投資のトライ-アメリカと中国

アメリカ2000億ドル規模の関税引き上げを実施!



先週のドル円は、右肩下がり(涙

週明けから1ドル=111円を割ってスタートしています。

その後、110円の大台までも割り込み、円は他の通貨でも全面高の展開に。

ドル円は、ドルも強いのでまだ大丈夫と思いますが、世界的にドル高円高が続いているのでクロス円(特に豪ドル円・ユーロ円)は少し心配ですね…。


アメリカドルはFX自動売買で為替差益を狙っても良し、長期保有でスワップポイントを狙っても良しでアメリカドルもすっかり高金利通貨の仲間入りですね♪

2019年5月6日週のまとめ

先週のドル円は、

【ネガティブ材料】
●各国中央銀行はハト派へ傾斜

●アメリカ、対中関税を25%に引き上げ

●リスク回避の世界同時株安に…


【ポジティブ材料】
●中国経済は持ち直す(経済指標良好)

●アメリカ経済も悪くない

●トランプ大統領「米中協議は建設的だった」とコメント


【中立材料】
●アメリカ利上げ休止の可能性

●アメリカ利上げ継続の可能性

⇒結局はデータ(経済指標)次第


と、何と言っても米中貿易協議における中国側の合意内容の撤回・後退。

それによりアメリカ代表団は激怒。

結果アメリカは、2000億ドル規模の対中関税の10%から25%への引き上げを発表。

中国側も報復関税を匂わせたことによる米中貿易戦争激化懸念によるリスク回避の円買い(円高)から、週の終値はおよそ1ドル=109円98銭と、先週の終値111円09銭から1円11銭程度のドル安円高となり、この週の取引を終えてしまいました。

米中貿易摩擦長期化懸念

上記通り、中国側の合意内容後退にしびれを切らしたアメリカ・トランプ大統領は、現在10%に据え置かれている対中関税を25%に引き上げると表明。

また一部報道により「中国側は米中協議自体の中止を検討している」ことが伝わると、リスク回避的なドル売り円買い(ドル安円高)が急速に進みました。

さらに中国政府が、アメリカ政府が実際に対中関税を強化した(25%に引き上げた)場合、中国側も報復関税を行うとしたことから、投資家心理は冷え込み、リスク回避的な取引が拡大していきました。

米中貿易協議は建設的?

しかし中国側代表団はワシントンに向け出発。

米中貿易協議は予定通り行われ、さらに米中協議終了後にトランプ大統領(やムニューシン財務長官)、中国側代表団も「協議は建設的だった」とコメントしたことから、協議継続への期待が高まり、過度なリスク回避姿勢は後退。

またNYダウ平均やナスダック総合指数など米国株価も上昇したことから、結局ドル円は109円97銭-98銭でこの週の取引を終えました。

ドル円の推移

先週のドル円推移は、109円46銭-47銭から110円98銭-96銭でした。

ちなみに先々週のは、111円57銭-58銭から111円08銭-09銭です。

さらにその前の週は、111円76銭-77銭から112円16銭-17銭です。

参考までにその前は、110円84銭-85銭から112円08銭-09銭です。

ひとつおまけに前週、110円87銭-88銭から111円89銭-90銭です。

もうひとつおまけで、110円78銭-79銭から112円13銭-14銭です。




2019年5月13日週の予想

今週のドル円は、米中貿易協議の進展具合を確かめる展開となりそうです。

ただ、米中貿易協議は継続して行われる見込みであり、過度なリスク回避的の円買い(円高)は後退すると思われます。


今週の重要なアメリカ・日本のイベントは、

05月15日のアメリカ:4月 小売売上高

05月16日のアメリカ:5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

などが予定されています。


注目は、アメリカ4月月小売売上高。

03月実績:前月比+1.7%(同1.6%から上方修正)
市場予想:前月比+0.3%

と、前月の03月実績から大きく鈍化する見通しとなっています。

しかしこれは03月実績が予想外に強含んだ結果であり反動です。

同水準であればドル売り(ドル安)材料とはならないでしょう。

米中貿易協議は継続?

先週は上記通り、アメリカ政府が2000億ドル規模の対中関税を10%から25%への引き上げたことで、中国側の報復処置のこともあり、米中貿易戦争の激化・世界経済への影響懸念から、リスク回避の円買い(円高)が進みました。

しかし米中両国は、協議自体は継続するとしており、過度なリスク回避姿勢(の円高)は後退する見込みです。

アメリカの製造業景況感や、中国経済が持ち直してきていることも、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る姿勢)のドル買い(ドル高)に結びつきやすいです。


中国交渉団の代表である劉鶴副首相も中国メディアに対し「中米は今後、北京で話し合いを継続することで合意」とコメントしました。

今のところ米中とも譲歩する姿勢を見せていないものの、交渉決裂ではなく、先延ばしとなっても米中協議が継続されれば、リスク回避の円買い(円高)は後退していくでしょう。

利下げ観測は後退中

アメリカのインフレ率(≒消費者物価指数)は、前年同月比で+2.0%と加速していないものの、雇用は堅調であり、各種経済指標も悪くはありません。

アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測は後退しており、今週の4月小売売上高や、5月フィラデルフィア製造業景気指数など経済指標が上回ればもちろん市場予想通りでも、ドルを買い戻す動き(ドル高)が進みそうです。


ただ米中貿易協議は長期化しそうであり、またユーロ経済や豪州経済、新興国経済の景気減速懸念は払しょくされておらず、大きくドル高円安方向に進むとも思えない状況となっています。

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、109円00銭から111円50銭までと予想します。

ちなみに先週は、109円50銭から112円00銭という予想でした。

(1ドル円為替見通しブログの1管理人の予想ね)




FX(外国為替証拠金取引)の感想

【5月13日追記】
と、ここまで5月12日に書いてきたのですが…。

5月13日になって中国側が報復関税を発表

分かり切っていたことだとは思うのですが、投資家の心理は冷え込み、市場は過敏に反応。

リスク回避の円全面高の展開となっています。




しかし中国の報復関税は限界です。

下の図の通り課す製品がありません。

総合的に困るのは断然中国です。

市場も最終的にはアメリカが勝利すると踏んでいます。

中国…どこまで抵抗するのでしょうか…。




そもそもこのアメリカによる中国製品の輸入品に対する2000億ドル規模の対中関税の10%から25%への引き上げも、中国側が原因です。

中国側は「明文化・条約締結前なのでアメリカの批判は的外れだ!」との声明を出していますが、交渉団が口頭でも「OK!」と言ったらそれは合意だろうに…。

「90%-95%合意」と言う楽観姿勢は打ち砕かれてしまいました(涙




【5月12日記載に戻る】

ただ上記通り結局行われた米中貿易協議においてトランプ大統領が「協議は建設的だった」とコメントしたことから、リスク回避姿勢は後退して週の取引を終えています。


5月10日現在、株価・ドル円に関連する指標として注目の恐怖指数(VIX指数)は16.04

5月8日には、19.40を付けていましたから、少し落ち着いてきています。

トランプ大統領を始めとする米中両国も全面的な貿易戦争は望んではいないでしょう。

通常は10から20の間で推移する指数ですので、市場はまだ冷静さを保っている、と言って良いと思います。

アメリカ株価は現状大きく崩れていませんし、結果ドルも大きく崩れない…と思うのですが…。

個人的にも特にアメリカ株価は頑張れー!

(どこにでもある1ドル円為替見通しブログの1素人管理人の意見ですからね!)


今後のドル円相場は、

短期:107円~114円程度のレンジ相場

長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

110円を挟み±5円程度でしょうか。

みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