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フィッチがトルコをジャンクに引き下げ

格付け会社フィッチ・レーティングスは本日、トルコの格付けをBBB-からBB+に引き下げ”投機的格付け(ジャンク)”にすると発表しました。

これで世界3大格付け会社(ムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチ・レーティングス)すべてがトルコを投機的格付け、いわゆるジャンクと格付けした訳です。

ムーディーズ:Ba1
スタンダード&プアーズ:BB
フィッチ・レーティングス:BB+

(スタンダード&プアーズは格付け”BB”をもって投機水準としています)

あ、正式にはトルコという国自体が投機的格付け(ジャンク)となった訳ではなく、トルコの長期国債が投機的格付け(ジャンク)となった訳です。

今まではムーディーズ、スタンダード&プアーズ(以降S&P)が既にトルコを投機的格付け(ジャンク)にする中で、唯一フィッチ・レーティングス(以降フィッチ)だけは最低級ではあるものの投資適格級である”BBB-“を付与していたのですが…、そうですかジャンクですか…。


S&Pもトルコの見通しをネガティブに

同じくS&Pもトルコの長期国債の格付け見通しを”安定的”から”ネガティブ”に引き下げました。

現状ただでさえ投機的格付け(ジャンク)なのに、さらに見通しがネガティブとは…。

今後さらに引き下げられる可能性が高いということでしょうか(そういうことなのでしょう)。

民間企業の発表ですが、トルコ経済とトルコリラにとっては死活問題なので、今後も注意深く見守っていく必要があります。


トルコがジャンクになった影響

さて、この各付け会社による投機的格付け(ジャンク)の何が問題かというと、お金が借りられない、お金が流入してこないということです。

それはそうですよね、いくら金利が高くても世界的格付け会社がジャンク(紙屑、がらくた)と言っているものには危険すぎて投資はしないですよね。

個人投資家が失敗したら自己責任。

ましてや他人のお金を預かり運用する投資会社やファンドマネージャーが失敗したら、出資者からの信用は無くなり、次回から資金が集まりません。

ただでさえトルコは外国資本を必要としている国です。

外国資本が国内に流入してこないとトルコ経済が回らないのです。

エルドアン大統領も外国資本頼みのトルコ経済をなんとかしようとしていますが、現状外国資本に頼らなければならないのが実状です。

なのにトルコ国内にお金が入ってこないと…。

前回もトルコ長期国債の格付け引き下げ時にはエルドアン大統領は反発していましたが、トルコ経済自体はそんなに悪くないので、その他の要因

  • テロなどの治安リスク
  • エルドアン大統領の強権姿勢

をなんとか改善して頂けるだけで、格付けも引き上げられると思うのですが…。

トルコリラはどうなった

さて、このフィッチによる引き下げ発表によりトルコリラはどうなったかというと…、

なんとトルコリラ買い(トルコリラ高)となっています。

まさかの反応!

トルコの格付けがジャンクになったのに…。

材料出尽くしで買われたのか、それとも既に市場は織り込み済みだったのか…。

上下激しく乱高下しましたが、発表前よりもドル安トルコリラ高、トルコリラ高円安と管理人が望む方向に進んでいます。

ただ為替市場がクローズ寸前だったので、月曜日朝の始値には再度注意を払っておかなければいけませんね。


今後のトルコリラ

このフィッチによる格付け引き下げによりトルコはお金を集めにくくなりました。

では今後どういったことが考えられるでしょう。

(トルコ政府、エルドアン大統領は反発するでしょうが)信用が下がった分、それ以上の魅力を投資家に示さなければなりません。

そうなると“金利の上昇”、つまりは“政策金利の引き上げ(利上げ)”です。

こうなると先日トルコ中央銀行がまさかの政策金利を据え置いたことも納得がいきます。

フィッチが格付けを据え置いたならば、トルコリラは買われる(トルコリラ高になる)でしょうから、政策金利を上げる必要はないでしょうし、格付けが引き下げられるのなら、トルコリラは売られる(トルコリラ安になる)でしょうから、対策として金利を引き上げる必要があると。

うーん、なかなか考えていますねトルコ中央銀行!

ということは、政策金利の引き上げ(利上げ)ですね。

エルドアン大統領からの利下げ圧力が心配ですがやむを得ないと思います。

(1ブログ1管理人の感想です)

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