良い指標と悪い指標混ざる、小売売上は良くないなー
トルコ経済を計るうえで重要な経済指標であるトルコの鉱工業生産と小売売上高。
前回(前月)のトルコ12月鉱工業生産と小売販売は、どちらも悪い数値となりましたが、今回はいかに!
トルコ2017年01月鉱工業生産
トルコ01月鉱工業生産
12月実績前月比-0.2%、市場予想同+1.0%、結果同+1.3%
前年実績前年比+1.3%、市場予想同+1.8%、結果同+2.6%
おおー、持ち直した!
トルコは日本同様、資源少ない国(人的資源は除く)ので、工業国を目指しており、まさしくこの鉱工業生産指数を上げていかなければいけません。
ひと昔はトルコの産業は、農業、観光業でしたが、今では自動車産業がトルコの最大産業となっています。
鉱工業生産には、鉄鋼や機械はもとより、電気機器や精密機器、紙パルプもこの生産品に入ったりしますからね。
上昇していかなければいけない数値です。
まあ、トルコ経済だけでなく、主な輸出先である欧州経済の景気経済が上向かないと数値も上がらないので、トルコ側だけの責任ではないですが、クーデーターやテロが起きなければ、徐々にでも上がっていくと思われますので、エルドアン大統領には引き続き治安対策・治安回復に努めて欲しいものです。
トルコ2017年01月小売売上高
トルコ01月小売売上高
12月実績前月比-0.2%、市場予想同-0.2%、結果同-0.6%
前年実績前年比-2.8%、市場予想同-1.6%、結果同-2.0%
…悪い!
これで4ヶ月連続の減少となりました。
まあ、11月、12月、01月と大きなテロが相次いだため、分からなくもないですが、それにしても悪い…。
普通、トルコは人口増による国内消費量増から、上がっていって然るべき数値です。
国内消費が上向かなければ、トルコ経済の上昇も見込みにくいですね。
(やはり輸出も大切ですが、人口増を生かした国内消費を増やすべきです)
トルコ02月の消費者信頼感指数も良くない数値でしたし、来月(02月)の小売売上高も期待できそうにないかなー…。
01月鉱工業生産と小売売上高でトルコリラ
トルコ01月の鉱工業生産と小売売上高の結果、トルコリラがどうなったかと言うと…。
ドル/トルコリラ(USD/TRY)は、大きくトルコリラ売り(ドルコリラ安ドル高)が進み、1ドル=3.73から3.74トルコリラとなっています。
トルコリラ/円(TRY/JPY)も、大きくトルコリラ売り(ドルコリラ安円安)が進み、1トルコリラ=30.5円くらいまで値を下げています。
しかしその後、米国02月のADP雇用統計が、前月比+29.8万人と市場予想の同+18.9万人を大きく上回るポジティブサプライズとなったことから、米国の3月利上げ観測が一段と高まり、ドル買い(ドル高)が大きく進み、日米金利差拡大へも思惑から円売り(円安)も進み、結果トルコリラ/円(TRY/JPY)は1トルコリラ=30.7円くらいと半値戻しとなっています。
分かり切ったことですが、トルコ経済やトルコリラ、クロス円のため日本経済や日本円よりも、やはり米国経済や米国ドル次第と言う結果となりました。
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トルコの政策金利は現在8.50%(2023年6月10日)。
高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド。
最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。
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