トルコリラ円スワップFXブログ-トルコリラ

トルコリラ為替見通し2017年11月第1週-インフレ加速でトルコリラの価値下がる

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インフレ加速でトルコリラの価値下がる-トルコリラ安円高に-

 
11月の第1週はおよそ1トルコリラ=29円32銭でこの週の取引を終了。

先週(10月の第4週)終値の1トルコリラ=29円98銭より、66銭のトルコリラ安円高で終了しています。

11月03日に発表されたトルコ2017年10月消費者物価指数と生産者物価指数が、言い表せないくらいのヤバくて酷い状況となり、現在1ドル=3.88トルコリラまでドル高トルコリラ安が進んでいます。
 

………。

現在スワップポイントで耐える状況ですね。

逆に言えば、トルコリラを29円前半の安値で買えるチャンス!
 

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先週のまとめ

トルコの政治経済

トルコ10月経済信頼感

09月実績103.0、市場予想103.6に対し、実績101.4!
 
トルコ09月住宅価格指数

08月実績前月比+0.66%に対し、実績同+0.77%!

前年同月比では08月実績+11.60%に対し、実績同+11.31%!
 
トルコ08月貿易収支

前回07月実績-59.0億ドル、市場予想-81.4億ドルに対し、実績-81.4億ドル!
 
トルコ09月観光客数

前回08月実績前年比+46.35%、市場予想同+36.2%に対し、実績同+42.77%!
 
トルコ10月製造業PMI

前回09月実績53.50、市場予想54.4に対し、実績52.80!
 
トルコ10月消費者物価指数

09月実績前月比+0.65%、市場予想同+1.70%に対し、実績同+2.08%!

前年比に至っては09月実績+11.20%、市場予想+11.50%に対し、実績+11.90%!
 
トルコ09月消費者物価コア指数

09月実績前年比+10.98%、市場予想同+11.20%%に対し、実績同+11.82%!
 
トルコ10月生産者物価指数

09月実績前月比+0.24%、市場予想同+0.60%に対し、実績同+1.71%!

前年比でも09月実績+16.28%、市場予想+16.00%に対し、実績+17.28%!
 

先週はトルコの経済指標の中で、トルコ中央銀行による政策金利の発表と同じくらい重要な消費者物価指数の発表がありました。

結果は上記通り、ヤバくて酷い状況に。

(経済指標前半は耐えてましたが、後半は良くない青い数字ばっかりです)
 

去年6,000円のスマホ通信通話料が今年6,720円に。

昨年10万円のパソコンを買ったが壊れたので今年買い換えたら11.2万円に。

去年200万円の車がいいなーと思ってお金貯めて、いざ今年その車を買おうとしたら224万円に。

給料はそんなに変わっていないのに、物価だけ12%増。

そりゃー国民はやってられないし、企業は金利負担重いし、投資家は「トルコ…ヤバいのでは?」と思いますよ。
 

しかしトルコ経済自体は悪くない(むしろ高い成長が続いている)ので、まだ保てている状況でしょうか。

今のところクルド人問題を巡る地政学リスクが少しきな臭いですが、トルコ国内でも治安を揺るがすような大きなテロ事件は発生してなく、治安回復が進んでいると見られていることは、トルコ経済やトルコリラにとっては支援材料となるでしょう。
 

トルコリラの推移

週の高値は30円17銭くらい。

週の安値は29円27銭くらいでしょうか。
 

上記通りインフレは一朝一夕では解決しません。

しかし政治的・外交的な問題は、その気になれば比較的早く解決できます。

このような状況のなか、欧米各国と敵対している場合ではないですよエルドアン大統領!
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)。

先週のドル円は、米国税制改革(大型減税)への期待からドル高展開となりました。

週の終値もおよそ1ドル=114円05銭と、先週終値の113円68銭から、37銭程度のドル高円安でこの週の取引を終えています。
 

高水準な米国経済指標

米国10月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は125.9と市場予想の121.4を大きく上回り、16年10カ月ぶりの高水準を記録しました。

また10月シカゴ購買部協会景気指数も市場予想60.0に対し、結果は66.2。

10月ADP雇用統計も前月比+23.5万人と、市場予想の同+19.6万人を上回るなど、堅調な米国経済指標により、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました
 

米国税制改革(大型減税)への期待

米国共和党が発表した税制改革(大型減税)案の一部により財政悪化懸念が強まり、一時リスク回避的なドル売り(ドル安)が進みました。

しかしその後、米国トランプ大統領が年内の税制改革(大型減税)の実施を再確認したことから、リスク回避のドル売り(ドル安)は後退しました。
 

次期FRB議長はパウエル氏

トランプ大統領はイエレン米国連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事について、正式にパウエル現FRB理事を指名。

