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メキシコ政策金利7.00%でペソ上昇【8会合連続で利上げ】

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メキシコは政策金利を7.00%に利上げ実施

メキシコペソは上昇しスワップも上昇中♪

 
メキシコ銀行(BOM)は5月12日(日本時間の13日午前3時)、金融政策決定会合を開き、予想通り政策金利を0.50%利上げし7.00%とすることを決定しました!

0.5%の利上げは4会合連続で利上げ自体は8会合連続。

0.50%利上げは予想通りも、1人の委員が0.75%利上げを支持するなど、メキシコペソ保有者やスワップポイント投資に対して追い風が吹いています(^^♪
 

メキシコ銀行(BOM)はタカ派・金融引き締め姿勢堅持でメキシコペソは上昇中!

日本銀行(BOJ)は指し値オペを実施中で日本円は下落中(-_-;)
 

メキシコペソはコロナショック前の1メキシコペソ=6.00円台を上抜けし、現在は6.30円~6.40円台で推移中。

原油価格も節目の1バレル=100ドルでは底堅く、100ドル~115ドルくらいの高価格帯でレンジを形成しており(メキシコは産油国)、世界一の生産量を誇る銀の価格も高値圏を維持しています。

サトウのループイフダンでメキシコペソ運用や、メキシコペソ手動トラリピも絶好調です。

新興国通貨なのに底堅く、仮に下落してもその間は高いスワップポイントが助けてくれるでしょう(^^♪

トルコリラなんて必要なかったんや(涙
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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メキシコ銀行、政策金利を7.00%に

メキシコ銀行(中央銀行)は12日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き上げて7.0%にすると発表した。

利上げは8会合連続。

メキシコではインフレ率が約21年ぶりの高水準だ。

世界的に金融引き締めの動きが広がるなか、前回と同じペースの利上げを決めた。
 

5人の委員のうち4人が0.5%の利上げを支持した。

1人は0.75%の利上げを主張した。

0.5%の利上げは4会合連続となった。

金融市場では事前に0.50%の利上げを見込む声が多かった。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績6.50%、市場予想7.00%に対し、実績7.00%!
 

日本経済新聞の記事にもある通り、市場予想通り0.50%利上げで、メキシコの政策金利は7.00%となりました。

これで利上げは8会合連続、0.50%の利上げ幅も4会合連続となっています。
 

0.50%利上げ実施は予想通りも、1人の委員(エスピノサ副総裁)がより大幅な0.75%利上げを支持するなど、予想以上にタカ派的な内容となりました。

声明でも「世界的な金融引き締めや不確実性の高まり、地政学的な紛争や中国における新型コロナの感染拡大に関連するインフレ圧力を検討した」と表明。

「予想される期間内のインフレの軌道に対するリスクバランスは依然として上方に偏っており、悪化し続けている」と指摘し、インフレ見通しも3月から上方修正しています。
 

メキシコ銀行内で金融引き締めと言う大枠では一致も、より大幅な0.75%利上げを支持する委員が表れたことは、メキシコ国内のインフレ上昇に対する強い警戒感が感じ取れます。

現に声明でも「インフレとインフレ期待を取り巻く環境の複雑さが増していることを考えると、インフレ目標を達成するために一段と強力な措置が検討される可能性がある」と言う文言が追加されています。

つまり今後、利上げペースを加速させる可能性を示唆しています。
 

メキシコペソは、アメリカの株安、アメリカ・中国・欧州での景気後退懸念から弱含んでいましたが、発表後は地合いが悪い中でもしっかりと値を上げていきました。

メキシコペソ強い!
 

ただし引き続きインフレ問題は深刻です。

メキシコ4月の消費者物価指数(CPI≒インフレ)は前年同月比で、

前回:+7.45%
予想:+7.73%
実績:+7.68%

と、市場予想は下回ったものの、3月実績は上回っており、引き続き上昇基調・高止まりは続きそうです。

ただ逆に、今会合での声明でも書かれていたようにメキシコ銀行はインフレ抑制を優先するなどタカ派な内容で、今後も利上げ姿勢を継続していくと市場には受け止められました。
 

