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ドル円は日銀の異次元金融緩和策の出口戦略で円高!為替見通し予想7月第4週

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日本銀行がこの状況下で、異次元金融政策への出口戦略を検討するとは思えないですけど、市場の根強い思惑から円買い(円高)が進んでいます。

本当かねー…。

日本銀行金融政策決定会合、その結果は7月31日に!
 

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先週のまとめ

先週のドル円は、日本銀行が現在の異次元金融緩和政策を修正するのではないかとの思惑から、ドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。

しかしその後、米欧首脳会談の結果、アメリカと欧州連合(EU)との貿易戦争への懸念が後退し、関係悪化の思惑も薄れてきたことから、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態のドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。

アメリカ4-6月期の国内総生産(GDP、速報値)が市場予想をやや下回る結果となったことから、材料出尽くしでドルは値を下げ、週の終値もおよそ1ドル=110円99銭と、先週の終値111円44銭から、45銭銭程度のドル安円高となり、この週の取引を終えています。
 

異次元金融緩和

日本銀行が7月30日-31日開催の金融政策決定会合で、異次元金融緩和政策の出口戦略を検討するのではないか、との一部報道により、日米金利差縮小の思惑からドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。

日本銀行は報道を否定。

さらに10年国債を0.10%の水準で無制限に買入れる指値オペを実施するなどの強い姿勢を見せたものの、それでも金融緩和政策の出口戦略を検討するのではないかとの思惑は根強く、日本の長期金利は上昇し、円買い(円高)が進みました。
 

アメリカ4-6月期国内総生産

27日発表のアメリカ4-6月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比年率+4.1%と1-3月期の2.2%から高い伸びを示したものの、市場予想はやや下回る結果となったことから、アメリカの長期金利は低下し、ドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。

そのためドル円は一時110円79銭-80銭まで下落し、結局110円98銭-99銭でこの週の取引を終えました。
 

ドル円の推移

先週のドル円推移は、110円58銭-59銭から111円53銭-54銭でした。

ちなみに先々週のは、111円38銭-39銭から113円16銭-17銭です。

さらにその前の週は、110円29銭-30銭から112円79銭-80銭です。

参考までにその前は、110円27銭-28銭から111円13銭-14銭です。

ひとつおまけに前週、109円36銭-37銭から110円93銭94銭です。

もうひとつおまけで、109円54銭-55銭から110円75銭-76銭です。

 

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今週の予想

今週のドル円は、日米の金融政策決定会合次第の展開が予想されます。

アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)、日本銀行とも政策金利は据え置き予想も、その後の声明や談話などで、FOMCは利上げ方針の継続日本銀行は現状の異次元金融政策の継続に注目が集まります。
 

今週の重要な米国・日本のイベントは、

07月30-31日の日本:日本金融政策決定会合

7月30日-8月1日の米国:連邦公開市場委員会(FOMC)

08月03日の米国:雇用統計

などが予定されています。
 

今週は重要イベント盛りだくさんの週で、値は大きく動きそうですね。

その中でも注目はアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)

政策金利は据え置き予想も会合後の声明で、今後の利上げ継続方針、とりわけ9月利上げの手がかりが得られればドル買い(ドル高)材料となります。

トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)による利上げについて批判的な見解を示したことからも、より注目度は高まっています。
 

日本銀行金融政策決定会合

日本銀行は、7月30から31日に金融政策決定会合を開催します。

一部で報道された異次元金融緩和政策が今後も継続されるかどうかに注目が集まります。

日本のインフレ率の伸びは弱く、金融緩和政策は長期化することが予想されます。

このため国内の銀行の収支は厳しくなっており、一定の配慮から金融緩和策の緩和が行われるのではないか、との見方が浮上してきています。

異次元金融緩和政策からの出口戦略に言及が及んだ場合、円買い(円高)が進む可能性が高まります。
 

連邦公開市場委員会(FOMC)

アメリカでも連邦準備制度理事会(FRB)が7月31日-8月1日で連邦公開市場委員会(FOMC)を開催します。

アメリカ・トランプ大統領は先日ドル高について「望ましくない」と発言。

また利上げについても「アメリカ経済の成長を阻害する」と批判的な見解を示しました。

その後「中央銀行の独立性を尊重する」と上記発言の修正に回りましたが、市場はFRBへの圧力と受け止めドル売り(ドル安)が進みました。

トランプ大統領の発言でもFRBの政策に影響はないとの見方が大半なものの、トランプ大統領の異例の発言により、今まで以上の注目が集まってています。

市場予想は金融政策の現状維持も、FOMC後の声明で利上げ方針の継続に変わりがなければ、ドル高への支援材料となり、ドル円は底堅く推移するでしょう。
 

アメリカ7月雇用統計

8月3日にはアメリカ7月の雇用統計が発表されます。

市場予想は、

非農業部門雇用者数:
前月比+19.5万人(6月同+21.3万人)

失業率:
3.9%(6月4.0%)

平均時給:
前年比+2.7%(6月同+2.7%)

となっています。

市場予想を上回ればもちろん、一致の場合でも、アメリカ景気の拡大傾向が続くとの見方から、ドル買い(ドル高)材料となり、ドル円は底堅く推移することでしょう。
 

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、110円00銭から113円00銭までと予想します。

ちなみに先週は、110円00銭から113円00銭という予想でした。
 

FX(外国為替証拠金取引)の感想

先週、年初来高値に近づいてきて、いよいよ更新か!というタイミングで起こったトランプ大統領のドル高牽制発言。

この発言を機に警戒感からドルは売られ(ドル安になり)、一気に110円台まで値を下げています。

しかし110円前半には、しっかりとドル買いオーダーが入っており、110円の壁は厚そうです。

大きく値崩れする可能性は低く、今週も狭い範囲でのレンジ相場が続きそうです。
 

降って湧いたような日本銀行の異次元金融緩和政策の出口戦略。

正確には金融緩和政策の副作用から前々から言われていましたが、金融政策決定会合を前に再燃しています。

低金利による収支の悪化により金融機関がマスコミを使って、都合の良いニュースを流しているのではないかと思えなくもないですが、金融政策をもう少し弾力的に運用すると言うことはあり得なくもないです。

その場合は円高材料となってしまいますが、ご存知の通り日本のインフレ率は4月前年比+0.6%、5月6月も同+0.7%です。

物価目標の2%には程遠く、大きく変えようがありません(涙

当面ドル円は上記通り、110円00銭から113円00銭でのレンジが続くと予想します。
 

今後のドル円相場は、

短期:108円~114円程度のレンジ相場

長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

110円を挟み±5円程度でしょうか。

みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪

 

 

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