一時はドル売り(ドル安)で反応すると言われていたものの、市場も無難な人事と評価しており、またイエレンFRB議長の政策を踏襲するとの見方からドル売り(ドル安)の動きは限定的で、逆に株価は歓迎の株高展開となりました。
 

米国雇用統計

11月03日に発表された米国10月の雇用統計では、失業率は市場予想の4.2%を下回る4.1%と2000年12月以来の低さとなったものの、非農業部門雇用者数就業者数が前月比+26.1万人と市場予想の同+31.2万人を下回ったこと。

さらに平均時給の伸びが前月比+0.0%と市場予想の+0.2%を下回ったことから、失望のドル売り(ドル安)が進み、ドルは一時113円63銭-64銭まで下落しました。

しかしその後発表された10月のISM非製造業景況指数(総合)が60.1と市場予想の58.5を上回ったことから、ドル円は114円台を回復し、結局114円04銭-05銭でこの週の取引を終えました。

 

引用元:ドル円為替見通し11月第1週(管理人のドル円ブログ)

 
米国雇用統計にて、思ったよりも数字が伸びなかった(特に平均時給)ことから、一時ドル売り(ドル安)が進みましたが、結局往って来い(いって来い)状態で、直ぐに値を戻しました。

米国株式もニューヨークダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数、揃って史上最高値を更新しました。

アメリカ経済、アメリカドルが強すぎる状態です。
 

上記通りトルコ2017年10月消費者物価指数と生産者物価指数のヤバい内容と、トルコ中央銀行による2017年末のインフレ見通しの引き下げ(8.7%から9.8%に下降修正)によりトルコリラ安に。

好調なアメリカ経済、強いアメリカドルによりドル高に。

日本は、スペインのカタルーニャ問題、クルド人問題による地政学リスクが後退し、北朝鮮の核・ミサイル問題の地政学リスクが鳴りを潜めていることから、安定の円安に。
 

図式でいうとドル>>円>トルコリラという組み合わせでしょうか。

円安状態がトルコリラ安をある程度打ち消していますがそれ以上にトルコリラが売られています(涙
 

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今週の予想

トルコ経済指標

トルコリラに関しては、

11月08日:鉱工業生産

11月08日:小売販売
 

が予定されています。

経済指標は月末月初に多く発表されるので、今週は先週先々週と比べ数が少なくなってきています。

と、言うことで今週は経済指標よりも政治的な件が、トルコリラ為替相場に影響を及ぼしそうです。
 

首相府筋からの情報によると、トルコのユルドゥルム首相は11月07-11日の予定でアメリカを訪問し、様々な会談を行う予定である。

 

引用元:トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)

 
是非期待したいです!

エルドアン大統領だと話がややこしくなるのでユルドゥルム首相に期待します。

先週トルコのチャウショール外相と、アメリカのティラーソン米国務長官とが電話会談を行ったとの報道もあり、関係改善に向けて頑張ってきて欲しいです♪
 

米国と日本の政治経済

一方の米国ドル(と日本円)、
 

今週のドル円は、米国の12月利上げ観測からドル高円安基調が継続する見込みです。

米国連邦準備制度理事会(FRB)による年内12月の追加利上げは確実視されていることから、あとはトランプ政権と共和党による税制改革(大型減税)の実現に向けた動きに注目が集まります。
 

今週の重要な日本・米国の経済指標・イベントは、

11月06日の日米首脳会談

11月10日の11月ミシガン大学消費者信頼感指数

などが予定されています。
 

注目は、安倍首相と米国トランプ大統領による日米首脳会談

会談終了後には共同記者会見も予定されています。

首脳会談では主に北朝鮮情勢に関する意見交換が主な内容になると言われていますが、トランプ大統領が米国の対日貿易赤字(日米間の貿易不均衡是正)について言及した場合、ドル売り円買い(ドル安円高)に進むと思われます。

(ただその後中国にも訪問し米中首脳会談を行うことになっており、対日貿易赤字より対中貿易赤字の方がよっぽど多いため、日本はそれほど議題に挙がらないと思われます)
 

