トルコリラ円スワップ生活-気付き驚き

トルコ国債ジャンクなのに大人気

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トルコ国債ジャンクなのに大人気

 

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トルコ国債ジャンクなのに大人気

トルコは国際信用格付け機関が不当に行った格付け引き下げにもかかわらず、投資家の注目の的であり続けている。

ドルが昨日2月14日に5週間ぶりに最低水準に達する一方、財務省が行った9年期間国債の入札に3倍の申し込みがあった。

また、12月に海外直接投資の流入は、19億9100万ドル(約2275億円)で17か月間の頂点に達した

 

引用元:トルコ サバフ紙

 
先日格付け会社のフィッチ・レーティングスがトルコの格付けをジャンクに引き下げ、これで世界3大格付け会社(ムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチ・レーティングス)すべてがトルコを投機的格付け、いわゆるジャンクと格付けした訳ですが…。

意外なことに国債は人気となっています。

ジャンクなのに…
 

いや、これはトルコにとって素晴らしいことです。

なぜならば、

トルコ国債がジャンクに引き下げ

⇒(紙くずになる危険もあり)買う人が少なくなる

⇒魅力を上げる⇒利回りを良くする

⇒金利負担増加⇒財政負担増加

⇒国庫圧迫
 

となるはず(と思っていたが)が、実際には、

トルコ国債がジャンクに引き下げ

⇒(紙くずになる危険もあるのに)人気で買う人が殺到

⇒魅力を上げなくても良い

⇒多少でも利回りを落とす(悪くする)

⇒金利負担減少⇒財政負担減少

⇒国庫負担軽減

となり、トルコにとっては良いことです。
 

まあ、利回りが減少すると買う人が少なくなる、というのもありますが、そこは市場に任せるしかないですね。

トルコが安定し、国債も紙くずになることなく、現在の投機対象ではなく投資対象として認められれば、トルコリラも落ち着きを取り戻し、トルコリラ高に向かうというものです。

 

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トルコのメリット

トルコ経済が外資に頼っている現状、トルコへの投資額が増えているというニュースは朗報です。

テロ撲滅など治安回復が進めば、もっと投資も増えるでしょう。

シリア問題も落ち着いてきたのかな?

地政学リスクが軽減されれば、トルコにとって大きなプラス要因です。

人口も順調に増加中であり、企業側が雇用に困ることは無く、人件費も安いです。
 

また欧州連合(EU)トルコ関税同盟により、EUへの輸出に関しては、関税がかからないものもあります。

(今のメキシコで自動車工場作ってアメリカに輸出するのと同じで、トルコで自動車工場作ってEUへ輸出)

トルコは欧州の隣に位置し、地中海を挟んでいるため船で、イタリア、フランス、スペイン、イギリスにだって輸送費をそうかけずに物を運搬できます。

同じく地中海を通して、エジプト、サウジアラビアへ。

陸路でも隣国イラン、イラクなどの中東諸国へ。

また黒海を挟んで同じく船でロシアへ。

アジアとヨーロッパの狭間に位置するトルコは魅力的な国なのです♪
 

このままトルコ経済順調!トルコリラ回復!に進んでもらいたいですが…。

テロ等治安問題、隣国シリア問題、エルドアン大統領の強権姿勢問題等々のマイナス要因の改善には、時間がかかりそうでなので、みなさんもトルコリラの投資運用にはリスクを抱え込んでいる、というのを忘れないようにしてください。

リスク管理は重要ですからね。

まあその分、トルコリラは金利が高いと言えるのですが(笑
 

トルコリラ・スワップポイント小漫画、政策金利12.00%

 

トルコの政策金利は現在12.00%(2019年12月24日)。

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