トルコリラとメキシコペソのFXブログ-物価・インフレ率

インフレ予想外に鈍化も利下げ観測でトルコリラ下落!2021.5消費者物価指数

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あれ…トルコのインフレ、予想外に鈍化?

結果、利下げ観測上昇でトルコリラ下落

 
3日、トルコの5月消費者物価指数(≒インフレ率)が発表されました。

その前日である2日、エルドアン大統領は国営放送のインタビューを受け「7~8月ごろに金利は下がり始めるべきだ」

「中央銀行総裁に利下げが必要だとの考えを伝えた」と明らかにしました。

結果、トルコリラは急落。

対米ドルの史上最安値を更新しました。
 

トルコはエネルギーなどを輸入に頼っており、トルコリラ安は輸入物価を押し上げ、インフレ上昇をもたらします。

インフレが上昇すると、通貨であるトルコリラはその分、価値を失い安くなります。

トルコリラが安くなると輸入物価を押し上げ、インフレ上昇をもたらします。

以下続く…。

物価上昇は市民生活を直撃しており、エルドアン大統領、もう選挙勝てないのでは…。

そうするとトルコリラ大暴騰だな(^^♪
 

雑談が長くなりましたが、そんな中、トルコのイベント&経済指標の中で個人的に二番目に重要な消費者物価指数(≒インフレ率)が発表されました。

(一番重要と思っているのは政策金利(トルコ中央銀行の声明含む)発表)
 

トルコ経済・トルコリラに直結する重要指標だけに、否が応でも注目が集まります。

そのトルコ2021年5月消費者物価指数は如何に!

そして気になる次回政策金利は早くも6月17日発表!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のトルコ消費者物価指数≒インフレ率の記事)ではありません。

最新のトルコ消費者物価指数≒インフレ率情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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トルコ5月消費者物価指数

トルコ5月消費者物価指数

4月実績前月比+1.68%%、市場予想同+1.32%に対し、5月実績同+0.89%!

より重要な前年比は4月実績+17.77%、市場予想同+18.20%に対し、5月実績同+16.99%!
 

トルコ5月消費者物価コア指数

4月実績前年比+15.50%、市場予想同+16.00%に対し、5月実績同+16.21%!
 

大注目のトルコ2021年5月消費者物価指数(≒インフレ率)。

結果は、…まさかのインフレ鈍化!

市場予想を下回る結果となり、物価上昇が一息ついた形となっています。
 

資源が無く輸入に頼るトルコにとって、原油や天然ガスをはじめとするエネルギー価格の上昇は、物価上昇を招きます。

原油・天然ガスだけでなく、他の鉱物資源も、新型コロナウイルス・ワクチン接種加速からの経済正常化期待で上昇していますからね。

てっきり上昇するものだと、問題はその上がり幅だと思っていましたが…、あさかの鈍化。
 

市場では予想外のインフレ鈍化について、新型コロナウイルス感染者数の急増で、トルコ政府が厳格なロックダウン(都市封鎖)を先月再び実施した結果、物を買わなくなり、鈍化に転じた一時的な要因である可能性が高いとしています。

うん、まあ、それならば納得(;^_^A
 

トルコ中央銀行による次回政策金利発表は6月17日。

さすがにまだ利下げは無いと思いますが…、上記通りエルドアン大統領による圧力により、利下げがあり得るのも怖いところ(;^_^A

トルコリラ…期待して良いのか!?
 

実質金利は十分プラス

実質金利とは、名目金利から物価上昇率を差し引いた金利のことを指します。

簡単に言えば、主に政策金利から消費者物価指数・前年比を引いた数値のことですね。
 

今回の消費者物価指数発表でトルコの実質金利は、

19.00%-16.59%=+2.41%となりました。

実質金利はプラスです( ・_・)b グッ
 


 
トルコの実質金利は、2.41%。

しかし、インフレはまだ上がりそうですし、金利はエルドアン大統領の圧力で下がりそうです。
 

トルコ経済は依然苦しいままです。

特に新型コロナウイルスの影響で、雇用全体の50%以上を占めるサービス業は、店内飲食や週末の外出禁止措置で苦境にあえいでいます。

トルコの一大産業である観光業も、海外からのお客が来ずに壊滅的大ダメージです。
 

エルドアン大統領の金利を下げればインフレも下がると言う謎理論は置いておいて、インフレを考えれば利上げするしかないですが、これ以上利上げすると、トルコ経済にとっては死活問題です。

かと言って利下げすると、インフレ上昇を招き、企業はもとより市民生活にも支障をきたします。

トルコ中央銀行と政府・財務省は難しいかじ取りを迫られそうです。
 

消費者物価指数とは

商品や受けるサービスには価格があり、その時々によって高くなったり安くなったりしています。

これら商品の価格を消費者物価と言い、その平均的な動きを測定したものを「消費者物価指数」と言います。

消費者物価コア指数とは、その中から季候の変動などの影響を受けやすい生鮮食品とエネルギー価格を除いたもの、のことを言います。

 

