トルコリラとメキシコペソのFXブログ_困惑

メキシコ予想通り利下げで政策金利は7.75%!2019年8月失業率

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メキシコ中央銀行、政策金利を7.75%に利下げ!

 

メキシコ中央銀行は日本時間の27日午前3時、市場予想通り政策金利を0.25%利下げし、7.75%としました。

今月基準国とも言えるアメリカも利下げしていますし、まあ仕方ないですね。

ただ…、メキシコ経済は景気停滞から景気後退に入る可能性も高まっており、さらなる利下げに向けた動きも気になるところ…。
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ8月失業率

トルコ8月失業率

7月実績3.7%、市場予想3.7%に対し、8月実績3.7%!
 

まずはメキシコ8月の失業率。

失業率はどこの国にとっても重要な経済指標です。

結果は…、市場予想通りで前月実績から横ばい。

ここ3年では一番悪い数値が続きます(涙

悪化しなかったことを喜ぶべきか、改善しなかったことを悲しむべきか…。

(ただ、5年前は5.5%ともっと悪かったので、改善していると言えば改善していますけどね(笑)
 


 

ただこの失業率3.7%。

メキシコ的には悪い数値には変わりないのですが、実はアメリカと同じです(苦笑

しかも上記tweet通り、

トルコ:13.0%
南アフリカ:29.0%(←過去最悪)

と他の新興国・高金利通貨国に比べ優等生的な低い失業率となっています。
 

他の先進国と比較しても、

8.7%:フランス
5.7%:カナダ
5.3%:オーストラリア
5.0%:ドイツ
3.9%:ニュージーランド
3.7%:アメリカ
3.3%:イギリス
2.2%:日本

と遜色ないどころか、良い数値だったりします♪
 

メキシコは失業者が街にあふれ、アメリカへの難民を多数出しているイメ―ジがあるかもしれませんが、その難民はホンジャラスなどの中米からの難民が、メキシコを経由してアメリカに雪崩れ込んでいるからです。

つまり実は(他に比べまだ)メキシコの労働市場は堅調なのです。
 

ただ…、ロペス・オブラドール大統領の経済政策が左派寄りで、経済の悪化を招いている点は否定できません。

人気取りの政策は財政悪化をもたらします。

国民は望んでいるかもしれませんが、時には国民に嫌われる勇気を持ってですね。

 

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メキシコ政策金利を7.75%に

メキシコ銀行(中央銀行)は26日に開いた定例の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げて7.75%にすることを決めた。

利下げは2会合連続となる。

アメリカ連邦準備理事会(FRB)の利下げで世界的に金融緩和の流れが強まっている。
 

メキシコの経済成長率は19年1~3月期に前期比でマイナスに落ち込み、4~6月期もゼロと停滞が鮮明

経済団体などからも利下げを要求する声が上がっていた。
 

一方でインフレ率は安定してきている。

9月前半も物価上昇率は2.99%とメキシコ銀行が目標とする3%プラスマイナス1%の水準に入ってきた。

アメリカをはじめとした世界的な金融緩和の流れが続く中で、メキシコもさらなる利下げに向けた環境が整ってきている。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行 政策金利

前回実績8.00%、市場予想7.75%に対し、実績7.75%!
 

メキシコ銀行 声明文

「成長へのリスクバランスは下向きバイアスが継続」

「アメリカ・メキシコ貿易関係の不透明感は根強い」

「政策金利引き下げは全員一致ではなく、2人の委員が50bp引き下げを支持」

「経済成長は停滞しているが年後半にかけて回復を見込む」
 

利下げは仕方ないですね、市場予想通りです。

メキシコの景気減速は明らかですし、何よりアメリカも2会合連続で0.25%利下げしているので、メキシコ・アメリカ間の金利差も変わらず、何も問題ありません。

(日本との金利差は縮小しましたが、メキシコ銀行が見ているのはアメリカとの金利差であって日本との金利差なんて見ていない)
 

上記通り、メキシコのGDP成長率も前期比で、

2019年1Q:-0.2%
2019年2Q:±0.0%(速報値+0.1%から下降修正)