税制改革(大型減税)法案可決成立時期

トランプ政権と共和党執行部は、税制改革(大型減税)法案の下院での可決成立時期を今月下旬の感謝祭(11月の第4木曜日)までにと考えています。

報道によると下院共和党は税制改革(大型減税)法案について、法人税率を35%から20%に引き下げ、所得税の税率区分を減らす内容となっています。
 

しかし有識者の間では財源確保の問題から議会の支持(賛成)を得ることは難しく実現できそうにないとの声が聞かれています。

このままでは十分な議会の支持(賛成)を得ることが難しいことから、法案内容の一部を修正するための調整が行われていますが、この調整に手間取り、法案の可決成立時期が12月以降にずれ込んだ場合、実現性への疑問からドル売り(ドル安)材料となる可能性があります。
 

米国連邦準備制度理事会議長後任人事

イエレン米国連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事についてトランプ大統領は、ムニューシン米国財務長官が推しているハト派寄りのパウエル現FRB理事を正式に指名しました。

有力候補であったタカ派のテイラー教授(スタンフォード大学)に比べ、年内12月の追加利上げは兎も角、来年以降の追加利上げについては比較的緩やかになるとの思惑が広がっています。

しかし米国の金利正常化の流れは堅持されているとの見方から、日米金利差拡大への思惑により引き続きドル買い円売り(ドル高円安)は進みそうです。
 

引用元:ドル円為替見通し11月第1週(管理人のドル円ブログ)

 
今週は日米とも重要経済指標発表が少なく、トルコも併せて政治的なイベントが為替相場に影響を与えそうです。

トランプ大統領による、日米、米韓、米中首脳会談。

10日からはベトナムでアジア太平洋経済協力会議(APEC)との首脳会議。

12日からはフィリピンで東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議。

貿易不均衡是正へのドル高円安圧力等がなければ、順調にドル買い円売り(ドル高円安)が進むでしょう。

あとは…、北朝鮮を巡る地政学リスクがどこまで台頭してくるかですが、中国とは話し合うにしてもロシアと話し合っていない以上、アメリカからの軍事的オプション(軍事力)はないでしょう。
 

トルコリラ円の為替相場見通し

トルコリラ円の為替相場見通しは、

28円50銭から30円50銭程度のレンジ相場

と予想します。

先週は、29円00銭から31円00銭程度のレンジ相場と予想していました。
 

トルコリラ用

トルコリラの感想

管理人はトルコリラが利益になる(儲かる)と分かってから調子に乗っています。
 


 
上記よりもさらにトルコリラ安円高が進んだことにより現状トルコリラを、

65万通貨=マネーパートナーズnano(ドル円口座)

32万通貨=ヒロセ通商(トルコリラ円口座)

27万通貨=インヴァスト証券[トライオートFX](ドル円口座)
(インヴァスト証券のリアルトレード頂上決戦グランプリに参加中)

合計124万通貨!保有しています。
 

さすがに自分でもヤバいと感じています。

ドル高トルコリラ安が進んだ結果、せっかくのドル安円高効果を見事に打ち消しています。

これで北朝鮮による核実験などでドル高円安が進んだ場合、トルコリラ円は凄いことになりそう…。
 

現状、1ドル=3.88トルコリラ

1ドル=110円までドル安円高が進んだ場合、

1ドル=3.88トルコリラ=110円

1トルコリラ=28円35銭!

1ドル=108円までドル安円高が進んだ場合、

1ドル=3.88トルコリラ=108円

1トルコリラ=27円83銭!

おかしいですよ!トルコリラさん!

これは整理せねば…。
 

スワップ利益は、1日10,000通貨当たりおよそ平均で90.14円

今週も1週間が過ぎ、1日あたりのスワップポイント90.14円X7日X320,000通貨=20,191円。

無事スワップポイント分利益20,191円獲得できました。

ありがとうございます♪
 

管理人はトルコリラを32円60銭で320,000通貨購入しています。

今トルコリラ円のレートは、29円32銭くらいです。

(29.32円-32.60円)X320,000通貨=-104.96万円。

為替差損は83.84万円となっています。
 

先週末より66銭のトルコリラ安円高により、(未確定)為替差損も増加(涙

まあ管理人は、1年-2年でトルコリラ運用を止めようとは思っていないので、10年くらい先にトルコリラ高円安になっていれば良いのですが、そうは言ってもマイナスは精神上に良くないです。

だがしかし、スワップポイントを合わせた利益は少しプラスです♪

やったね♪
 

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トルコの政策金利は現在9.00%(2023年2月11日)。

高金利通貨として人気のオーストラリアドルやニュージーランドドル、そして南アフリカランド

最近人気を高めつつあるメキシコペソなどの他の高金利通貨に比べてもスワップポイントが高く、大きな見返りが期待できる魅力が人気となっています。

 
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