トルコリラとメキシコペソのFXブログ_投票・選挙

イスタンブール市長選再選挙決定!トルコリラ17円台へ

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トルコの民主主義は死んだのか!?

イスタンブール市長選再選挙決定!

 
3月31日のトルコ地方選挙最大の注目だったイスタンブール市長選挙。

4月17日にようやく野党候補のイマモール氏の勝利が確定しましたが、与党側は色々といちゃも…異議を申し立てて再選挙を申請していました。

その過程で選挙管理委員会の高官が大統領府に呼ばれたとか、色々な噂はありましたが、エルドアン大統領からの圧力は確実にあったのでしょう。

とうとうイスタンブール市長選の再選挙が決定してしまいました(涙

法的根拠は?など色々言いたいことはありますが、トルコリラは18円を割り、17円台に突入してしまいました(涙
 

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イスタンブール市長選再選挙決定

イスタンブール市長選やり直し!与党敗北が無効に
 

3月末に投開票したトルコ最大都市イスタンブール市長選で選管当局は6日、選挙の無効とやり直しを決定した。

敗北したエルドアン大統領の与党・公正発展党(AKP)側の訴えが認められた形で、再選挙は6月23日に行われる。

トルコの政治プロセスについて不透明感が高まり、トルコリラは一時ドルに対して前週末比3%超下落した。
 

イスタンブール市長選は3月31日に行われたトルコ地方選最大の焦点だった。

エルドアン氏の与党AKPは大物候補のユルドゥルム元首相を立てたが、野党・共和人民党(CHP)のイマモール氏に0.3ポイントの僅差で敗れた。

与党側は選管に対して票の再確認などを求めたが、一部票の数え直しを経て4月17日にイマモール氏の勝利が確定し、市長に就任した。

それでもAKPは有権者登録などに不正があったとして、選挙自体のやり直しを求めていた。
 

市場ではトルコ政治への不安が強まり、トルコリラはこの情報が伝わった直後、前週末比3.1%安の1ドル=6.14トルコリラを付けた。

 

引用元:日本経済新聞

 
無効(白紙)票の考え方・集計方法、数え直しなど、やることやって4月17日にようやくイマモール氏の勝利が確定し、市長に就任していました。

しかし…と言うか、やはり…と言うか、賛成7、反対4で6月23日の再選挙が決定してしまいました(涙
 

トルコリラも、

●不透明な選挙管理委員会の判断
(=エルドアン大統領の圧力)

●トルコ経済の立て直し・トルコリラ安対策よりも選挙対策重点化への懸念

そしてなにより、

●トルコ民主主義への疑問

からトルコリラは大きく売られて(トルコリラ安)となっていきました。
 


 
エルドアン大統領(与党・公正発展党(AKP)、党首)、この前のベネズエラのマドゥロ大統領に対するクーデター騒ぎの時、グアイド暫定大統領に対し、

「彼(グアイド暫定大統領)は選挙で選出されたのではない。この任務(大統領職)を求める資格はない」

と内外を問わず声高に叫びました(うんうん、その通り)が、選挙に選出されなければ選出されるまで。

資格がなければ資格ができるまでやるみたいです。

今となっては、ええーーエルドアン大統領がそれを言う?な心境です。
 

肝心のトルコリラは昨年トルコショック時以来の安値圏への突入です。

しかし上にも書きましたが、この後トルコ政府(エルドアン大統領)は、経済対策・トルコリラ安対策よりも、選挙対策に重点を置くのが目に見えています。

米中貿易戦争の終結・一時休戦など、外的要因でトルコリラ高になる可能性はありますが、内的(トルコ)要因でトルコリラ高に向かう可能性は…見えませんね。
 

これで再び野党・共和人民党(CHP)のイマモール氏が大差で勝利…とまではいかなくても僅差でも勝利すれば、トルコの民主主義・トルコ国民の勝利となりトルコリラ高に向かうでしょう。

しかし次回のイスタンブール市長選選挙は、前回以上にユルドゥルム元首相(エルドアン大統領)陣営があの手この手(選挙妨害、逮捕・拘束など)を駆使して臨んでくるでしょう。

トルコ、トルコ政府、トルコリラ、いったいどこへ行くのか…。

 

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トルコリラにとってメリットなし

イスタンブール市長選の再投票が6月23日に実施されることが決定されましたが、結果だけ見ると、エルドアン大統領の圧力に高等選挙評議会(YSK)が屈した形になりましたね。

