欧州連合(EU)トルコ関税同盟強化

欧州連合(EU)トルコ関税同盟強化

ゼイベクジ経済大臣は、関税同盟の更新により農業で再生が行われると話した。

準備が続けられていると明かしたゼイベクジ大臣は、農業で今後欧州連合(EU)に適合した構造変化が起こると伝えた。

ゼイベクジ大臣は、農業が関税同盟に含まれることで肉や小麦など多数の製品が安くなると指摘した。

ゼイベクジ大臣は、イギリスがEU脱退後にEUと築いた関係と同様の関係をトルコとも築くことでEUと合意したとも述べた。

久々に良いニュースですね。

欧州連合(EU)とトルコの関税同盟が更新強化されると上記通り農産品やサービス、公共調達などの関税が撤廃されます。

このEUとトルコの関税同盟更新強化は、EU側から提案したみたいです。

まあ正確には、トルコ側からはEU加盟・同盟強化をずっと言い続けていたのをEU側がようやく応えた、といった感じでしょうか。

これによって悪化しているEUとトルコとの関係が改善に向かえば良いのですが…。


EUトルコ関税同盟強化のメリット

そもそもこのEUとトルコの関税同盟は1996年に発効しました。

これによって自動車など工業製品の関税が撤廃され、トルコの自動車生産や輸出は過去最高を記録しています。

トルコはEU加盟を熱望していますが、エルドアン大統領の強権姿勢に眉を顰め、昨年11月には欧州議会でトルコの欧州連合(EU)への加盟交渉が凍結される運びになってしまいました。

しかしEUにとってトルコは、

  • 地理的に(対ロシアとの防衛上)軍事上、重要な位置にあること
  • 難民問題(不法移民問題含む)上、トルコの協力が不可欠であること

上記から、トルコとの関係強化はEUの利益となります。


一方トルコにとっても輸出の4割以上はEUへの輸出となっており、トルコ経済上切っても切れない関係となっています。

EU側にとっては、エルドアン大統領の弾圧・強権姿勢は認めがたくEU加盟には難色。

EUトルコ関税同盟強化でトルコに恩を売り、難民問題の改善、トルコをEU側に引き留め

トルコ側にとっては、EUには加盟したいが、エルドアン大統領の政治姿勢は強権姿勢ではなく、テロ根絶・治安回復には必要なものであり、そもそもは内政干渉だ!認めるわけにはいかない!

EUトルコ関税同盟強化でトルコ経済を向上させ、国民支持を得、エルドアン大統領の基盤を強化し確固たるものにする

(ゆくゆくはEU加盟へ)

と考えているのでしょう。

まさにWin―Winの関係構築!

EU側の試算によると、欧州連合(EU)トルコ関税同盟更新強化により、新たな項目の関税が撤廃されると、トルコの対EU輸出は年50億ユーロ(6,100億円)増える見込みだそうです。


EUトルコ関税同盟強化の壁

実現すると、もちろんトルコリラ高材料になるでしょうし、確実にトルコ経済は上向きます

ただ…、欧州連合(EU)トルコ関税同盟の更新強化にはEU全加盟国の承認が必要であり、対トルコ強硬派のオーストリアなどが反対する可能性が高いです。

トルコの欧州連合(EU)への加盟交渉凍結もオーストラリアの提案によるものですしね。

まあ、実際に交渉自体が開始されても締結には数年はかかるでしょうし、短期的にはほぼ影響ないですが、中長期的には期待したいです♪

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