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メキシコ政策金利6.00%でペソ上昇【6会合連続で利上げ】

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メキシコは政策金利を利上げし6.00%に

メキシコペソは上昇しスワップも上昇中

 
メキシコ銀行(BOM)は2月10日(日本時間の11日午前4時)、金融政策決定会合を開き、予想通り政策金利を0.50%利上げし6.00%とすることを決定しました!

利上げは6会合連続。

今回は1月1日から就任したロドリゲス新総裁による初めて会合でしたが、ハト派と見られていたロドリゲス新総裁も0.50%の利上げを支持するなど、新体制となっても引き続き金融引き締めを続行し、インフレ抑制に強い姿勢を示す良い機会となりました。

メキシコペソも(直前にアメリカ消費者物価指数(CPI)が発表され、40年ぶり最大の伸びを記録し、アメリカ10年債利回りが上昇しているのにもかかわらず)堅調に推移しています(^^♪
 

インフレの高さは気になりますが、原油価格も1バレル=90ドル台を回復していますし(メキシコは産油国)、世界一の生産量を誇る銀価格も高値圏を維持しています。

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新興国通貨なのに底堅く、仮に下落してもその間は高いスワップポイントが助けてくれるでしょう(^^♪

トルコリラなんて必要なかったんや(涙
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ銀行、政策金利を6.00%に

メキシコ銀行(中央銀行)は10日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き上げて6.0%にすると発表した。

利上げは6会合連続
 

5人の委員のうち4人は0.5%の利上げを支持し、1人は0.25%の利上げを主張した。

金融市場では事前に最低でも0.25%の利上げを見込む声が多かった。

0.5%の利上げは2回連続。

中銀は10日に出した声明で「インフレ圧力が予想以上に大きく、長く続いている」と利上げの理由を示した。
 

メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)によると、1月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比7.07%だった。

中銀の目標上限である4%を11カ月連続で上回った。
 

メキシコの21年10~12月期のGDPは前四半期比の実質で0.1%減と2四半期連続のマイナス成長で、一般的な定義による景気後退局面に入っている

中銀のジョナタン・ヒース副総裁は「22年1~3月期が底になる。22年4~6月期以降は力強い米国経済を背景に輸出が伸びて回復に向かう」という見通しを示す。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績5.50%、市場予想6.00%に対し、実績6.00%!
 

日本経済新聞の記事にもある通り、市場予想通り0.50%利上げで、メキシコの政策金利は6.00%となりました。

これで利上げは6会合連続となっています。
 

その原因はメキシコのインフレ加速です。

6会合連続ということは、それまで5会合連続で利上げをしていたのですが、それでもインフレが収まらないのです。

原油などのエネルギー価格の上昇は、メキシコが産油国でもあるためプラスに働く一方、すべてのモノ・サービスの価格に影響を与えます。

メキシコでは特に食品・加工食品の値上がりが激しく、生活必需品の上昇は国民の不満につながります。
 

また問題はメキシコ国内のインフレ問題だけにとどまらず、アメリカの金融正常化加速の動きもあります。

メキシコ銀行(BOM)も「他の多くの新興国も利上げしている」

「アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の引き上げを予告している」

と0.5%の利上げを決めた背景について説明しており、このままでは資金がアメリカや他の新興国に流れかねず、メキシコだけ後れを取る訳にはいかないと言う理由もあるようです。
 

今回、5人の委員のうち4人は0.50%の利上げを支持。

1人が0.25%利上げを支持し、全会一致とはなりませんでした。
 

ただ、高金利嫌いのロペス・オブラドール大統領に近いエスキベル副総裁が前回と同じく0.25%支持は仕方がないにしても、ハト派と見られていたロドリゲス新総裁も0.50%の利上げを支持したのは大きいと思います。

新総裁・新体制下になっても、金融引き締め路線は変わらないということを示しました。

メキシコ銀行(BOM)も声明の中で、「インフレ圧力は予想以上に大きく、長期化している」と指摘していますから、メキシコ銀行(BOM)内でインフレ加速への警戒感と・危機感が表れている証拠でしょう。
 

2月9日に発表されたメキシコ1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で、

前回:+7.36%
予想:+7.02%
実績:+7.07%

と、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値である3%±1%、つまりは上限である4%を11カ月連続で上回っています。
 

