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メキシコ政策金利を5.50%に【5会合連続で利上げ】

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メキシコは政策金利を5.50%に利上げ

メキシコペソ上昇・スワップも上昇中

 
メキシコ銀行(BOM)は12月16日(日本時間の17日午前4時)、金融政策決定会合を開き、政策金利を予想外に0.50%利上げし5.50%とすることを決定しました!

利上げは5会合連続。

市場は0.25%の利上げを見込んでいたのでポジティブサプライズとなり、ドル高・株安という逆風の中、メキシコペソも小幅上昇しています(^^♪
 

サトウのメキシコペソへのスワップポイント投資や、メキシコペソ手動トラリピは絶好調!

堅調な地合いと、スワップポイントの高さが好調の秘訣です。

トルコリラなんてなかったんや!
 

インフレの高さは気になりますが、メキシコ銀行は某国中央銀行と違い、まともに機能しています(;^_^A

原油価格も1バレル=70ドル台を維持していますし(メキシコは産油国)、多少値が下がってもスワップポイントでそれ以上に補ってくれるでしょう(^^♪

(トルコリラが真っ暗な分、より)メキシコペソの未来は明るい!
 

※:注意
この読まれている記事は最新の情報(現在のメキシコ政策金利記事)ではありません。

最新のメキシコ新政策金利情報を知りたい場合は、下の記事を参照ください。
 

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政策金利利下げ

 

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メキシコ銀行、政策金利を5.50%に

メキシコ銀行(中央銀行)は16日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.50%引き上げて5.50%にすると発表した。

利上げは5会合連続

これまでは0.25%の利上げを続けていたが、深刻化するインフレを受けて利上げのペースを引き上げる。
 

5人の委員のうち4人は0.50%の利上げを支持し、1人は0.25%の利上げを主張した

金融市場では事前に最低でも0.25%の利上げを見込む声が中心だった。

中銀は同日に出した声明で「インフレに影響を与えたショックの規模と多様性、世界的な金融引きしめによる問題を考慮した」と指摘した。
 

メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)によると、11月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比7.37%だった。

2001年1月以来、約21年ぶりの高水準だった。

中銀の目標上限である4.00%を9カ月連続で上回った

野菜などの食料品やエネルギーの価格が上昇した。

メキシコ人の主食であるトルティーヤの価格も上がっており、国民生活に影響が出ている。
 

中銀は1日に発表したリポートで22年1~3月の物価上昇率見通しを6.30%にした。

中銀の目標範囲内に入る時期は22年7~9月期としている。

ただ米ゴールドマン・サックスは9日のリポートで「物価上昇率は23年の上半期まで中銀の目標上限を上回り続ける可能性が高い」と指摘している。

 

引用元:日本経済新聞

 

結果、メキシコ銀行・政策金利

前回実績5.00%、市場予想5.25%に対し、実績5.50%!
 

日本経済新聞の記事にもある通り、市場予想0.25%を上回る0.50%利上げで、メキシコの政策金利は5.50%となりました。

これで利上げは5会合連続。
 

その原因はメキシコのインフレ加速です。

5会合連続ということは、それまで4会合連続で利上げしていたのですが、それでもインフレが収まらないのです。

原油などのエネルギー価格の上昇は、メキシコが産油国でもあるためプラスに働くこともあり仕方がないのですが、食料品などの生活必需品の上昇は国民の不満につながります。
 

また問題はメキシコ国内だけにとどまらず、声明でも

「アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は量的緩和の縮小(テーパリング)の加速し、また政策金利は2022年と2023年に予想した以上に上昇するとの見通しを示した」

「他の多くの新興国も利上げへと動いている」

と指摘しており、このままでは資金がアメリカや他の新興国に流れかねず、メキシコだけ後れを取る訳にはいかないと言う理由もあるようです。
 

それは5人の委員のうち4人は0.50%の利上げを支持したことからも伺えます。

5人のうち2人は金利高嫌いのロペス・オブラドール大統領に近い存在です。

それなのに1人は0.50%利上げを支持。

もう一人も据え置きではなく0.25%利上げを支持と、メキシコ銀行(BOM)内でインフレ加速への警戒感と・危機感が表れている証拠でしょう。
 

12月9日に発表されたメキシコ11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で、

前回:+6.24%
予想:+7.24%
実績:+7.37%

と、メキシコ銀行(BOM)のインフレ目標値である3%±1%、つまりは上限である4%を9カ月連続で上回っています。
 

また消費者物価指数から変動の大きい一部の食品とエネルギーを除いた11月コアCPIも、同じく前年同月比で、

前回:+5.19%
世雄:+5.62%
実績:+5.67%

と、CPIは2017年12月以来、コアCPIも2009年5月以来の高い伸びとなっています。

(トルコの11月消費者物価指数(CPI)同+21.31%、コアCPI同+17.62%と比べると低く見えますが、トルコが異常なのです(;^_^A)
 

メキシコ銀行(BOM)は、12月1日に発表した四半期レポートで、2022年第1四半期(1-3月期)の消費者物価指数(CPI)を前年比+6.3%

そしてメキシコ銀行の目標範囲(3%±1%)内に入る時期は2022年の第1四半期(7-9月期)としています。

(無理っぽいですけど(;^_^A)
 

