トルコ7月景況感と設備稼働率は市場予想をやや下回るも既に高水準のため仕方なし
トルコの経済指標も良好な数値が出始めており、特に景況感と設備稼働率は(トルコ比で)高水準を維持しています。
トルコ経済も復活してきた様子が伺えます♪
しかし…それ以上にアメリカ経済が絶好調なんですよね…。
(その為にトルコリラの値が上がらない…)
トルコ07月景況感
トルコ07月景況感
前回06月実績112.4、市場予想112.7に対し、実績109.5!
市場予想はやや下回ったものの、110近い109.5と良い数値を維持しています。
景気判断の分かれ目である100は優に超えているので、悪くない数値と言えるでしょう。
直近では、2017年01月の97を底に、以降は110前後を推移しています。
トルコのみなんさんは、皆前向きに「好景気だ!」と感じているということです♪
景況感とは
一般消費者や企業が、現在の景気の状態と過去(以前)の景気の状態とを比較して、良くなっている、もしくは悪くなっている、変わっていない(停滞している)など、どのように感じているか、という景気の状態に対する印象のこと。
日本で言うところの、日銀短観(全国企業短期経済観測調査)と言えば聞いたことがるかもしれませんね。
トルコ07月設備稼働率
トルコ07月設備稼働率
前回06月実績79.0%、市場予想79.0%に対し、実績78.7%!
こちらも惜しくも前回や市場予想をやや下回結果に。
とは言え、誤差の範囲とも言えなくもなく、2009年以降では先月の79.0%が最高だったので、2009年以降では過去2番目の高水準と言えるでしょう。
何が言いたいかと言うと、トルコ経済は悪くない、むしろ好調と言っても良いくらい頑張っているということです。
設備稼働率とは
各種設備(組み立てラインなど)の操業状況を指数にしたもののことを言います。
トルコ国内で、生産できる量(生産能力)のうち実際に生産された量の割合を示します。
日本では(経済が成熟しているため)他の重要経済指標に隠れがちですが、中堅工業国にとってはとても重要な経済指標です。
つまりこの数値により、トルコの景気経済の良し悪しが分かるのです!
トルコ7月景況感と設備稼働率でトルコリラ
トルコ07月の景況感と設備稼働率は、市場予想をやや下回ったものの、そこそこ良い数値となったことで、トルコリラがどうなったかと言うと…。
変わらないですね…。
さすがにどちらも想定内の数値となりましたし、方向性を決めるような経済指標でもないので仕方がないですかね。
ドル/トルコリラは変化なく無風通過となっていて、1トルコリラ=31円30銭付近でうろうろしています。
まあ、ドル/トルコリラはトルコにとって余程良い結果、良い数値(もしくは悪い結果、悪い数値)が出ない限り、超大国アメリカ側に引っ張られますからね。
仕方ないですね。
26日の米国連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、動きにくいのでしょう。
スワップ狙いの長期保有運用派に取っては値が動かないのは、悪い事ではないのですけどもね(笑
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この記事を見られているってことはトルコリラに興味があるってことですよね?
気になるなら悩むよりも時間を味方に、早く始めることが重要だと思います♪