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良いインフレと悪いインフレ

インフレには、良いインフレと悪いインフレがあると言われています。

良いインフレは、景気が良くて物価が上がるインフレです。

景気が良いと、物やサービスが良く売れるので、需要が供給を上回り、値段が上がりインフレになります。

景気が良いと、給与も上がるでしょうから、物やサービスの値段が上がっても、それほど気にならないかもしれません。

高度経済成長期やバブル期がそうでしょう。
 

逆に悪いインフレは、原材料や設備装備品が値上がりし、物やサービスを提供する値段が高くなるインフレです。

トルコは原油や天然ガスなどをはじめ、たくさんの原材料や物を輸入しています。

トルコリラ安により、輸入材料の値段が上がれば、その分企業コストは増え、利益は減ります。

給与が物やサービスの上昇に追いついておらず、物やサービスが売れなくなる…と言う光景が目につくようになります。

結果、不景気に突入してしまうことが多々あります。
 

トルコの場合、インフレ率は15%以上です。

給与が前年比で15%以上、上昇していれば良いですが、そんなことはありません。

トルコは欧州で一番人口も多く(ロシア除く)、もともと内需が盛んです。

しかし悪いインフレが起こっており、兎にも角にもインフレ対策は重要なのですが…。
 

トルコ5月生産者物価指数

物価・インフレ上昇

生産者物価指数は上昇

 
トルコ5月生産者物価指数

4月実績前月比+4.34%、市場予想+2.90%に対し、5月実績+3.92%!

より重要な前年比は4月実績+35.17%、市場予想+36.40%に対し、5月実績+38.33%!
 

生産者物価指数…これは酷い(-_-;)

上記5月の消費者物価指数は鈍化しましたが、生産者物価指数は大きく上昇!

やはりインフレ鈍化は厳格なロックダウン(都市封鎖)による、一時的な要因だと言うことが裏付けされました。
 

これでは製造して市場に出回る2カ月後~3カ月後の消費者物価指数(インフレ率)が心配です。

こちらも消費者物価指数と同じように、資源価格の上昇や、トルコリラ安からの輸入物価が上昇していることが原因です。
 

事実、トルコリラは2021年、新興国通貨のうちで年初来で最も下落しています。

メキシコペソはコロナショック時まで、南アフリカランドに至ってはコロナショック以前の値を超えるほど回復しています。

ブラジルレアル・ロシアルーブルはコロナショック前まで、まだ全然戻しきれていませんが、2021年に入ってからは上昇基調となり値を上げています。
 

トルコの経済構造は、輸出を1とすると輸入は1.5となります。

つまりトルコリラ高の方がトルコ経済にプラスに働くのです。

当然トルコリラ安だとトルコ経済にマイナスに働きます。

(トルコリラ高だと安く品物を輸入できるためトルコ経済にもインフレにも優しい♪)
 

さらに日本と同様、資源の無いトルコでは、原油・天然ガスなども輸入に頼っています。

その原油・天然ガスの価格も一時期より上昇していることもインフレ上昇に拍車をかけています。
 


 
色々言いましたが生産者物価指数は消費者物価指数(≒インフレ率)の先行指数です。

何故なら、この1月生産者物価指数は、2カ月後~3カ月後の消費者物価指数に影響を与えるからです。

(5月に作られた商品は、7月もしくは8月あたりに消費者に届き、購入されていくため)

このままだと2021年7月・8月の消費者物価指数(≒インフレ率)も厳しそうです(;_;)
 

生産者物価指数とは

消費者物価指数との違いは文字の通り、消費者側から見た数値(買う側・受け取る側⇒消費者物価指数)か、生産者側から見た数値(提供する側・販売する側⇒生産者物価指数)かの違いです。

(生産者が出荷した時、サービスを提供する時の値段は生産者物価指数となります)

そして、生産者物価指数もインフレの指標となる経済指標です。

 

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消費者物価指数でトルコリラ

トルコ5月の消費者物価指数・生産者物価指数でトルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=8.7262トルコリラくらいでしょうか。
 

インフレ鈍化は良い事なのですが、逆に利下げが現実味を帯びてきて、トルコリラ安の展開になっています。

またエルドアン大統領の介入(利下げ)発言などが、トルコリラに悪影響を与えています。

いい加減エルドアン大統領も学んで欲しいですが、もう無理でしょうね。
 

本来インフレ率17%とか、市民の怒りが爆発してデモが頻発しそうなくらいの上昇率なんですけどね。

食料品やガソリンなどの生活必需品の暴騰って、アメリカだったら暴動デモが起こりそうですが、トルコ人は怒ってないのかニュースになっていないだけなのか…。

兎に角、選挙に勝つためにもエルドアン大統領は、このインフレを何とかしないといけません。

ドル/円

1ドル=110円18銭くらいでしょうか。
 

ドル高に動いており、円全面安の展開となっているのが、多少トルコリラ/円の助けとなっているのでしょう。

また雇用統計の先行指標とも言える、

アメリカ5月ADP雇用統計
前回:+65.4万人(+74.2万人から下降修正)
予想:+65.0万人
実績:+97.8万人

アメリカ2月ISM非製造業景況指数
前回:62.7
予想:63.0
実績:64.0

と、予想を上回る強い内容となりました。
 

アメリカ経済の回復・雇用の改善が一段と進んでいることが分かり、このままのペースで進めば、金融緩和策の早期縮小観測は一段と強まり、一層のドル高につながる可能性が高いです。

トルコリラ/円

1トルコリラ=12円65銭くらいでしょうか。
 

トルコリラにとって逆風が吹いています。

トルコにとっても良い材料が少なく、悪い材料が多い状態です。
 

ただ、トルコの新型コロナウイルス・ワクチンの接種は加速しています。

6月2日時点で少なくとも1回接種したトルコ人は、人口の20.6%

必要回数のワクチン接種が完了したトルコ人は、人口の15.4%と、世界的に見れば進んでいる方です。

頑張れトルコリラ!
 

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この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?

気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪

 

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