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トルコショックからリスク回避広まる!ドル円為替見通し予想8月第2週

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トルコとアメリカの外交・経済戦争。

アメリカは11月に中間選挙を控えています。

お金を使わず、口先だけで支持率が上げられる人権カードを切ってきました。

トルコはエルドアン大統領の強権政治で国を保っています。

国民や政敵に弱腰姿勢を見せる訳にはいかないのでしょう…。

弱腰姿勢を見せても見返りが十分ならば、国民から支持されると思うのですが、どうなんでしょうね。
 

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先週のまとめ

先週のドル円は、引き続き堅調なアメリカ雇用統計の内容からアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ方針の継続を支持するとの見方から、日米金利差拡大の思惑が広まり、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。

しかし7日、アメリカが160億ドル相当の中国製品の輸入品に25%の関税を課すことと発表。

これに対して中国もすぐさま同規模の報復関税を課すことを発表したことから、米中貿易戦争激化への懸念が高まり、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。

結局、週の終値もおよそ1ドル=110円93銭と、先週の終値111円27銭から、34銭銭程度のドル安円高となり、この週の取引を終えています。
 

トルコショック

新興国トルコの経済不安が世界的に広がりました。

ブランソン牧師問題によるアメリカ・トルコ間の関係悪化により、通貨トルコリラは急落。

欧州中央銀行(ECB)が「欧州域内の銀行が保有するトルコ向け債権に対する懸念を強めている」と警告を発したことからユーロ売り円買い(ユーロ安円高)が進行。

この影響でドル円もリスク回避の(少しの)ドル売り(と大きく)円買い(ドル安円高)が進みました。

(正確にはユーロ安ドル高円高)

10日には、トルコのよる経済対策の発表の最中に、アメリカ・トランプ大統領がトルコからの鉄鋼とアルミニウムに課している関税率を倍に引き上げる(鉄鋼関税は50%、アルミ関税は20%)ことを発表したことから、トルコ経済への不安は一層高まり、他の新興国へも波及。

リスク回避の円買い(円高)はさらに進み、ドル円は一時110円50銭-51銭まで下落しました。

しかしトルコ国内で自宅軟禁となっているブランソン牧師の解放についての話し合いは継続されているとの一報もあり円買い(円高)は一服。

結局110円92銭-93銭でこの週の取引を終えました。
 

ドル円の推移

先週のドル円推移は、110円50線-51銭から111円52銭-53銭でした。

ちなみに先々週のは、110円74銭-75銭から112円14銭-15銭です。

さらにその前の週は、110円58銭-59銭から111円53銭-54銭です。

参考までにその前は、111円38銭-39銭から113円16銭-17銭です。

ひとつおまけに前週、110円29銭-30銭から112円79銭-80銭です。

もうひとつおまけで、110円27銭-28銭から111円13銭-14銭です。

 

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今週の予想

今週のドル円は、米中貿易戦争激化や、トルコに端を発する新興国通貨への懸念から、リスク回避の円買い(円高)は継続すると予想されるものの、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ方針の継続への思惑から、日米金利差拡大の観点からのドル買い(ドル高)も継続されるとも予想されます。
 

今週の重要な米国・日本のイベントは、

08月15日の米国:7月小売売上高

08月10日の米国:8月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

などが予定されています。
 

注目は7月小売売上高。

市場予想は前月比+0.1%と、前月(6月)実績の+0.5%を下回る見通しとなっています。

市場予想を上回ればもちろん、一致した場合でもプラス圏を維持できれば、ドル売り(ドル安)材料とはならず、ドルは堅調に推移する見込みです。
 

しかし…、やっぱり今週もトランプ大統領をはじめとする政府高官による政治的な発言が為替を左右しそうですね。

(11月の中間選挙までは仕方が無いのかなー…)
 

米中貿易戦争激化

米中両国は貿易問題を巡って争いが激化しており、現状収まる気配が見えていません。

ただ米中貿易戦争激化により、長期化すれば長期化するほど中国経済の減速が予想されており、中国側が折れる(落としどころを探る)形で米中両国の協議が再開されるのではないかとの話もあり、また中国に比べアメリカへの影響は軽微であり、ドルに対するマイナス材料とはなってはいません

好調なアメリカ経済、堅調な労働市場が続いていることも、年内あと2回(9月と12月、今年合計年4回)の追加利上げを後押ししており、ドルが大崩れするとは考えにくいのが現状です。
 

トルコショック

ただトルコリラの急落により、欧州中央銀行(ECB)は欧州域内の一部銀行が保有するトルコ債権に対する懸念を強めており、世界的な金融市場への影響を懸念したリスク回避的な円買い(円高)が進む可能性があります。

しかし同様に、トルコをはじめとした新興国経済の悪化・懸念から、資金が米国に還流するとの見方もあり、これはドル買い(ドル高)材料となっています。

結果、やはりレンジ相場になる可能性が高いです。
 

日米通商協議

ただ9日からワシントンで開催された日米通商協議(FFR)の会合には注意が必要です。

アメリカ側は、2国間交渉の開始を要請。

一方日本側は、環太平洋連携協定(TPP)への復帰を要請したと伝えられています。

市場関係者の間では、日本側がアメリカの要求に応じる形での日米自由貿易協定(FTA)の交渉を開始する、との見方が大勢なものの、締結されればドル買い円売り(ドル高円安)材料になると言われています。

対日貿易赤字削減に答える形で、アメリカから液化天然ガス(LNG)や防衛関連品の購入拡大を検討しているとの報道もあり、来月に再度開催される日米通商協議(FFR)の会合には、引き続き注意が必要です。
 

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、109円50銭から112円50銭までと予想します。

ちなみに先週は、110円00銭から113円00銭という予想でした。
 

FX(外国為替証拠金取引)の感想

この記事はドル円について書いた記事なのですが、このトルコリラ急落、トルコ経済の先行き不安からリスク回避の円高が進んでいきました。

トルコとアメリカの外交・経済戦争の結果、
 


 
サトウカズオは退場(損切り)しました。

マイナス1,600万円。

そうだ…これは夢だ…
 


 
明日からどうしよう…。

それにしてもトランプ大統領も11月の中間選挙で勝つために、何でもやってきますね。

北朝鮮に拘束された大学生の解放時など、トランプ大統領・共和党の支持率が上がったので、それに倣ったのでしょう。

だってお金かかりませんし、人権とくればアメリカ民主党員だって支持します。

やられた方がたまったものではありませんが…。
 

上記に隠れてしまった感が強いですが、週末日米通商協議(FFR)の会合が開かれていました。

結論は次回会合に持ち越されましたが、アメリカ側の要求は厳しいですね。

要求を撥ねつけるわけにもいかず、かと言って全面的に受け入れるわけにもいかず、なんとかかわしつつ妥協点を見つけて欲しいものです。
 

今後のドル円相場は、

短期:108円~114円程度のレンジ相場

長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

110円を挟み±5円程度でしょうか。

みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪

 

 

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