トルコリラとメキシコペソのFXブログ-対決

メキシコ政策金利0.25%利上げの11.25%もペソ無風【2023年3月】

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政策金利を0.25%利上げし11.25%に

もう1回利上げvsそろそろ利上げ停止?

 
メキシコ銀行(BOM)は3月30日(日本時間の31日午前4時)、金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策金利を0.25%利上げし11.25%とすることを決定しました!

これによりメキシコペソは!…予想通りの内容なのか、ほぼ無風(;^_^A

その後も「もう1回利上げ観測」vs「そろそろ利上げ停止観測」がせめぎ合い、やっぱり横横展開が続いています。
 

利上げ幅0.25%は前回2月会合の0.50%から縮小。

まあこれも前回の声明通りで、予想通りです。

利上げ自体は15会合連続の利上げとなっています。

そして政策金利11.25%はメキシコ史上最高金利を再度更新しました。
 

今会合の決定は、ハト派と見られている2人のメンバーも0.25%の利上げを支持した全会一致での決定です。

ただ、そろそろ利上げ停止が近づいてきたのも確か。

利上げはあと1回、あるかどうか…。

ただ、それでも利上げ決定で、スワップポイントは上昇するはず!
 

連続利上げ継続中で、サトウのループイフダンでメキシコペソ運用や、メキシコペソ手動トラリピも絶好調です(^^♪

新興国通貨なのに底堅く、仮に下落してもその間は高いスワップポイントが助けてくれるでしょう。

再び上昇基調に転じそうな原油価格もメキシコペソを支援してくれそうです( ・_・)b グッ

トルコリラなんて必要なかったんや!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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FX自動売買とメキシコペソのブログ-利上げ・利下げ

 

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メキシコ銀行、政策金利を11.25%に

メキシコ銀行(中央銀行)は30日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.25%引き上げて11.25%にすると発表した。

前回まで2会合連続で0.50%の利上げを決めていた。

足元のインフレ率の低下を受け、利上げ幅を縮小した
 

中銀の5人の委員が全会一致で0.25%の利上げを決めた。

中銀は同日に発表した声明で「前回の金融政策決定会合以降、インフレ率は予想以上に下がっている」と利上げ幅縮小の背景に言及した。

米欧の金融不安については「国内の金融システムには限定的な影響しか及ぼしていない」という見解を示した。
 

メキシコではインフレ率がピークを過ぎ、下がり始めている。

メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が23日に発表した3月前半のインフレ率は前年同期比で7.12%だった。

2月前半の7.76%に比べて下がった。

中銀は30日に公表した資料で24年4〜6月期にインフレ率が政策目標の上限である4.00%を下回るという予想を据え置いた。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績11.00%、市場予想11.25%に対し、実績11.25%!
 

日本経済新聞の記事にもある通り、市場予想通り0.25%利上げで、メキシコの政策金利は11.25%となりました。

これはメキシコ史上最高金利となります。

利上げ幅0.25%は、前回2月会合の0.50%から縮小したものの、利上げ自体は、15会合連続の利上げとなっています。
 

繰り返しますが政策金利は11.25%!

トルコ:8.50%

南アフリカ:7.75%

高金利通貨と名高い両通貨よりも断然高金利でスワップポイントが多く貰えます(^^♪
 

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トルコリラとメキシコペソのFXブログ_メキシコペソ

 
一応ブラジルの政策金利は13.75%(2023年3月31日時点)。

最近登場してしまった(;^_^A、ハンガリーの政策金利13.00%(2023年3月31日時点)よりかは低いですが、ブラジルレアルは取り扱いがほぼなく、ハンガリーフォリントも実質みんなのFX・LIGHT FXくらいでメジャーな通貨ではないので、現時点ではメキシコペソがNo.1高金利通貨と言えるのではないでしょうか(^^♪
 

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ごほん…話を元に戻し、政策金利と同時に発表された声明で、利上げ幅を縮小する理由として「前回会合以降、インフレ率が(メキシコ銀行の)予想以上に低下している」こと。

「今までの利上げサイクルで、すでに大幅な利上げを実施している」ことなどを挙げています。

確かに「政策金利-インフレ率=実質金利」がプラスの国はメキシコくらいです。
 

また今回の主な変更点として前回にはあった、「すでに達成した金融政策スタンスを考えると、3月の会合では今後入手されるデータ次第で政策金利の上方調整(利上げ幅)をより小さい規模にする可能性がある」(前回声明通り0.50%利上げから今回は0.25%利上げとなった)と言う文言が無くなり、「(5月18日の)次回会合では、インフレ見通しを考慮して、すでに達成している金融政策スタンス(の変更)を検討する」へと変わりました

