メキシコ政策金利11.25%で据え置き
利下げ示唆もメキシコペソは横横推移
メキシコ銀行(BOM)は2月8日(日本時間の9日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り7会合連続で政策金利を11.25%に据え置くことを決定しました。
政策金利据え置きは、政策メンバー5人全員一致の決定です。
しかし注目の声明で「次回の会合で金利調整の可能性を評価する予定」と表明。
次回3月か次々回5月の利下げが示唆されました。
しかしさすがメキシコペソ、何ともないぜ!
予想されていたためか、ほぼ横横で推移しています。
まあ仮に次回3月か次々回5月に利下げがあっても現状の政策金利は11.25%で利下げ後でも十分高く、実質金利(政策金利-インフレ率)も大きくプラス!
人口増加(労働人口も当然増加)に高い経済成長率。
新型コロナウイルスからのサプライチェーンの再構築や対中警戒論から、アメリカに近いメキシコへの工場移転に伴う直接投の資加。
メキシコ経済・メキシコペソが上向きな根拠はたくさんあります(^^♪
これによりサトウの松井証券のFX自動売買でメキシコペソ円設定や、ループイフダンでメキシコペソ運用も絶好調です(^^♪
新興国通貨なのに底堅く、仮に下落してもその間は高いスワップポイントが助けてくれます。
再び上昇基調に転じている原油価格も、産油国通貨メキシコペソを支援してくれています( ・_・)b グッ
トルコリラなんて必要なかったんや!
※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。
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メキシコ政策金利は11.00%で据え置きインフレ見通しは上方修正されタカ派的内容に メキシコ銀行(BOM)は5月9日(日本時間の10日午前4時)金融政策決定会合を開き、市場予想通り政策金利を11.00%に据え置くこ[…]
メキシコ、政策金利11.25%に据え置き
メキシコ銀行(BOM)は8日、政策金利を11.25%に据え置くと発表した。
据え置きは7会合連続。
消費者物価指数の上昇率(インフレ率)は1月まで7カ月連続で5%未満だった。
同日開いた金融政策決定会合では、全会一致で金利の据え置きを決めた。
メキシコ銀行(BOM)は2023年春まで連続で利上げし、その後は政策金利を11.25%に据え置いている。
米シティグループ系のバナメックスが6日発表したリポートによると、市場参加者の大半は3月にも中銀が利下げに踏み切るとみている。
メキシコ銀行(BOM)のジョナタン・ヒース副総裁はX(旧ツイッター)に「次回以降の会合で金利調整を評価、検討する可能性がある」と投稿した。
引用元:日本経済新聞
結果、メキシコ銀行(BOM)政策金利
前回実績11.25%、市場予想11.25%に対し、実績11.25%
市場予想通りメキシコの政策金利は11.25%で据え置きとなりました。
メキシコ銀行(BOM)が2021年6月から23年3月までの15会合連続で続けてきた利上げも、5月会合で停止となり、2024年2月会合では7会合連続の据え置きとなりました。
政策金利据え置きの決定は、5人の政策メンバー全員一致でした。
ただし声明で、金融政策の先行きに関する文言が変更されました。
前々回11月、前回12月会合時の「政策金利はしばらくの間、現在の水準に維持する必要がある」が削除され、「次回以降の会合では、入手可能な情報次第で政策金利を調整する可能性を検討する」と表明されました。
つまり次回(3月21日)以降に、利下げへと転換する可能性を示唆したことになります。
【速報】
🇲🇽メキシコ銀行(BOM)政策金利
前回:11.25%
予想:11.25%
実績:11.25%予想通り7会合連続の据え置き
・据え置きは全会一致
・インフレリスクのバランスは引き続き上向き
・次回の会合で金利調整の可能性を評価する予定←😭 pic.twitter.com/5neHzJVs8o— サトウカズオ🇲🇽高配当株FX自動売買でFIRE (@tryjpyFX) February 8, 2024
政策金利発表の7時間前、メキシコ1月消費者物価指数(CPI)が発表され前年同月比で、
前回:4.66%
予想:4.88%
実績:4.88%
メキシコ1月コアCPIは同じく前年同月比で、
前回:5.09%
予想:4.72%
実績:4.76%
とCPIは3か月連続の上昇。
コアCPIも前月は下回ったものの、市場予想は上回っています。
CPIはメキシコ銀行(BOM)のインフレ目標3.00%±1.00%(つまり2.00%~4.00%内)を引き続き上回っていますが、より重視している、変動の大きい食品やエネルギーを除いたコアCPIは、12カ月連続で鈍化中です。
次回3月21日の会合までに、もう1回、2月消費者物価指数(CPI)・コアCPIが発表されるので、その鈍化状況によって3月利下げか5月利下げかが判断されそうです。
🇲🇽メキシコ1月消費者物価指数(CPI)前年同月比
前回:4.66%
予想:4.88%
実績:4.88%🇲🇽同1月コアCPI・前年同月比
前回:5.09%
予想:4.72%
実績:4.76%CPIは3か月連続上昇
コアCPIは綺麗な右肩下がりも今回は予想上回る
今夜政策金利発表⇒予想は据え置き
声明で3月利下げをにおわすかどうか pic.twitter.com/6Qouo4qUFC— サトウカズオ🇲🇽高配当株FX自動売買でFIRE (@tryjpyFX) February 8, 2024
メキシコ銀行(BOM)の次の行動は確かに利下げでしょう。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退するなか、今回のメキシコ銀行(BOM)の姿勢変更により、今後メキシコペソはいったんは対ドルで上値が重たくなる(ドル高・メキシコペソ安)展開が予想されますが、日本円は日本銀行(BOJ)による早期金利正常化観測が後退している状況から、メキシコペソ/円は堅調に推移すると思われます。
そもそも2月8日の日本銀行(BOJ)内田副総裁に続き、9日には植田総裁も衆院予算委員会で「先行きマイナス金利の解除を実施したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」との見解を改めて表明しています。
マイナス金利解除は既定路線も、それ以上の利上げ、つまり金利正常化は遠い・金融緩和政策を続けていく、と表明している訳です。
昨日の内田副総裁に続き植田総裁も衆院予算委員会で「先行きマイナス金利の解除を実施したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」との見解を改めて表明
非常に分かりやすい対話😅
市場では株高・円安が進行
サトウも株買って円売ります👍(←個人的見解) https://t.co/kthaPTYjNd— サトウカズオ🇲🇽高配当株FX自動売買でFIRE (@tryjpyFX) February 9, 2024
そのためメキシコと日本の金利差から結局メキシコペソ/円は底堅く推移していくと思われます。
高金利通貨国の実質金利
上記通り、メキシコ1月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年同月比+4.88%。
これによりメキシコの実質金利は、
政策金利11.25%-インフレ率4.88%=+6.37%!