今回の会合で、非常に優秀だったディアスデレオン総裁は退任となります。

来年からはロペス・オブラドール大統領に近いといわれるロドリゲス新総裁となります。

しかし市場では、インフレ圧力の強さ、および今回0.50%の利上げに及んだことで、従来見通しである2022年末で政策金利6.00%から、6.50%~7.00%へと引き上げています

当然この追加利上げ観測はメキシコペソ/円の支援材料となります。
 

他力本願ですが、隣国アメリカの景気回復・雇用改善は目に見えて明らかです。

アメリカの景気経済の回復はメキシコ経済、及びメキシコペソに恩恵を与えてくれることでしょう。

ありがたいことです(^^♪

メキシコペソ…有望ですね( ・_・) グッ

 

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高金利通貨国の実質金利

実質金利で言うと、メキシコペソは厳しいです。

上記通り、メキシコ11月の消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は前年比+7.37%と、10月の+6.24%から大きく上昇しています。
 

メキシコ銀行(中央銀行)のインフレ目標が中央値+3.00%。

許容範囲を上下±1.00%としているので、下限2.00%~上限4.00%。

現状はメキシコ銀行の目標値を大きく上回っていることに…。
 

インフレ高にはメキシコ銀行も危機感をいただいており、声明文にも「目標(中央値)であるインフレ率3%に向けて管理していく必要がある」と指摘しているくらいです。

当面の利下げはないでしょう。
 

ただメキシコのインフレ高は、エネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があります。

ご存知の通り、メキシコは産油国です。

原油高がメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働いています。

トルコと違いインフレ高は悪!…とは言い切れ部分があります。

とは言え、インフレが低いに越したことは無いですけどね(;^_^A
 

まあ現状、世界的には新型コロナ後の景気経済の回復からの資源高・原油高の傾向が続いています。

そう考えると、メキシコペソの下値も堅そうです♪

 


 
今回の政策金利の利下げによりメキシコの実質金利は、

政策金利5.50%-インフレ率7.37%=-1.87%!

まだまだマイナスとなっています。
 

ただ上記通り、メキシコのインフレ高はエネルギー価格の上昇、つまり原油高にも原因があるので、一概に悪いとは言えません。

原油高はメキシコ経済・メキシコペソにプラスに働きますからね。

現にこのインフレ率でも直近までメキシコペソは堅調に推移しています。
 

では他の高金利通貨国の実質金利がどうなっているかと言うと、同じく高金利通貨と言われる南アフリカ

政策金利3.75%-インフレ率5.50%=-1.75%!

トルコは、政策金利14.00%-インフレ率21.31%=-7.31%!
 

その他の国の通貨は金利が付かないことが多いですし、経済大国アメリカの隣国と言う立地条件は何事にも代えがたく、やはりメキシコペソへの投資は十分魅力的と言えます♪

 

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政策金利発表でメキシコペソ

メキシコの政策金利発表で、メキシコペソがどうなったかと言うと…。

ドル/メキシコペソ

現在、1ドル=20.8445メキシコペソくらいでしょうか。
 
メキシコの消費者物価指数(CPI≒インフレ率)は加速していますが、アメリカも同じくらい加速しています(;^_^A

アメリカの11月消費者物価指数(CPI)は、前年比+6.8%、コアCPIも同+4.9%と10月からさらに上回っていることから、量的緩和の縮小(テーパリング)の加速を決定し、2022年も年3回の利上げが予想されています。

今回メキシコ銀行(BOM)が先手を打ち、予想以上の利上げ幅を決定しましたが、アメリカとの金利差については今後も要注意です。

ドル/円

1ドル=113円70銭くらいでしょうか。
 
一時は115円を超えていたドル/円も、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の確認、そして感染拡大への警戒拡大への警戒感から、リスク回避の円買いが進んでいます。

ただまあ、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は量的緩和の段階的縮小(テーパリング)を加速しており、早ければ2022年3月にも利上げの可能性もあるといわれています。

一方日本銀行は景気回復の遅れから異次元金融緩和の止めることもできず、金利差拡大の面からドル/円は再び115円に向かって進む展開になると思われます。

メキシコペソ/円

1メキシコペソ=5円46銭くらいでしょうか。
 
同じくオミクロン株の感染拡大から、他の新興国通貨動揺にメキシコペソの上値は重いです。

ただ上記通り、アメリカをはじめ、他の国も量的緩和の縮小(テーパリング)の加速や利上げに走っています。

一番はインフレ高抑制ですが、資金流出を避けるためにもメキシコだけ後れを取る訳にいきません。

これの今後の利上げ観測は、メキシコペソにとってプラス材料で下支えすることでしょう。

まだまだ上昇余地はあると思っています。

頑張れメキシコペソ!
 

現状図で表すと、現状はドル>メキシコペソ>円ですかね。

いくでーやるでーメキシコペソ買い増しやー(IYM)。
 

メキシコペソ/円取り扱いFX会社を選定する際にとても重要な最新のメキシコペソのスワップポイント比較ランキングを載せておきます。

毎週更新していますので是非、参考にしてみてください。
 

メキシコの政策金利は現在5.50%(2021年12月18日現在)。

なによりメキシコはトルコや南アフリカよりも安定していることが大きな魅力です♪

さあサトウカズオと共にメキシコペソのスワップポイントを複利で積立投資していこう!
 

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