LIGHTペアでスワップサヤ取りアービトラージ
トレイダーズ証券LIGHT FX内のLIGHTペアは、通常(今まで)の通貨ペアに比べて取引数量(Lot)が制限される代わりに、通常(今まで)の通貨ペアよりもスワップポイントは増額でスプレッドが狭いのが特徴です。
特にスワップポイントが魅力的で、トルコリラ/円LIGHTペア買いで+50.0円!
と断トツで毎週スワップポイント比較ランキング第1位に君臨しています。
他の売り買いスワップポイントを見てみると…
トルコリラ/円通常ペア売りで-40.0円。
トルコリラ/円みんなのFX買い+25.0円。
トルコリラ/円みんなのFX売り-25.0円。
※注意:
7月7日時点のスワップポイント。
トルコリラ/円LIGHTペア買いで50.0円-みんなのFX売り25.0円=+25.0円!
あれ…これ為替リスクゼロでトルコリラ/円が上がっても下がってもスワップポイントの差額分を受け取れるのでは…。
まだ【LIGHTペア】運用していないの?
スワップのサヤ取りアービトラージ
日本語では裁定取引。
サヤ取りとも呼ばれ、英語ではアービトラージ(Arbitrage)と言われます。
ここでは同じ通貨ペア(例:トルコリラ)の買いポジションと売りポジションを同時に保有することで、スワップポイントの差額を受け取る手法のことを指します。
同じ値で同じ数量の買いポジションと売りポジションを同時に保有します。
(買い10万通貨なら、売りも同じく10万通貨)
片方(買い)のポジションが大きくマイナスとなった場合でも、もう片方(売り)は大きくプラスとなっているので、損益は相殺されます。
つまり為替変動のリスクを実質「0」にして、(比較的)安全にスワップポイント分の差額分を得る!
上がっても下がっても為替差益は「0」。
為替差益は「0」なのにスワップポイント分の差額分は得られる。
FXは危ない!と思っている人にこそ、この記事を読んで欲しい・試して欲しい手法です(^^♪
※注意:
ただし証拠金に対してポジションの持ちすぎ。
そして震災などの天変地異や政変など市場に大きな影響を与える事象発生により、相場が急変した場合。
重要な経済指標の結果発表によりに相場が急変した場合など、売り買いのスプレッド(レート)が広がり、ロスカットのリスクが無いとは言えません。
証拠金には余裕を持って投資をしましょう(^^♪
具体的な方法、参考例
トレイダーズ証券のみんなのFXとLIGHT FXは、スワップポイントの同値を基本としています。
つまり「買い」と「売り」のスワップポイント差額が「0」!
冒頭に書いた通り、LIGHT FXの新通貨ペアであるLIGHTペアは、基本みんなのFXや通常のLIGHT FXの通貨ペアに比べて取引数量(Lot)が制限される代わりに、通常の通貨ペアよりもスワップポイントが高く設定されています。
まだ【LIGHTペア】運用していないの? トレイダーズ証券「LIGHT FX」から少額かつハイスペックで取引できるFX初心者向けにおすすめの通貨ペアが出るとのこと。今度はどこの高金利通貨国を取り扱うのだろう…と[…]
これを利用してスワップポイントの差額分を毎日貰います(^^♪
米ドル/円
一番情報が多く、他通貨に比べドル高円安となるのか、ドル安円高となるのか、比較的分かりやすいのが米ドル/円です。
スワップポイントのサヤ取りアービトラージ取引を止める場合の出口戦略を考える場合は、一番簡単かもしれません。
ただし下記のトルコリラ/円・メキシコペソ/円に比べて必要証拠金が高くなります(-_-;)
LIGHT FXのLIGHTペアを買いの基本とし、
通貨ペア | サービス名 | 売り買い | スワップ |
---|---|---|---|
USD/JPY | LIGHTペア | 買い | +250.0円 |
USD/JPY | 通常ペア | 売り | -200.0円 |
USD/JPY | みんなのFX | 売り | -200.0円 |
※注意:
7月7日時点のスワップポイント。
米ドル/円の場合10,000通貨当たり、同じFX口座内で資金管理も楽。
LIGHTペア買いで250.0円-通常のペア売り200.0円=+50.0円!
