トルコリラ円スワップ生活-気付き驚き

トルコ政策金利まさかの据え置き!

トルコ政策金利まさかの据え置き

さて注目のトルコ政策金利が発表されました!

利上げ実施は確実ですから、問題は上げ幅となります。

そのトルコ政策金利は…、

トルコ中銀 政策金利
前回8.00%、予想8.50%、結果8.00%

結果まさかの8.00%据え置き!

トルコ中銀 翌日物貸出金利
前回8.50%、予想9.00%、結果9.25%

結果9.25%に引き上げ!

トルコ中銀 翌日物借入金利
前回7.25%、予想7.25%、結果7.25%

結果7.25%に据え置き!(これは予想通り)

インフレの加速防止やトルコリラ(安)防衛の為、市場では大幅な利上げが必要との見方が強く、今回の市場予想もその見方に沿っています。

ただ、政策金利が上がるということについては市場の見方は一致しているものの、上げ幅では意見が分かれています。

0.25%なのか、0.50%なのか、それとも大幅1.00%の利上げとなるのか。

しかし、エルドアン大統領は逆に利下げを要求している状態です。

もし据え置きだった場合や、仮に利上げが実施されたとしても、その利上げ幅が0.25%など、市場に不十分と受け止められたら、トルコリラ売り(トルコリラ安)は加速する可能性が高いです。

トルコ中央銀行にとって進むも地獄、退くも地獄と言った状態でしょうか。

エルドアン大統領の利下げ圧力に屈したのか、それとも別の理由があるのか…。

結果は、まさかの据え置きとなってしまいました。

利上げを予想し、問題は利上げ幅…と思っていた市場では、トルコリラ失望売りが一気に進み、ドル/トルコリラチャートは見事な火柱が立ちました。

(1ドル=3.736トルコリラから1ドル=3.828トルコリラへ火柱)

トルコリラ/円チャートは急落しましたが、まあそこまでではないですね。

(1トルコリラ=30.3円あたりから1トルコリラ=29.6円あたりまで急落)

しかし結局、ドル/トルコリラもトルコリラ/円も3分の2戻しています。

(1トルコリラ=30.1円あたりまで戻しています)

うーん、何だったのか…。

GMOクリック証券 くりっく365


後期流動性貸出金利

トルコ中央銀行は24日開いた金融政策決定会合で、主要な政策金利である翌日物貸出金利を0.75%引き上げ9.25%とした。

1月中旬から実質的な上限金利として使用を始めた「後期流動性貸出金利」は1%引き上げ11%とした。

1週間物レポ金利(政策金利)は8%で据え置いた。

トルコ中央銀行は24日の声明で直近の通貨リラの急落に言及「インフレ見通しの悪化を封じ込めるため金融引き締めの強化を決めた」と説明した。

しかし市場はリラ安の流れを食い止めるには利上げの幅が不十分と判断し、トルコリラは急落した。

2016年、米トランプ政権の誕生に伴う米長期金利の上昇などから、リラは対ドルで17%も下落し、17年以降も下げ幅を広げている。

トルコ中央銀行は投機的なリラ売りを防ごうと1月中旬以降、従来の1週間物レポ金利(政策金利)や翌日物貸出金利を通じた市場への資金供給を絞り込んでいる。

市中銀行は金利の高い「後期流動性貸出金利」の利用を余儀なくされており、すでに「裏口利上げ」に着手していた。

追記です。

トルコ中央銀行としてもギリギリの判断だったのでしょう。

1週間物レポ金利(政策金利)は8%で据え置きも、翌日物貸出金利(上限金利)を0.75%利上げ。

しかし9.25%の翌日物貸出金利(上限金利)で市場へは供給せず(貸し出さず)、11.00%とより金利の高い後期流動性貸出金利で貸し出していたのですね。

なるほど、今までも表向きは発表されている金利ではなく、裏で高い金利で貸し出していたのですね。

分かりにくい…。

後期流動性貸出金利とは

本来は金融機関の資金ショートを防ぐ最終手段として用意されて後期流動性供給ファシリティー金利のこと。

(その為金利が高い)

銀行も資金がシュートすると、銀行としてもう終わりですからね。

金利が高くても借りるしかありません。

借りなければ明日がないのですから。

しかしこんな複雑で分かりにくい「裏口利上げ」をするしかないなんて、エルドアン大統領からの政治圧力によって表向きな利上げが困難な証拠なのでしょうね。

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