また消費者物価指数から変動の大きい一部の食品とエネルギーを除いた1月コアCPIも、同じく前年同月比で、

前回:+5.94%
世雄:+6.16%
実績:+6.21%

と、コアCPIは2001年9月以来、20年4カ月ぶりの高い伸びを記録しました。

(トルコの1月消費者物価指数(CPI)同+48.69%、コアCPI同+39.45%と比べると低く見えますが、トルコが異常なのです(;^_^A)
 

またメキシコ銀行(BOM)は、12月1日に発表した四半期レポートからインフレ見通しを引き上げました。

それによると、2022年1-3月期がインフレのピークであり(3月6.9%見通し、12月時点では6.7%だった)、年末時点では4.0%(12月時点では3.5%だった)。

コアCPIも、2022年1-3月期がインフレのピークであり(3月6.4%見通し、12月時点では6.2%だった)、年末時点では4.3%(12月時点では4.1%だった)。

(無理っぽいですけど(;^_^A)
 

上記通り、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値は3%±1%なので、2022年末でも上限である4%を上回っていることになります。

またまだ利上げ路線は続くことでしょう。

市場では、2022年末での政策金利は7.50%と言う声もあります。

当然この追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります。
 

他力本願ですが、隣国アメリカの景気回復・雇用改善は目に見えて明らかです。

アメリカの景気経済の回復はメキシコ経済、及びメキシコペソに恩恵を与えてくれることでしょう。

ありがたいことです(^^♪

メキシコペソ…有望ですね( ・_・) グッ

 

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高金利通貨国の実質金利

実質金利で言うと、メキシコペソは厳しいです。

上記通り、メキシコ1月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+7.07%。

2021年12月の+7.36%より下がってるとは言え、高止まりしたままです。
 

メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。

現状はメキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
 

インフレ高にはメキシコ銀行も危機感をいただいており、声明文にも「目標(中央値)であるインフレ率3%に向けて管理していく必要がある」と指摘しているくらいです。

当面の利下げはないでしょう。
 

ただメキシコのインフレ高は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れ部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A

現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
 

まあ現状、世界的には新型コロナ後の景気経済の回復からの資源高・原油高の傾向が続いています。

そう考えると、メキシコペソの下値も堅そうです♪

 


 
今回の政策金利の利下げによりメキシコの実質金利は、

政策金利6.00%-インフレ率7.07%=-1.07%!

まだまだマイナスとなっています。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利4.00%-インフレ率5.90%=-1.90%!

トルコは、政策金利14.00%-インフレ率48.69%=-34.69%!
 

その他の国の通貨は金利が付かないことが多いですし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます♪

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=20.6334メキシコペソくらいでしょうか。
 
一時は1ドル=20.40メキシコペソを下回るまどメキシコペソ高が進んでいましたが、一晩経って元に戻して(ドル高・メキシコペソ安になって)きました(;^_^A

まあ堅調地合いは続くことでしょう(^^♪
 

メキシコの消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は高止まりしていますが、アメリカはそれ以上に加速しています。

アメリカの1月消費者物価指数(CPI)は、前年比+7.5%、コアCPIも同+6.0%と2021年12月からさらに加速していることから、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%利上げする確率が50%を超えてきました。

今回メキシコ銀行(BOM)が先手を打ち、利上げを続けていますが、アメリカとの金利差については今後も要注意です。

ドル/円

1ドル=116円05銭くらいでしょうか。
 
一時は116.3円を超えるまでドル高・円安が進んでいます。

理由は上記通り、アメリカのインフレが加速しているため、連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを加速させるのではないかとの憶測からの金利上昇⇒ドル高。

そして日本銀行が10日、10年国債で指し値オペを実施する発表したこと。

これにより円安が進みました。
 

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=5円64銭くらいでしょうか。
 
一時5.685円まで上昇したんですけどね…利益確定の売りに押されて戻ってきました(;^_^A

とは言え上記通り、メキシコのインフレは依然として高く、市場でもインフレを抑制するためにもメキシコ銀行(BOM)は今後も利上げを続けるとみられます。

メキシコ銀行(BOM)のタカ派的な姿勢や追加利上げ観測に支えられて、メキシコペソ/円は引き続き底堅く推移しそうです(^^♪

次回政策会合は3月24日です。

頑張れメキシコペソ!
 

現状図で表すと、現状はドル>メキシコペソ>円ですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在6.00%(2022年2月11日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

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