また問題はメキシコ国内のインフレ問題だけにとどまらず、アメリカの金融正常化加速の動きもあります。

関係が深い新NAFTA(USMCA)内のアメリカ・カナダもそれぞれ0.50%利上げを実施。

同じ新興国であり地域大国であるブラジルも5月4日に、政策金利を1.00%利上げし12.75%としています。

ペルーも12日、政策金利を0.5%引き上げて5.00%にすると発表。

アルゼンチンも同じく12日、政策金利を2.00%引き上げて49.00%にしています。

つまりこのままだと資金がアメリカや他の新興国に流れかねず、メキシコだけ後れを取る訳にはいかないと言う理由もあるようです。
 

メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値は3%±1%です。

インフレ目標上限である4.00%をかなり上回っています。

まだまだ利上げ路線は続くことでしょう。

市場では、2022年末での政策金利は8.50%と言う声もあります。

当然この追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります。
 

他力本願ですが、隣国アメリカの景気回復・雇用改善は目に見えて明らかです。

アメリカの景気経済の回復はメキシコ経済、及びメキシコペソに恩恵を与えてくれることでしょう。

ありがたいことです(^^♪

メキシコペソ…有望ですね( ・_・) グッ

 

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高金利通貨国の実質金利

実質金利で言うと、メキシコペソは厳しいです。

上記通り、メキシコ4月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+7.68%。

現在も上昇基調が続いています。
 

メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。

現状はメキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
 

インフレ高にはメキシコ銀行も危機感をいただいており、声明文にも「目標(中央値)であるインフレ率3%に向けて管理していく必要がある」と指摘しているくらいです。

当面の利下げはないでしょう。
 

ただメキシコのインフレ高は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れ部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A

現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
 

まあ現状、世界的には新型コロナ後の景気経済の回復からの資源高・原油高の傾向が続いています。

そう考えると、メキシコペソの下値も堅そうです♪

 


 
今回の政策金利の利下げによりメキシコの実質金利は、

政策金利7.00%-インフレ率7.68%=-0.68%!

まだまだマイナスとなっています。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利4.25%-インフレ率5.90%=-1.65%!

トルコは、政策金利14.00%-インフレ率69.97%=-55.97%!
 

実質金利的にも”かなりマシ”な水準になってきましたし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます(^^♪

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=20.1583メキシコペソくらいでしょうか。
 
メキシコ銀行(BOM)の委員の一人が0.75%利上げを支持していることを好感し、ドル安・メキシコペソ高が進んでいます。

リスクオフ時には売られていた新興国通貨メキシコペソがここまで強くなるなんて…。

市場は今後もメキシコ銀行(BOM)は、インフレ抑制のために積極的に利上げに動くと見ています。
 

ただ、メキシコの消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は高止まりしていますが、アメリカもそれ以上に加速しています。

アメリカの4月消費者物価指数(CPI)は、前年比+8.3%、コアCPIも同+6.2%とメキシコよりも酷いです。
 

連邦公開市場委員会(FOMC)では5月の0.50%利上げに続き、6月・7月も0.50%利上げするのではないか…と言われています。

(パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長もそれがメインシナリオと公言)

今回メキシコ銀行(BOM)が先手を打ち、利上げを続けていますが、アメリカとの金利差については今後も要注意です。

ドル/円

1ドル=128円80銭-90銭くらいでしょうか。
 
世界的な株安、アメリカの景気減速懸念(市場はFRBが景気や株価よりもインフレ抑制に舵を切ったと思っている)からリスク回避の円高が多少進んでいます。

ただ日本銀行は、10年国債で毎日指し値オペを実施すると発表!

基調は円安方向です(-_-;)
 

これ以上の円安は輸入物価が上昇し、結果インフレも上昇。

ただでさえ原油や小麦、輸入木材なども上昇しており、日本国民にはマイナスだと思うのですが…。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=6円38銭-40銭くらいでしょうか。
 
節目の6.50円に近づいてきています。

超えると次の上値の目処は2016年2月高値の6.70円となります。

うーん、喜ばしいのは確かですが、ここから買いポジションを積み重ねるのは勇気が必要ですね(;^_^A
 

とは言え上記通り、メキシコのインフレは依然として高く、市場でもインフレを抑制するためにもメキシコ銀行(BOM)は今後も利上げを続けるとみられます。

メキシコ銀行(BOM)のタカ派的な姿勢や追加利上げ観測に支えられて、メキシコペソ/円は引き続き底堅く推移しそうです(^^♪

頑張れメキシコペソ!
 

現状図で表すと、現状はメキシコペソ>ドル>円ですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在7.00%(2022年5月13日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

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