った相手であり、人道的からみても敵です。
 

それどころか、いつもは「トルコの非人道的行いが~」「エルドアン大統領の強権姿勢が~」と非難している欧州連合(EU)諸国が今回のシリアの化学兵器使用問題には腰が重いことを併せて避難しています。

実にエルドアン大統領らいしい(笑
 

トルコリラ為替相場への影響は?

トルコにとって、トルコリラ保有者にとって、これが一番痛い。

隣国シリアでの化学兵器使用という蛮行。

その報復処置として米国軍によるシリアへの直接的軍事行動(ミサイル攻撃)にでたことにより、地政学リスク上昇によるリスク回避姿勢が強まり、シリアの隣国トルコリラは売られました

そして同じくリスク回避でドルは買われ、円はもっと買われました

図式でいうと、円>ドル>>>トルコリラという最悪の組み合わせで、トルコリラ円は1トルコリラは30円を明確に割っています。
 

中東地域の不安定化は、トルコリラ売り(トルコリラ安)に繋がります。

トルコリラ上昇の希望が見えない…(涙

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