となっています。

厳しい、の一言ですね。

2期連続でのマイナス成長となると「景気後退局面入り」と言われるだけに、なんとか踏みとどまっている、と言うのが現状です。
 

メキシコ経済の何が問題かと言うとロペス・オブラドール大統領の経済政策が問題視されています。

2018年12月に就任したロペス・オブラドール大統領は、大統領選挙期間中からの選挙公約とは言え、既に着工していた首都近郊の新たな国際空港を「(税金の)無駄遣いだ」として建設を中止。

また石油生産への民間資本の入札を「外資参入が問題だ」として入札延期・大幅な見直しを決めました。

そのため経済の混乱を招き、外国からの投資も落ち込んでいます。
 

一方、年金や奨学金の拡充。

貧困層・貧困地域へのバラマキなど、人気取り分野への重点投資。

財政規律が…と言われるので、それ以外の、そう医療分野さえも予算削減対象となっています。

(メキシコの医療費はもともと高く、治療を受けれるのはお金持ち、貧乏人はそもそも治療を受けれない)
 

さらに問題なのが上にも出てきた、石油生産分野での債務超過が続く国営石油会社ペメックスの問題

メキシコ政府は2月に約1,000億メキシコペソの財政支援を約束。

7月にも3年間で総額2,690億メキシコペソの支援策を発表しています。

税金の減免は真っ先に約束しています。

このペメックス問題、問題の先送りで抜本的な解決策はなく、国家財政にも悪影響を与えています。

純経済的に考えるのなら、民間資本への売却、もしくは清算・解散が一番なんですけどね…。
 

ただこの財政再建・緊縮策が功を奏し、支出は大幅に削減されています。

結果、2019年予算の財政収支は国内総生産(GDP)比1%の黒字予定です。

まあ、公共事業・インフラ投資などの景気浮揚策をもと積極的に行い、メキシコ経済の回復を後押しするべきだ、と言う声は根強いですけどね。
 

しかしメキシコペソ的には、財政黒字・インフレ率の低下はメキシペコ高に作用します。

また、さすがにメキシコ政府も南部の貧困地域向けにインフラ投資を行うとしています。

さらに時間が経ち、ロペス・オブラドール大統領の経済政策の混乱も収まりつつあります。

メキシコ銀行もこうした計画の実行などで、7~9月期以降は徐々に成長が加速していくとしています。
 

隣は経済最強国家アメリカ。

新NAFTA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定=USMCA:※)も発行間近で、メキシコ経済も問題があるものの、トルコ・南アフリカに比べれば【まし】です(笑

メキシコペソへの投資、悪くないと思いますよ(笑
 

※新NAFTA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定=USMCA)

アメリカ・メキシコ・カナダの3政府は批准に署名したものの、議会はメキシコしか承認していなく、正式には発行していない状態。

 

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政策金利発表でメキシコペソ

8月の失業率と政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=19.6532メキシコペソくらいでしょうか。
 
市場予想通りだったのか、あまり影響はなかったですね。

発表前からアメリカの中国企業・華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置延長など、米中貿易戦争の長期化懸念からドル高メキシコペソ安が進んでいた状態でした。

正直、メキシコ国内発のメキシコぺソへのポジティブ材料は、なかなか無い状態です(涙

(米中貿易協議進展などの外部的要因に頼らざるを得ない状況です)

ドル/円

1ドル=107円70銭くらいでしょうか。
 
トランプ大統領の弾劾裁判への警戒感でドル安円高。

中国のアメリカ産農産物の輸入増方針で、米中貿易協議への進展期待から、ドル高円安となりました。

もうね、経済指標そっちのけで、米中貿易戦争関連、とりわけトランプ大統領のtweetで相場が動いている気がしますよ…。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=5円48銭くらいでしょうか。
 


 
発表直後はメキシコペソの買い戻しも進み、メキシコペソ高で反応しましたが、やはり経済の弱さが意識され、その後は利益確定の売りが進む展開となってしまいました。

ただし実質金利は、

インフレ:+3.16%
政策金利:+7.75%
実質金利:+4.59%

と高く、魅力的な通貨に変わりありません。

メキシコ銀行の声明通り、今年後半の経済成長に期待したいです♪
 

現状図で表すと、現状は円>ドル>メキシコペソですかね。

メキシコペソ…、頑張ってくれい…(涙
 
メキシコペソ・スワップポイント漫画-政策金利7.75%_mini

 

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毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在7.75%(2019年9月27日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

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