投資のトライ-アメリカ上昇相場

ドル円は一時113円70銭-71銭まで上昇!
2018年の年初来高値を更新し115円まで上昇?



アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は市場予想通り利上げを実施し政策金利は2.25%へ!

アメリカドルもすっかり高金利通貨となって、今後ますます日米金利差に伴うドル高円安が続きそうです。

一時は114円台を窺うところまで行きましたし、終値も1ドル=113円60銭台と、ドルは本当に底堅いですよね♪

先週のまとめ

先週のドル円は、米中貿易戦争の長期化への懸念が現実味を帯びてきましたが、好調なアメリカ経済はまだまだ続くとの認識が拡がり、リスク回避姿勢も後退。

結局、週の終値もおよそ1ドル=113円69銭と、先週の終値112円53銭から、1円16銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。

アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)

アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC、9月25-26日開催)の会合では、市場予想通り政策金利が0.25%利上げされ2.25%となることが決定されました。

しかし、FOMC声明文に「金融政策は緩和的」との文言が削除されたことから、市場関係者の間で追加利上げが終わる時期はそう遠くないとの思惑が浮上し、ドル売り(ドル安)が進みました。

日米首脳会談

ただ、同26日に行われた日米首脳会談で物品貿易協定(TAG)の交渉を開始することで合意したことで、日米首脳会談で最大の焦点とされたアメリカの日本車・日本製部品に対する追加関税が当面回避されることになり、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)姿勢が広まり、円売り(円安)が進みました。

日米金利差拡大の思惑も再び浮上したことも、ドル買い円売り(ドル高円安)への支援材料となりました。

個人消費支出

28日に発表されたアメリカ8月の個人消費支出(PCE)は前月比+0.3%と市場予想値と一致。

さらにアメリカ金融当局が注視するPCE価格指数も前年同月比+2.2%と、FRBの目標値である2%を上回りました。

注目された8月の賃金・給与も前月比+0.5%と大きな伸びを見せたことから、ドル買い(ドル高)が進みました。

ニューヨークダウ平均やナスダックも底堅く推移したことも支援材料となり、結果ドル円でも円高が進み、結局113円68銭-69銭でこの週の取引を終えました。

ドル円の推移

先週のドル円推移は、112円28銭-29銭から113円70銭-71銭でした。

ちなみに先々週のは、111円66銭-67銭から112円86銭-87銭です。

さらにその前の週は、110円84銭-85銭から112円16銭-17銭です。

参考までにその前は、110円37銭-38銭から111円75銭-76銭です。

ひとつおまけに前週、110円68銭-69銭から111円82銭-83銭です。

もうひとつおまけで、109円77銭-78銭から111円48銭-49銭です。




今週の予想

今週のドル円は、10月5日発表のアメリカ雇用統計も堅調な結果になると見込まれており、引き続きアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ姿勢の継続方針を後押しする内容になるとの思惑から、日米金利差拡大を意識したドル買い円売り(ドル高円安)が進むと予想します。

(市場予想値をよほど下回らない限りはドル高基調継続と見ます)


今週の重要な米国・日本のイベントは、

10月01日の米国:ISM製造業景況指数

10月05日の米国:雇用統計

などが予定されています。


今週の注目は何と言っても5日の9月アメリカ雇用統計です。

市場予想は、

失業率:3.8%
(前回8月実績前回3.9%)

非農業部門雇用者数:前月比+18.8万人
(同+20.1万人)

平均時給:前年比+3.0%

となっています。

平均時給の予想値が高いな、という印象ですが、市場予想と一致、もしくは上回れば当然のこと、よほど大きく下回らない限りは12月追加利上げを阻む利用にはなり得ず、ドル高基調は継続となるでしょう。

アメリカ雇用統計

米中貿易戦争ですが中国側はアメリカとの長期化に備えているとの報道もあり、簡単には収束しそうにない状態です。

経済冷戦の様相を呈してきており、警戒感からのリスク回避姿勢の円買い(円高)は当面続くでしょう。

しかしアメリカの追加利上げは2018円はあと1回(年合計4回)、2019年も3回が予定されており、雇用統計やインフレ関連指標が市場予想を大きく下回らない限りは、日米金利差拡大への思惑から底堅く推移しそうです。

強気のアメリカ通商政策

アメリカ・トランプ政権は貿易収支の改善を目的に各国に対し、強気な通商政策を推し進めています。

そのため上記通り、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進む可能性があります。

日米物品貿易協定(自由貿易協定ではなく、あくまで物品貿易協定)や、カナダとのNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉次第では、トランプ政権の強硬姿勢を嫌気したドル売り(ドル売り)が進む可能性もあります。

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、112円00銭から115円00銭までと予想します。

ちなみに先週は、111円00銭から114円00銭という予想でした。


FX(外国為替証拠金取引)の感想

先週(17日-29日)のドル円も、週の最安値が週前半(18日)。

週の最高値が週後半(29日)と面白いように綺麗な右肩上がりのチャートでドル高円安が進んでいきました。

冒頭に書いた通り、年初来最高値を更新し、1ドル=114円台回復手前まできています。

チャート的には、このまま行けば115円まで行く展開なのですが、もうそろそろドル高を嫌うドル安志向のトランプ大統領が「ドル高円安許すまじ!」とか言い出し(つぶやき)かねない領域なんですが(笑)、はてさて…。

(あ、そこらへんのドル円為替見通しブログの素人管理人の予想ね)


さてアメリカとの物品貿易協定(TAG)。

これにより当面25%とも言われる自動車追加関税を回避することに成功しました。

これは大きいですね!

当然リスク回避姿勢の円高とならずに、リスクオンの円安となっています。

で、この物品貿易協定(TAG)、自由貿易協定(FTA)とはどう違うのかと言うと、TAGは商品などの物品に限った貿易に対する協定です。

一方FTAは、物品に限らず、サービスや電子商取引、著作権や特許権、経済のルールなど、幅広い分野を含んでいます。

アメリカ産牛肉などはターゲットになるでしょうから農家には厳しい交渉にはあるかもしれませんが、一応上限(下限?)値は環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)となっているので、アメリカ側も譲歩(?)した格好となっています。

しかし…、これでアメリカはPP11に復帰する意味は、ますます遠のいたなぁ…。


今後のドル円相場は、

短期:108円~115円程度のレンジ相場

長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

110円を挟み±5円程度でしょうか。

みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