つまり、利上げの停止が近づいている可能性が示唆されました
 

これはメキシコのインフレの影響があります。

メキシコ2月消費者物価指数(CPI)が前年同月比で、

前回:7.91%
予想:7.68%
実績:7.62%

メキシコ3月前半の消費者物価指数(CPI)に至っては、同じく前年同月比で、

前回:7.76%
予想:7.26%
実績:7.12%

と鈍化傾向が見て取れます。
 

ただ、エスピノサ・メキシコ銀行(BOM)副総裁は、「(食品やエネルギー品目を除いた)コアインフレは高止まりしており、インフレ圧力の源がそこ(コアインフレ)にあることは明らかであり、追加の金融努力が必要だ」と発言し、「インフレを抑えるには、まだ金利を引き上げる必要がある」との見解を示しています。
 

また、メキシコ銀行(BOM)内でもハト派として知られるヒース副総裁もロイターとのインタビューで、「政策金利の最終到達点(ターミナルレート)は11.50%近辺になる」との見方を示しました。
 

メキシコ銀行(BOM)の次回会合は2023年5月18日。

市場予想は0.25%追加利上げの政策金利11.50%が多いようですが、利上げが最終局面に近づきつつあることは確かであり、データ次第では利上げ休止もあり得るかもしれません。
 

メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値は3.0%の±1.0%、つまり2.0%~4.0%です。

インフレ目標上限である4.00%をかなり上回っています。

利上げ路線はもう少し続くことでしょう。

そうであれば、追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります(^^♪

 

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高金利通貨国の実質金利

上記通り、メキシコ2月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+7.62%。

今回の政策金利の利上げによりメキシコの実質金利は、

政策金利11.25%-インフレ率7.62%=+3.63%!

実質金利で言うと、メキシコペソは現在唯一と言って”まともな”プラス金利となっています(^^♪
 


 
ただし、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。

現状のインフレ率は、メキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
 

しかしメキシコのインフレ高進は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れない部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A

現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利7.75%-インフレ率7.00%=+0.75%!

メキシコと同じく30日に、市場予想を上回る0.50%利上げを実施し、政策金利は7.75%となりました。
 

しかし、もう一方のトルコは、政策金利8.50%-インフレ率55.18%=-46.68%!
 

まとめると実質金利的にも美味しい水準になっていますし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます(^^♪

 

ループイフダン

ループイフダンでメキシコペソ運用!

 

政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=18.0979メキシコペソくらいでしょうか。
 
発表直後は若干メキシコペソ高に振れましたが、その後は横横展開で、ほぼ値動きなし!

やはり利上げ自体は歓迎されるも、声明で利上げ停止が匂わされたことが警戒されているかもしれません。
 

ただし、メキシコのファンダメンタルズは悪くないです。

さすが2022年に続き2023年もここまで最強通貨メキシコペソ!

(ブラジルレアルもありますが、レアルは一般的ではないので除外(;^_^A)
 

鉱工業生産、特に自動車生産台数が増加しており、半導体の供給制約で縮小した生産台数が回復し、アメリカへの輸出が増え続けています。

アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)による税制メリットと、地理的メリットを生かしています。

(米中貿易摩擦や新型コロナ禍などを背景に、アメリカの近くに工場を移転する)ニアショアリングにより、メキシコは活気づいています(^^♪

ドル/円

1ドル=133円10銭くらいでしょうか。
 
3月21-22日に開催されたアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%の利上げが決定され、政策金利(FF誘導目標)は4.75%-5.00%に決定

同時に発表した最新の政策金利の見通し(ドットチャート)では、2023年のピーク金利は5.25%と据え置かれ、アメリカも利上げ停止が近いことが示唆されました。
 

一方、日本2月消費者物価指数(CPI)も前年同月比で、

前回:4.3%
予想:3.3%
実績:3.3%

と大きく鈍化。

無理に金融引き締めをしなくても良い、むしろ賃上げ・経済を活性化のため現在の金融緩和を推し進めてることを正当化させる内容となりました。

…今後進むはドル高・円安?

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=7円35銭くらいでしょうか。
 
上記通りメキシコペソは2022年に続き2023年も年初来最強通貨です。

そう、ドル/メキシコペソは堅調なのです。

問題はドル/円の下落です(-_-;)
 

現在、欧米の金融不安後退・リスク回避姿勢後退で、ドル/円は値を戻しています。

そのためメキシコペソ/円も、値を戻しています(^^♪

頑張れメキシコペソ!
 

現状図で表すと、現状はメキシコペソ>ドル>円ですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在11.25%(2023年3月31日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
 

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