トルコリラについては、当然ながらトルコの民主主義に対する懐疑的な見方が強まり、トルコリラの売り圧力が強まっています。
 

エルドアン大統領がイスタンブールで落とした見返りにクルド系市長を軒並み失墜させていきましたが、完全に主導権を握ろうとしているのでしょうか。

選挙の結果までも好きなように操作できるのであれば、中銀の操作くらいは造作もないことだと考えるのが普通ですし、実際にそうでしょう。

エルドアン大統領率いるAKPの勝利は将来的には負の遺産になりますが、近視眼的な見解だとプラスになると考えていましたが、今やそれすらも危ういですね。
 

CHPは本当に苦戦する選挙になりますが、ここで勝利できれば一気にリラ買いが強まりそうです。

結局僅差でAKPが勝つ気もしますが…。

普通の国であれば、このようなことをすれば国民感情を逆なでした大敗になるのですが、この国は違うんですよね。
 

トルコリラ円でいくと17.50円、ここで支えられないと下値追いの動きが強まりそうです。

国内の民主主義に対する懸念、米国との敵対、経済の弱体化、ファンダメンタルズではトルコリラを買う要素は実は一つもないんですよね。

支えられるとすれば、テクニカル重視でトルコリラが支えられることに賭けるしかないかもしれません。

 

引用元:FXプライムbyGMO

トルコリラとメキシコペソのFXブログ_困惑
 
厳しい意見ですが反論の余地がありませんね。

法(日本で言う公職選挙法)が守られていません。

では僅差で与党勝利・野党敗北した選挙区はどうするのでしょう?

この選挙区も無効・やり直し再選挙をするのでしょうか?

しないですよね、与党が勝っているのですから…。
 

自称ヨーロッパの国。

欧州連合(EU)加盟を強く望む国。

憲法上も民主的大統領制を敷く、自他ともに民主主義の国…のはずなのですが、エルドアン大統領がその上を行くようです。
 

幸か不幸か、アメリカは今トルコにかまっている暇はありません。

市場・国民の関心は米中貿易戦争・米中貿易協議でしょう。

外交上ではイラン・ベネズエラ問題の方が優先順位はずっとずっと上でしょう。

対米関係は新たな材料が出るまで、悪化も改善もないと思います。
 

そのためトルコリラは18円前後で推移。

アメリカからの警告・懸念、別問題での制裁等がなければ、少しは回復していくと思います。

あとは…6月23日の再選挙でイマモール氏が再び勝利を手にすれば面白いのですが…今度ばかりは難しそうかなぁ…(涙
 

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市長選再選挙決定でトルコリラ

イスタンブール市長選再選挙決定でトルコリラがどうなったかと言うと…。

ドル/トルコリラ

現在、1ドル=6.1613トルコリラくらいでしょうか。
 
非常に良くない傾向です。

節目の6.00台、6.10台は普通に突破しています。

昨年8月、9月のトルコショック時以来の6.16トルコリラ台まで、ドル高トルコリラ安が進んでいます。
 

トルコリラ安=輸入物価の上昇=インフレ率の上昇、ここまでは確定事項です。

以下、支持率の低下=選挙の敗北、につながる要素だど思うのですが、エリドアン大統領はどうやって勝利するのでしょうかね。

トルコ経済の復活・インフレ率低下(物価安定)で勝負したほうが、良いと思うのですが…。

ドル/円

1ドル=110円60銭くらいでしょうか。
 
5月5日のトランプ大統領による

「中国との通商協議は続いているが、進展があまりに遅い。

中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を5月10日から、現行の10%から25%へと引き上げる。

その他3250億ドル相当の中国製品についても近く関税賦課の対象にする」

とのツイートによりリスク回避の円買い(円高)が進んでいます。

本日中国側の代表である劉・副首相が協議に参加するために訪米する、との報道もあり、市場も大きく後退した米中合意への期待感が再び高まりつつありますが…。
 

まあ、トランプ大統領によるdeal(=取引)・交渉術のひとつだと思います。

調査でも25%分の関税を上げて困る割合は、

アメリカ側:5%弱
中 国 側:20%強

と言う結果が出ています。

結局は中国側が折れるしかないと思うのですけどね…。

(とすると次の標的は日本と言うのはありますが…)
 

まあアメリカ経済も好調ですし、日本経済は不調です。

ドル高円安基調はまだまだ続くのではないかと思います。

トルコリラ/円

1トルコリラ=17円90銭-91銭くらいでしょうか。
 
現時点でトルコリラの見通しはまっきりしません。

下がったところで買って上がったところを売る。

もしくは様子見も選択肢の一つだと思います。
 

6月23日の再選挙結果。

いつになるか分かりませんが対米関係の改善。

この結末を待って取引を再開しても良いのではないでしょうか。

もっと頑張れトルコリラ!
 

現状図で表すと、やっぱり円>ドル>>>トルコリラですかね。

トルコリラ…、頑張ってくれよー(涙
 

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