一択となります。
トルコリラ/円
一番売り買いスワップポイントの差が激しいのがトルコリラ/円。
いつもは下がったら「ぎゃー」となりますが、スワップポイントのサヤ取りアービトラージ取引では、上がっても下がっても関係ありません(^^♪
LIGHT FXのLIGHTペアを買いの基本とし、
通貨ペア | サービス名 | 売り買い | スワップ |
---|---|---|---|
TRY/JPY | LIGHTペア | 買い | +50.0円 |
TRY/JPY | 通常ペア | 売り | -40.0円 |
TRY/JPY | みんなのFX | 売り | -25.0円 |
※注意:
7月7日時点のスワップポイント。
トルコリラ/円の場合10,000通貨当たり、同じFX口座内で資金管理も楽。
LIGHTペア買いで50.0円-通常のペア売り40.0円=+10.0円!
別FX口座となり、資金移動など多少不便も貰えるスワップ額は多くなる。
LIGHTペア買いで50.0円-みんなのFX売り25.0円=+25.0円!
となります(^^♪
メキシコペソ/円
高金利通貨の代名詞、今では人気No.1のメキシコペソ/円。
LIGHT FXのLIGHTペアを買いの基本とし、
通貨ペア | サービス名 | 売り買い | スワップ |
---|---|---|---|
MXN/JPY | LIGHTペア | 買い | +30.0円 |
MXN/JPY | 通常ペア | 売り | -26.1円 |
MXN/JPY | みんなのFX | 売り | -26.1円 |
※注意:
7月7日時点のスワップポイント。
メキシコペソ/円の場合10,000通貨当たり、同じFX口座内で資金管理も楽。
LIGHTペア買いで30.0円-通常のペア売り26.1円=+4.1円!
一択となります(^^♪
スワップのサヤ取りのデメリット
今までスワップポイントのサヤ取りアービトラージ取引についての具体例やメリット面を紹介してきましたが、当然デメリットもあります。
最後にそのデメリット面も紹介しておきます。
- スワップポイントは日々変動する
- 証拠金は買いポジ分と売りポジ分で両方必要
- 買いスワップ-売りスワップ=利益、となるため思ったほど儲からない
- 急激な為替変動時などスプレッドが拡大し、絶対にロスカットにならない…とは言えない
1、スワップポイントは当然日々変動します。
いつもよりスワップポイントの幅が広がっており多くの利益を得れる日もあれば、いつもよりスワップポイントの幅が縮小しており少ない利益の日もあります。
LIGHTペアの制度自体は始まったばかりですし、看板施策・サービスなのであまり変わらないでしょうが、通常通貨ペアの方が上がったり下がったりする可能性は高いです。
ある程度は仕方が無いでしょう。
ただしマイナスにはならないと思います(^^♪
2、同一口座の同一通貨ペアの売り買いならば、相殺されて片方分の証拠金で済みますが、サヤ取りアービトラージ取引をする以上、買いポジションと売りポジション両方に証拠金が必要となります。
これも仕方が無いです(;^_^A
3、思ったよりも儲からない!と言う人もいるかと思います。
トルコリラ/円LIGHTペア買いで50.0円だけなら50円まるまる利益になりますが、
トルコリラ/円LIGHTペア買いで50.0円-みんなのFX売り25.0円=+25.0円!
とする以上、利益は半分になります。
スワップポイントのサヤ取りアービトラージ取引は、値が上がっても下がっても為替差益を「0」にしてスワップポイントの差額分を(比較的)安全に得ようと言う手法なので、これも仕方がありません。
安全マージンに支払う手数料分が差し引かれていると考えてください(;^_^A
4、最近は北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを発射した程度ではスプレッドは開かなくなりましたが、ロシアがウクライナに攻め込んだ。
アメリカの雇用統計、政策金利の発表時などは、売り買いのレートの差は開き、一時的に買いポジションと売りポジションの差額が「0」にならない時があります。
これもある程度は仕方が無いと思ってください。
トレイダーズ証券みんなのFXとLIGHT FXは…まだマシです(;^_^A
【追記】
質問をいただきました。
市場次第なので何とも言えませんが、広がってもたかが知れていますし、そもそもそんなにキツキツで運用するものではありません(;^_^A
ちなみにLIGHT FXのホームページには、2023年5月~6月間のドル/円スプレッド最大値は14.9銭と公表されていました。
銀行に預けるよりかはよっぽど利益になります儲かります(^^♪
上がっても下がっても為替差益は相殺され、比較的安全にスワップポイント分だけを得られる手法。
まだLIGHTペア運用していないの?