実質金利で言うと、メキシコペソは現在唯一と言って”まともな”プラス金利となっています(^^♪
🇲🇽メキシコ銀行は政策金利を11.25%で据え置きましたが実質金利は
政策金利11.25%-インフレ率4.88%=+6.37%❗️
ちなみに南アフリカ+3.15%
トルコは-19.86%(酷い😭)メキシコペソ、有望だと思いませんか😊 pic.twitter.com/l39bc5ljYw
— サトウカズオ🇲🇽高配当株FX自動売買でFIRE (@tryjpyFX) February 9, 2024
ただし、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標が中央値+3.00%。
許容範囲を上下±1.00%としているので、上限4.00%~下限2.00%。
現状のインフレ率は、メキシコ銀行の目標値を上回っていることになります。
しかしメキシコのインフレ高進は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。
ご存知の通り、メキシコは産油国です。
原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。
トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れない部分があります。
とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A
現にこのインフレ率でもメキシコペソは堅調に推移しています。
では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ。
政策金利8.25%-インフレ率5.10%=+3.15%!
南アフリカ準備銀行(SARB)は利上げを停止しましたが、ようやくインフレも沈静化してきたようです。
問題のトルコは、政策金利45.00%-インフレ率64.86%=-19.86%!
トルコはインフレ高止まりが続いています。
インフレ率60%超えとか…。
トルコもようやく政策金利を45.00%まで引き上げてきましたが、遅きに失し、焼け石に水で、相変わらずひどい状態です(-_-;)。
まとめると実質金利的にも美味しい水準になっていますし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます(^^♪
政策金利発表でメキシコペソ
メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。
ドル/メキシコペソ
現在、1ドル=17.1711メキシコペソくらいでしょうか。
1月30日-31日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想通り政策金利を据え置きも、その後の会見でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が「3月利下げの可能性は高くない」との認識を示したこと。
さらに2月2日に発表された1月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月比で、
前回:21.6万人
予想:18.0万人
実績:35.3万人
失業率が、
前回:3.7%
予想:3.8%
実績:3.7%
と労働市場の強さが証明されたことから早期利下げ観測が大幅に後退し、ドル高が進んでいます。
結果、予想外にタカ派となったアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)と、利下げが示唆されたメキシコ銀行(BOM)会合との対比から、少しドル高・メキシコペソ安が進んでいます。
しかし2022年に続き2023年も最強通貨のメキシコペソ!
(ブラジルレアルもありますが、レアルは一般的ではないので除外(;^_^A)
新型コロナウイルス時の混乱や対中国包囲網などを背景に、アメリカの近くに工場を移転するサプライチェーンの再構築によるメキシコへの工場・物流拠点の移転など、メキシコ経済は活気づいています。
アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)による税制メリットと、地理的メリットを活かすことができるのは大きいです(^^♪
ドル/円
1ドル=149円56銭くらいでしょうか。
上記通り、日本銀行(BOJ)内田副総裁に続き、植田総裁も衆院予算委員会で「先行きマイナス金利の解除を実施したとしても、緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」との見解を改めて表明し、円安が進んでいます。
市場の一部では2024年内に4回の利上げがあるかも(-0.10%⇒0.00%⇒0.10%⇒0.25%)と見る動きもありましたが…、年1回利上げ(-0.10%⇒0.00%)が現実的では(;^_^A
メキシコペソ/円
1メキシコペソ=8円71銭くらいでしょうか。
メキシコの上値は重くなるかもしれませんが、それ以上に日本円が弱い(;^_^A
今後は今以上にドル/円に左右される展開となりそうです。
現状図で表すと、現状はドル>メキシコペソ>日本円ですかね。
いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。
毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
メキシコの政策金利は現在11.25%(2024年2月9日現在)。
なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪
さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
2024年8月26日-9月1日週前週比14.3銭のメキシコペソ安円高 8月26日週のメキシコペソ/円は、最高裁判事を含む裁判官を国民投票で選出する改革案を26日夜遅くにメキシコ議会下院で可決し、9月に6月の総選挙で[…]